ポール・アンカ

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テンプレート:Infobox Musician ポール・アンカPaul Anka, 1941年7月30日- )はカナダ出身のポピュラーシンガーソングライターマイケル・ジャクソンの遺作、THIS IS ITの共作者として知られる。

人物・来歴

レバノン正教徒移民の子としてオタワで生まれた。1990年にアメリカ市民権を得ている。ニール・セダカやデル・シャノンと共に、ポップスの草創期を代表するシンガーソングライターであり、その草分け的存在でもある。

1957年に自分の弟のベビーシッターへの片思いを綴った自作曲「ダイアナ」"Diana"でデビュー。この曲はいきなりビルボードの1位にランクインした。その後、「君は我が運命」"You Are My Destiny"、「ロンリー・ボーイ」"Lonely Boy"などのヒットを飛ばす。

1960年代半ばからはヒット曲に恵まれず低迷するが、70年代にはトム・ジョーンズに「シーズ・ア・レイディ」を提供した。また1974年にフランク・シナトラが引退するという噂を聞いて、彼のためにスタンダード「マイ・ウェイ」を提供する。これは、アンカがとあるシャンソンの曲(Comme d'habitude)の歌詞を英詞で書き直したものである。また、自身もオディア・コーツとのデュエット曲である「二人のきずな」"(You're)Having My Baby"をビルボードチャートの1位にチャートインさせ、復活した。

2002年にはドラマ「ゴールデンボウル」の主題歌に「君は我が運命」が起用され、劇中でもアンカの楽曲が何曲も使用された。

2005年、ハードロックグランジソウルなどの曲をジャズのアレンジでカヴァーしたCD『ロック・スウィングス』をヒットさせた。

現在はラスベガスを代表するスターとして活躍している。

田原俊彦が歌ってヒットし、日本歌謡大賞を受賞した『さらば‥夏』はポール・アンカの書き下ろし作品である。

エピソード

  • アンカにはAmelia、Anthea、Alicia、Amanda、Alexandra の5人の娘がいる。娘達のイニシャルはすべてA.A.である。
  • 2008年9月26日朝、「とくダネ!(フジテレビ系)」のコーナー、「小倉智昭の週刊!エンタ☆マイスター」に生出演し、"ダイアナ"他2曲を50'sメドレーとして歌った。この際、"ダイアナ"のサビの部分を小倉智昭に歌わせるサービスを行った。

マイケル・ジャクソンとの共作

1983年に楽曲を共同制作していたが、Thrillerの大ヒットでマイケルが多忙になりレコーディングは中止になった。 その時に制作されていたのがマイケルの遺作となるTHIS IS ITである。アルバムXscapeに収録されるLove Never Felt So Goodも同時期に制作されていた。

主な作品

関連項目