ペーパーマリオRPG

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テンプレート:Pathnav テンプレート:InfoboxペーパーマリオRPG』(ペーパーマリオアールピージー、Paper Mario: The Thousand-Year Door)は、インテリジェントシステムズ開発、任天堂発売のアクションRPGである。ペーパーマリオシリーズの2作目。略称ではペパマリが使用されることが多い。

概要

タイトルでは繋がっていないものの、NINTENDO64で発売された『マリオストーリー』の実質的な続編。そのため、ストーリーに絡みこそしないものの『マリオストーリー』に登場した地名やキャラクターの名が随所に登場する(一部キャラクターは本作にも登場)。仮題段階では実際に『マリオストーリー2』とされていた。

前作の『マリオストーリー』でもキャラや仕掛けが紙のようにペラペラだったが、今作ではマリオが紙飛行機になってゆっくりと飛んだり、ページがめくれるような演出で橋ができたりと、紙らしさが更に向上した。また、マリオの体の形(デザイン)も前作から少し変更されている。

今作では各ステージの終わりに「スーパークッパブラザーズ」がプレイできることもある。内容はクッパを操作する『スーパーマリオブラザーズ』風の横スクロールアクションゲームで、プレイするクッパ自体の「残り人数」は無限なため、何回ミスしても再トライできる。また、やられるたびにクッパの台詞も変わり、画面上のステージの右側の数字表記がどんどんあがる。さらに、「ピーチ姫ストーリー」というものも存在し、これも各ステージをクリアした後に進めることが可能。「テック」という心を持ったコンピューターと触れ合うかたわら、プレイヤー自身がピーチ姫を動かし少しずつ黒幕の目的を解明していく物語である。

続編として、『スーパーペーパーマリオ』が2007年4月19日に発売された(ただし、ジャンルはRPGではなくアクションアドベンチャー)。

前作と見た目の雰囲気こそあまり変わらないものの、物語の背景やシナリオなどにハードな描写が増え(メインとなる街が荒れ放題なうえシンボルが「絞首台」である、「マフィア」「裏の世界」「例のブツ」などの反社会的な言葉が出てくる、さらに「親の金を盗った」「カードでイカサマした」などの犯罪行為の登場、心理的な恐怖を描いたシナリオが存在するなど)、音楽の雰囲気もかなり堅いものが増えた。この傾向は続編『スーパーペーパーマリオ』でより一層顕著になる。

ストーリー

ピーチ姫は今キノコ王国を巡る旅をしており、ゴロツキタウンという街に立ち寄っていた。 ある時、街の中を散策していたピーチ姫は物売りのおばあさんから綺麗な箱をもらう。 そしてその箱を開けるピーチ姫。 箱の中には何が入っているのだろうか。

それからしばらく経ったある日、マリオの元に手紙が届く。差出人はピーチ姫であった。それにはこのようなことが書かれていた。

「私は今、キノコ王国を巡る旅に出ているのですが、宝の地図を手に入れました。ゴロツキタウンという街で物売りのおばあさんからもらった箱に入っていたのです。私一人じゃ宝探しは大変なので手伝ってください。地図は手紙に入れておいたのでそれを持って、必ず来てください。ゴロツキタウンので待っています。」

その手紙を読んでゴロツキタウンの港に来たマリオだったが、ピーチ姫の姿が見当たらない。港で姫を探しているとフランクリ先生を探しているクリボーの女の子、クリスチーヌに出会い、彼女に地図のことを話すと、彼女の恩師である考古学の権威、フランクリ先生から話を聞くことができた。

フランクリによると、伝説の宝を手にするためには7つのスターストーンという宝石を集め、1000年の扉を開かなければならないという。この地図は七つのスターストーンのありかを指し示す魔法の地図だったのである。

宝を追っていけばピーチ姫とめぐり会えるだろうと思い、マリオは新たな冒険に出るのであった。

システム

パラメータ

マリオと仲間の基本的なパラメータは「HP(ハートポイント)」「FP(フラワーポイント)「BP(バッジポイント)」の3つ。「HP」は体力を示し、敵からダメージを受けると減っていきマリオのHPが「0」になるとゲームオーバーとなる(特定のイベントで何らかの条件を満たしてしまった場合に即ゲームオーバーになることがある)。仲間のHPが「0」になるとその仲間は行動不能となる。「FP」は基本ワザ以外の特殊なワザを使うときに消費する。基本的に威力が強いものほど消費するFPは多い。「BP」はバッジを装備するために必要なポイントで、ポイントの分だけバッジを装備できる。

このパラメータはマリオがレベルアップする度にどれか1つ好きなパラメータの最大値を増やすことができる。今作での限度は、HPは200、FPは200、BPは99であり、マリオのレベルは最大99までレベルアップが可能だが、最大まで上げても全てのパラメータは限度まで達しない。仲間の場合はマリオと違いレベルアップはしないが、その代わりデアールに「シャイン」を3つ渡すと仲間を1人ランクアップさせることができる。ランクがあがるとその仲間のHPと攻撃力が上がり、さらに新しいワザを1つ覚えることができる。仲間はそれぞれ最大2段階までランクアップさせることが可能である。

バッジ

バッジを装備するとバトル中に「バッジワザ」が使えるようになったり、自動的にHPが回復したり、攻撃力が上がるなどのいろいろな効果が現れる(効果の内容はバトルに関係するものがほとんどである)。バッジには装備するために必要な「BP」が設定されており、マリオが持っている「BP」の分だけバッジを装備することができる。例えばマリオのBPが「30」なら、装備するバッジの必要なBPの合計が30になるまでならバッジを自由に装備できる。バッジはフィールドのあちこちで見つけられるほか、バッジ屋で購入したりキラロに「ほしのかけら」と交換することで手に入れることができる。

バトル

フィールドで敵に触れるとバトル(戦闘)開始となる。このとき、ジャンプやハンマー、仲間の能力などで攻撃すると先制攻撃ができる(逆に敵から攻撃されると先制攻撃を受けてしまう)。また、トゲのある敵や炎に包まれた敵を対策できるバッジを付けずにジャンプで踏みつけるとダメージを受ける。バトルではマリオと仲間から行動し、つづいて敵たちの番とターンが続き、この繰り返しでバトルが進行する。マリオたちが使うワザには攻撃力が設定されており、その数字と同じ分だけ敵にダメージを与えられる。ただし、敵に防御力がある場合は攻撃力から防御力を引いた数字がダメージとなる。当然防御力が攻撃力よりも上回っている場合はダメージを与えられない(相手の防御力を無視してダメージを与えられるワザも存在する)。敵を倒すとスターポイントがもらえ、これが100集まるごとにマリオがレベルアップする。

劇場システム

本作でのマリオ達のバトルは劇場の舞台の上、という設定で行われる。劇場には観客がいるが、当初は観客の人数も少なく劇場も小さい。ただし、マリオのレベルが一定に達すると上がる「スターランク」が高くなるほど、劇場が大きくなり観客も増えていく。観客の人数はマリオ達が「アクションコマンド」を成功させるなど、観客に好感を与える行為をすると増えていき、「アクションコマンド」を失敗する、モノを盗む技を使う、スロットで「どくキノコ」がそろえるなど、観客が嫌がったりガッカリさせるような行動をとると減る。観客が増えると、「スペシャル技」を繰り出すのに必要な「スターパワー」の溜まる量が増える。また、観客から舞台に物が投げ込まれることがある。投げ込まれる物は「アイテム」だったり、マリオ達にダメージを与える物だったりする。こうした迷惑な観客にお仕置きするコマンドもあるが、間違えてアイテムを投げてくれる「ファン」を攻撃してしまうと、観客の数が減ってしまう。投げ込まれる物は観客のキャラクターによって大体の傾向がある。中には他の観客を食べてしまう観客や、爆発して周りの観客を吹き飛ばしてしまう観客もいる。

また、劇場という設定を利用したハプニングが多数用意してあり、照明がマリオ達や敵キャラの頭に落ちる、セットが倒れて舞台上の全てのキャラがダメージを喰らう、スモークを焚き過ぎて視界が悪くなるなど、普通のRPGとは違うコミカルでハプニング要素が多い戦闘が展開される。中には、ステージ1のボスのように観客席に降りて観客を食べ、その後のバトルを観客席で行うなどのメタフィクション的展開になることもある。

状態異常

ワザやアイテムにより、キャラが状態異常を起こす場合がある。中には、有利なものもある。状態異常を起こすとそのキャラの上に状態異常を示すフキダシとその効果が持続するターン数が表示される。

グルグル
攻撃するワザの命中率が50%下がる。
こおり
氷漬けになり、効果が切れるまで一切の行動ができなくなる。前作とは違い、氷が割れると「1」のダメージを受ける。一定時間経過するか炎属性の攻撃を受けると、氷が割れて再び戦闘ができる状態になる。
こんらん
50%の確率で操作を無視し、勝手な行動を取ってしまう。
ストップ
時間が止まり一切の行動ができなくなる。
どく
毎ターン「1」のダメージを受ける。
ねむり
ねむってしまう。その間は行動ができない。ダメージを受けると目が覚めることがある。
のろい
2ターンに1回しか行動できなくなる。
フニャフニャ
防御力が下がる。
ほのお
毎ターン「1」のダメージを受ける。一定ターン経過するか氷属性や水属性の攻撃を受けると、体についた炎が消える。
ミニミニ
体が小さくなり攻撃力が「2」ダウンする。
ひっくりかえり
敵のノコノコや仲間のノコタロウがかかる状態異常。通常のノコノコが引っくり返った時と同様、全く攻撃ができなくなるうえに「ぼうぎょ力」が「0」になる。
無効化
すべての状態異常にかからなくなる。
しかえし
直接攻撃をしてきた相手に対して、受けたダメージの半分のダメージを返す。小数点以下は切り捨てとなる。
カチカチ
防御力が上がる。
じわじわHP
毎ターンHPが「2」回復。
じわじわFP
毎ターンFPが「2」回復。
ツヨツヨ
「こうげき力」が「3」上がる。
デカデカ
体が大きくなり攻撃力が「2」上がる。
とうめい
透明になり一切のダメージを受けなくなる。
はやい
1ターンに2回行動できる。
ビリビリ
直接攻撃してきた相手に「1」のダメージを与える。
ヨケヨケ
たまに相手の攻撃をかわす。

アクションコマンド

攻撃
攻撃をするときにボタンやスティックをタイミングよく操作すると、与えるダメージを増やすことができる。例えばマリオのジャンプはマリオが敵を踏む瞬間にタイミングよくAボタンを押すと踏んだあとにもう一度踏みつけることができ、通常より多くダメージを与えることができる。逆に失敗してしまうとダメージの量が減ったり、ワザを失敗してしまう場合もある。「アクションコマンド」の操作方法はワザによって違う。前作の『マリオストーリー』と違い、今作は1回目の戦闘から使うことができる。
ガード
敵の攻撃が当たる瞬間にAボタンをおすと、受けるダメージを「1」減らすことができる。成功した場合、状態異常にする攻撃も無効化する。
スーパーガード
敵の攻撃が当たる瞬間にBボタンをおすと敵の攻撃をはね返し(相手の攻撃を完全に無効化できる)、さらにその敵に「1」のダメージを与えることができる(ただし飛び道具の場合など、敵の攻撃によってはダメージを与えられないこともある)。成功させればこちらのほうが「ガード」より効果的だが、入力するタイミングが「ガード」よりもシビアとなっている。
アクロバット
ワザで攻撃する際に、ある特定のタイミングでAボタンを押すと「アクロバット」が発動し、観客から得られる「スターパワー」が多くなる(与えるダメージは増えない)。

スターパワー

マリオのターンのときのみ選べる「スペシャル」のコマンドをえらぶと、スターパワーを消費し強力な「スペシャル技」を発動することができる。スペシャル技は「スターストーン」を手に入れるたびに増え、このときスターパワーの最大値も「1パワー」ずつ増える。

ゲンキゲンキ!
マリオと仲間のHP・FPと状態異常を回復する。上から落ちてくるハートやフラワーを狙うと当たった分だけ回復する。毒キノコが3つ混ざっており、間違って当てるとしばらくの間動けなくなる。消費スターパワーは「1パワー」で、プロローグ中に習得する。
デッカクドッカン
床を揺らして攻撃する。最大ですべての敵に「6」のダメージをあたえる。ゲージが左から右へ増えていき、途中にある星の位置にゲージがさしかかった時ボタンをおせば成功。これを5回繰り返す。ただし、1度でも失敗するとその時点で終了。回を重ねるごとにゲージの速さ、星の数が増える。消費スターパワーは「2パワー」で、ステージ1終了後に習得する。
ジカンヨトマレ
すべての敵を「ストップ」にする。敵によっては効かない。画面に3つのボタンが表示され、敵のところに表示されているボタンを連打することで敵に時限ボムを渡し威力も上げる。なお、ボタンの位置は刻々と変化するので注意。マリオのところで爆発してしまうと、マリオと仲間の時間が止まってしまう。観客の場合は、この技をくらっても時間は止まらず、なぜか眠る。消費スターパワーは「2パワー」で、ステージ2終了後に習得する。
ムキムキボディ
マリオと仲間の攻撃力と防御力を少しの間上げる。赤い矢印4つでこうげき力+1、青い矢印4つでぼうぎょ力+1となる。毒キノコに当てると、カーソルの移動速度が遅くなる。消費スターパワーは「3パワー」で、ステージ3終了後に習得する。
カコンデポン
スターを動かし線を引き、囲んだすべての敵に最大「3」のダメージを与える。時間内であれば何度も囲むことができる。しっかり囲んでいないと与えるダメージが減る。消費スターパワーは「4パワー」で、ステージ4終了後に習得する。
チョーゲンキ!
「ゲンキゲンキ!」よりもたくさんのHP・FPを回復できる。アクションコマンドは基本的に「ゲンキゲンキ!」と同じだが、こちらはコントロールスティックを左に傾けるだけで星を投げる。毒キノコは2つ出現する。消費スターパワーは「5パワー」で、ステージ5終了後に習得する。
イチゲキコロリ
敵を一撃で倒す。敵によっては効かない。指定されたボタンを順番に入力することで成功率が上がる。消費スターパワーは「2パワー」で、ステージ6終了後に習得する。
ズバットスター
すべての敵に最大「15」のダメージを与える。連打でゲージを満タンにし、これを5回繰り返す。回を重ねるほど、より連打が必要になる。消費スターパワーは「6パワー」で、ステージ7終了後に習得する。

BINGO!スロット

マリオたちの攻撃の後、画面左上にいろいろな絵柄が出てくる。同じ絵柄が2つ揃うと「BINGO!スロット」が始まり、絵柄が3つ揃うとさまざまな効果が現れる。絵柄が3つ揃ったときの効果は以下の通り。

キノコ
マリオと仲間のHPを全回復。観客も最大人数の半分に相当する人数だけ増える。
フラワー
FPを全回復。観客も最大人数の半分に相当する人数だけ増える。
スター
スターパワーを全回復。観客も最大人数の半分に相当する人数だけ増える。
シャイン
マリオと仲間のHP、FP、スターパワーがそれぞれ全回復。観客席も満席になる。
影の女王との後半戦では、仕切り直しのためか、必然的にシャインが現れ3つそろうようになっている。
どくキノコ
マリオと仲間のHP、FP、スターパワーがそれぞれ現在値の半分に減り、観客も全員逃げ出す。

登場キャラクター

主要キャラクター

主人公
マリオ
今作ではピーチに宝探しに誘われて「ゴロツキタウン」にやってきた。道中さまざまな呪いをかけられていく。愛用のメールツールは『スーパーマリオワールド』を中心にマリオシリーズの曲を着信音に設定している(ステージ3での匿名メールでは『スーパーマリオブラザーズ3』の氷の国の音楽が流れている)。攻撃方法は「ジャンプ」と「ハンマー」。
ほとんどの作品では有名人であるがなぜか今作は名前を間違えられることが多く、また敵や一部のキャラクターからは「ヒゲ」「ヒゲのおっさん」とよばれるときもあり、仲間以外の人物からまともに「マリオ」と呼ばれることは少ない。そのほか、ステージ2ではクラウダを仲間にした際にプニオから「マダムキラー」とよばれ、ステージ3では闘技場プロモーターのガンスから「グレート・ゴンザレス」という妙なリングネームを付けられている(キャッチコピーは「地獄から来た処刑人」で、再戦は「アイルビーバック」)が周囲から好かれているのは変わらず、彼に救われた者は皆マリオに感謝している。またルイージのファンからの依頼でルイージの姿で登場した際、本物と思われた。
マリオの仲間たち
クリスチーヌ
プロローグでペケダーを倒した後に仲間になる、クリフォルニア大学の三年生のクリボー。普通のクリボーとは違い、顔の色はうすピンク。金髪でポニーテールをしており、頭にはライトをつけた帽子をかぶっていて、首に赤いネクタイのようなものをつけている。「ものしり」という能力でマリオの冒険をサポートする。攻撃方法は「ずつき」。自己主張が強い性格で、自分のことを「カワイイ」と思っているなど、自信過剰な面もある。マリオに淡い好意を抱いており、ゲームの前半では、マリオにキスをしたチュチュリーナに対して嫉妬していたが、ピーチ姫のこともあってエンディングまで「マリオの仲間で友人」を貫いていた。パイダースやチュランタラーなど、蜘蛛が苦手(だからといって攻撃できないわけではない)。
バトルでは敵の情報を辞書で検索することができる。「ものしり」で敵を1度調べると、以後その敵の下に残りHPが数字とゲージで表示されるようになる。「ものしり」のときに持っている辞書を使うのだが、なぜその本にラストボスが載っていたり、手がないのに本を持ったりできるのかは不明。
使用できるワザは「ずつき」「ものしり」「れんぞくずつき」「おうえんキッス」。
ノコタロウ
ステージ1でノコリンを説得した後に仲間になる、「ハナハナ村」在住の片目が垂れ目のノコノコ。服は水色のジャンパーで下は青いズボン、白い靴を履いており、鼻にバンソウコウを付けている。優しいものの気は弱い草食系男子だが、父親を見つけるために勇気を出してマリオについていくことを決め、父親を救出するために恋人であるノコリンのもとを離れる。その後、父が救出されてからは、父やノコリンたちに誇れるように成長するべく、マリオたちについていく。
バトルでは、五体をコウラに引っこめ体当たりして攻撃する。仲間では唯一最初から「ぼうぎょ力」を「1」持っているが、敵のノコノコと同様、ジャンプ攻撃や地震攻撃を喰らうとひっくり返って「ぼうぎょ力」が無くなるうえに、しばらく行動不能になってしまう。アクロバットはブレイクダンス。
使用できるワザは「コウラアタック」「シュビビンコウラ」「コウラのまもり」「つらぬきコウラ」。
クラウダ
ステージ2で「ネックレス」を返却した後に仲間になる、元女優の雲の精霊。舞台女優時代は「マダム・クラウダ」という芸名の有名な女優であり、現在も根強いファンがいる。舞台の世界で仕事をこなすうち心労が溜まってしまったため(クラウダ曰く舞台のウラのドロドロした「オトナの世界」に疲れてしまったらしい)、女優業を辞め「ふしぎの森」に家を建てそこで静養をしていた。体は全体的に薄紫色で、イヤリング、ネックレス、腕輪などを付けており、胸も大きくお金持ちらしい雰囲気が漂っている。また、ネックレスがないと恥ずかしくて外に出られないという。現在は年齢もあり太り気味(ムチムチと称される)だが、バーのチューさん曰く昔は本当に美しかったらしい。マイペースな性格で、色気を込めた口調で喋り、マリオを含むほとんどの登場人物を「ちゃん」付けで呼ぶ。マリオのことを大変気に入っており、本人曰く「無口でダンディなところが魅力」らしい。
ムチムチな身体を使ったボディプレスが得意なほか、風を起こして「見えないなにか」やいろいろな物を吹き飛ばすことができ、敵に風を吹きかけると「グルグル」状態にすることができる。また、空中に浮いているのでバトルでは地震攻撃の影響を受けない。バレルほどではないが、HPと攻撃力が高めである。
使用できるワザは「ムッチムチプレス」「ふきとばし」「セクシーキッス」「ヨケヨケスモーク」。
チビヨッシー
ステージ3でタマゴが孵った直後に仲間になる、「ウーロン街」のホットドッグ屋からもらったタマゴから生まれたヨッシー。モヒカンのような髪形をしている。色は普通は緑だが、青や赤など違う色のヨッシーもおり、タマゴをもらってから孵化するまでの時間によって色が変わる(黒と白は珍しい)。生まれたばかりで小さい体にもかかわらずパワフルで、マリオを乗せて運んだりすることもできる。性格はちょっと生意気で口調もやんちゃ坊主風。なお、「チビヨッシー」とは仮名で、孵化直後に自由に名前を付けることができる。ウーロン街で出会ったため、マリオのことを闘技場でのリングネームである「ゴンザレス」とよび、以後も格闘家として尊敬している。
攻撃一発ごとの威力は低いが、連続ヒップドロップなど連続した攻撃が得意で、連続攻撃という特性上、「ヒップドロップ」は甲羅をもつ敵にはかなり効果的である。そのほかの防御力のある敵に対しては無力であるという弱点があるが、防御力を無視して攻撃できる「のみこみ」でカバーできる(ただし、空中の敵には無効)。
使用できるワザは「ヒップドロップ」「のみこみ」「ミニミニタマゴ」「たいぐんヨッシー」。
ビビアン
ステージ4で「イチコロバクダン」を返却した後に仲間になる、カゲ三人組の末っ子。最初に登場したステージ2では中ボスとしてマリオに戦いを挑んだ。一人称は「アタイ」でクリスチーヌですら可愛いと言われるほどカワイイ女の子のように見えるが、実は男の子である(海外版では諸事情で本物の女の子になっている)。所属していたカゲ三人組の中で虐げられていたせいか、マリオに探し物を見つけてもらっただけで仲間になる。その際ある事情で相手がマリオだと気付いていなかったのだが、その後マリオだとわかった後も、敵でありながら自分に優しく接してくれたマリオと行動を共にした。男性ではあるがそれを指摘したのは姉のマジョリン(サブイベントでは、ある依頼のクリボーも)のみで、彼女以外の皆には女性として扱われており、他の女性と比較しても女性的な優しい性格をしている。同姓であるはずのマリオに対して好意を抱いており、自身を異性と思っている節がたびたびあるため、性同一性障害の可能性もあるが真偽は不明。
カゲの中にもぐりこむことができ、カゲの中にマリオを隠して敵の目をあざむくこともできる。バトルでは炎の魔法が得意で、通常攻撃で相手を「ほのお」の状態異常にすることができる。下半身が地面にくっついているように見えるが、実際には空中に浮遊しており、地震攻撃の影響を受けない。
使用できるワザは「カゲぬけパンチ」「カゲがくれ」「まほうのほのお」「メロメロキッス」。
バレル
ステージ5で「ビンテージ・レッド」を飲ませた後に仲間になる、元航海士の船乗りボムへい。操舵桿の形をしたゼンマイ、白い帽子、白い髭に銅色のボディをしている。スカーレットという妻がいたが、彼女が病に倒れたときに航海で家を空けていたため、その後妻が死んだのを自分のせいだと思い込み、それ以来航海をやめていた。だが、マリオたちの励ましにより再び海に出ることを決意し、仲間になった。性格はちょっと頑固である。
HPと攻撃力は全ての仲間で一番高い。前作のピンキーと違い、通常攻撃がバクハツ技となっている。また、年のせいか、フィールド上で爆発すると立ち上がるのに少し時間がかかる。
使用できるワザは「バクハツ」「じげんバクダン」「ふれたらドカン」「すんごいバクハツ」。
チュチュリーナ
ステージ4をクリアした後ある依頼を解決すると仲間になる、女怪盗のチューさん。前半の冒険でたびたびマリオたちの前に現れる謎の多い人物だったが、その正体は「ゴロツキタウン」のバッジ屋の店長。白い体で尻尾はハートマークを描いている。怪盗のときは赤い派手な仮面を着け、「ゴンババ城」でマリオ達と初めて遭遇したときはマリオにキスをした(このときノコタロウだと「素敵な人だ」というが、クリスチーヌだと強烈に嫉妬する)。仲間になったあとは年齢相応の冷静な大人の発言を行うことが多い。ちなみに、彼女だけは仲間にしないままゲームをクリアすることも可能である。
バトルでは唯一敵の持つアイテムを盗むことができる。攻撃力はさほど高くないが、相手の防御力を無視してダメージを与えることができる。
使用できるワザは「あいのビンタ」「チュードロボー」「まどわせ~る」「おねえさんのキス」。
メガバッテン

本作のストーリー全体における敵組織。世界征服を最終目的としており、その実現のために「スターストーン」を集めている。

海外版の名称は「クロスノート(X-Naut)」。

バツガルフ
「メガバッテン」の総統で、全身が機械化された魔法使い。非常に計算高く冷酷な性格。「1000年の扉」の封印を解き封じられた「魔物(カゲの女王)」の力で世界を手に入れようと目論んでいたが、彼も利用されているに過ぎなかった(マジョリンから「魔物は開放した者の言うことを聞く」という嘘を吹き込まれていた)。カゲの女王に胴体を破壊されてどこかへ吹っ飛ばされたが、エンディングでは頭部だけでどうにか生き延びており、カゲの女王が倒されたことにより懲りて悪事を働かなくなった。
海外版の名称は「グローダス(Grodus)」で、テックからは「サー・グローダス(Sir Grodus)」とよばれている。
ペケダー
「メガバッテン」の幹部(幹部および実行部隊の隊長は見る限り彼一人である)。何度となくマリオたちの前に登場して戦い、ステージ2では「バッテンダーロボ」という戦闘ロボットも駆使する。ステージ7では「バッテンダー・マーク2」になる。カゲ3人組とは違ってバツガルフに対して非常に忠実だが、失態を見せることが多くあまり当てにされていない。メガバッテン基地での決戦でバッテンダー・マーク2が爆発した衝撃で宇宙の彼方へ吹っ飛んで行ったが、エンディングで生還が判明し、バツガルフに捨て駒扱いされたにもかかわらず、なおも忠誠を誓っていた。
海外版の名称は「ロード・クランプ(Lord Crump)」で、バッテンダーロボは「マグナス・ヴォン・グラップル(Magnus von Grapple)」となっている。
カゲ3人組
「メガバッテン」に協力する魔法使い3人組。ビビアンは当初このメンバーの一人で、ビビアンがマリオの仲間になった後はランペルが代わりに入る。ちなみに、ビビアンは「カゲ3姉妹」という呼び名を希望している(ビビアンが男性のため当然ながらマジョリンに否定されたが)。
海外版の公式名称は「シャドウ・サイレンズ(Shadow Sirens)」。なお、海外版では上記のようにビビアンが女性のため、「カゲ3姉妹」に近いニュアンスである「シャドウ・シスターズ(Shadow Sisters)」がチーム名で、ビビアンの希望する名称は「シャドウ・ビューティーズ(Shadow Beauties)」となっている(こちらではマジョリンから「ビビアンは美女の範疇に入らない」と否定され、マジョリンの陰湿さを強調するかたちである)。
「メガバッテン」には利害の一致から協力している姿勢をとっているがお互いに信頼していない。実はマジョリンこそ本作の黒幕でバツガルフは利用しているつもりだったが、真相は下記のようにマジョリンがバツガルフをうまく利用していたのが実態だった。
マジョリン
3人組の長女で青い帽子の氷使い。オープニングでピーチ姫に宝箱を渡し箱を開けさせたのは変装した彼女である。嫌みな性格の老婆で、マリリンには優しいがビビアンには不条理なほど厳しく虐めてばかりで(それでもビビアンは彼女を姉として慕っていたが)、これがビビアン離反の原因となった。
実はカゲの女王の配下であり(女王との会話を見るとかなりの腹心だった模様。末っ子のビビアンはそのことを知らなかった)、彼女の目的は女王の復活でバツガルフへの情報や秘宝伝説など「1000年の扉」にまつわる嘘も彼女が故意に流したものだった。最終的にはメガバッテンと同じくカゲの女王が倒されたことにより懲りて悪事を働かなくなり、ビビアンが許す形で和解・仲直りをした。
海外版ではカゲ3人組で唯一名称が変更されて、「ベルダム(Beldam:悪質な魔女、鬼婆といった意味)」となっている(日本語が由来の名前であるためか)。
マリリン
3人組の次女で黄色い帽子の雷使い。肥満体で基本的に「んあー」としか喋らない。マジョリンに忠実である。クリスチーヌ曰くそんなに悪い人じゃないかもらしい。
ランペル
ステージ4から登場のキャラクターで、上記のようにビビアンと入れ替わりで3人組に加わる。
「オドロン寺院」に住みついた化け物で、前作に登場したバケバケの一種。「うしゃしゃしゃ」や「チャオ!チャオ!」など特異な笑い声が特徴で、気弱だが狡猾で饒舌。自他に対する変身の魔法や呪いが使え、その力と寺院に置かれていたスターストーンでウスグラ村の人々をブタに変えた。退治に向かったマリオに「名前を知られない限り、相手の名前と姿と力を奪う呪い」をかけてマリオを偽者の姿に変えるとともに、姿と力を奪ってマリオに成り代わろうとするが、ビビアンと協力したマリオによって失敗し逃亡。
その後マジョリンに発見され、カゲ三人組に加入。本編では語られていないうえ、おまけに本人からはそのような様子は一切見られないが彼女に脅され入ったらしい。マジョリンからは「シロスケ」呼ばわりされ続けるなど、ビビアンと同様に酷使されることとなる。名前を知られてからは上記の呪いは使えなくなったが、変身能力は使えるのでそれを用いた暗躍を行う。エンディングでは変身能力を活かし、クラウダと共に舞台に立っているということがクリスチーヌの話で分かる。
海外版での名称は「デュープリス(Doopliss)」。
テック
バツガルフが製作したメガバッテン基地を管理する高性能コンピュータ。正式名称は「TEC-XX」。監視カメラで見た捕らわれの身のピーチ姫に一目惚れしてしまい、彼女と関わり役に立ちたいという思いから、組織に極秘で彼女の協力を行う。
最初はバツガルフの野望を肯定していたのだが、ピーチ姫からの指摘や彼女との交流を通じて「感情」などを学び、彼自身も野望阻止に向けて動きだす。最後はピーチ姫を基地から脱出させようとするが、バツガルフにばれてしまい、データ消去のため電源を切られてしまう。だが予備バッテリーで持ちこたえており、基地に突入してきたマリオにピーチ姫の居場所を教えるとともに彼女と未来の命運を託し、基地にある残りの電力を転送装置に流してマリオを脱出させて完全にダウン。同時に基地を爆破させ、消滅したかと思われたが、エンディングにて復活して記憶も元通りになっていたことがマリオとピーチに伝えられた(エンディング後にテック自身から、最終決戦時にスターストーンが世界中の声援を集め始めた際に、そのパワーで復活したとみられる話を聞ける)。
名称は海外版でも「TEC-XX」だが、全て大文字で「TEC」の表記が使われている。
その他
ピーチ姫
キノコ王国のお姫様。旅の途中に立ち寄ったゴロツキタウンで物売りの老婆から宝の地図をもらい、それを手紙とともにマリオの元へ送ったがその後突然行方不明になってしまう。実はメガバッテンにさらわれ彼らのアジトに捕らわれていたのだった。以降はテックと協力してメガバッテンの目的を探り、情報を掴むごとにマリオにメールで伝えていく。終盤、テックからメガバッテンの真の目的を伝えられアジトからの脱出を試みようとするが、バツガルフに見つかり彼によってやみのきゅうでんに連れ去られてしまう。そして復活したカゲの女王に憑依されてしまうが、マリオが女王を完全に倒したことで傷一つなく元の姿に戻った。
フランクリ
クリフォルニア大学の教授。クリスチーヌの先生。当初はクリスチーヌの名前が分からなかった。ゴロツキタウンの伝説について調査するためにゴロツキタウンに来ている。
ペラ魔人(名称はニンテンドードリームの攻略本より)
ゴロツキタウンの地下、ゴンババ城、ウスグラ村、トロピコアイランドの洞窟にある黒い宝箱に封印されている。開けるにはそれぞれ「黒いカギ」が必要となる。マリオをそそのかして封印を解かせ、計4つの「のろい」をかける。この「のろい」はこの先の冒険にかなり役に立つので、ある意味「のろい」とはよべず、むしろ新しい能力である。最後の黒い宝箱は、もう「のろい」をかけられるのを察しているマリオに「ひねくれてるんだなあんた」と呆れていた。
サブイベントで判明するが、その正体はかつてカゲの女王から世界を救った「4人の勇者」の成れの果てで、カゲの女王にかけられた呪いよりこのような形で封印されていた。そのせいか性格がかなり悪い。しかし、前述の最後の黒い宝箱は連れているマリオの仲間から、表現の違いはあるが「本当はいい人かも…」と言われていた。
クッパ
今回は自らもスターストーンとピーチ姫探しに出るが、色々なハプニングに巻き込まれていく。終盤マリオとバツガルフが対峙している時に突然乱入し、カメックババと共にマリオに勝負を挑むがあっさり敗れた。本作のエンディングには登場しないためその後どうしたのかは不明。
カメックババ
クッパの側近。クッパの冒険に同行する。今回は終盤にクッパと組んでマリオと戦うがかなわず敗れてしまう。クッパ同様エンディングには登場せずその後の行動は不明のままである。

サブキャラクター

プロローグ初登場
キノじい
ピーチ姫の執事。60歳。ゴロツキタウンの宿屋に入り浸っている。
パレッタ
前作にも登場した配達員のパタパタ。オープニングのワンシーンにのみ登場し、マリオに手紙を配達しにくる。
デアール
「ゴロツキタウン」のフランクリの家の隣に住む魔術師。「シャイン」を3枚払うことでマリオの仲間を1ランクパワーアップさせてくれる。
前作『マリオストーリー』にも登場したが、クリスチーヌによると、彼の種族は口調や役職によって名前が決まるそうで、前作のデアールとそっくりな別人であるらしい。
ナンシー
「ゴロツキタウン」の老婦人キノピオ(夫は故人)。55歳。厳しい性格で後述のマルコをパンチで昏倒させたことがあり、コンタクトレンズを愛用している。料理人としての腕では確かなもの。情報屋によると、ある城で料理人をしている姉がいるらしく、『マリオストーリー』に登場した同じ役割のキャラクター、キャシーの妹と思われるが、性格は正反対である。
マリオが持ってきた素材で料理を作ってくれる。最初は1種類の限られた素材でしか料理を作ってくれないが、どこかにある料理本を渡すと2種類の素材で料理を作れるようになる。
マスタービーン
「ゴロツキタウン」の広場にあるバーのマスターで、『マリオ&ルイージRPG』に登場した「マメ族」のキャラクター。昔から店を開いているらしく「ゴロツキタウン」のことについて詳しい。ステージ5ではバレルの知られざる過去を語ってくれる。さらに、本人も浅からぬ過去を持っている。
キラロ
「ほしのかけら」のコレクター。「ゴロツキタウンの地下」に住んでいる。ほしのかけらを渡すとバッジと交換してくれる。前作のアツメールにあたるキャラクター。
ミステール
「ゴロツキタウンの地下」に住む占い師。25歳。コインを払うと、これから進む道、ほしのかけらやシャインのありかなどを占ってもらえる。「キノコステーキ」が大好きで、食べすぎで病院に運び込まれたことがある。
デアールと同様、前作『マリオストーリー』にも登場したが、同様の理由で別人である可能性が高い。
ステージ1初登場
ルイージ
マリオの双子の弟。今回はエクレア姫を助けるため冒険に出る。旅のことを記した本も出版しベストセラーとなるほどの人気。なぜか本作のルイージは虚言癖があり、仲間のキックから「嘘つき野郎」と言われた。あと意外にもマリオより知名度はあるが行き先々で迷惑をかけたり不遇な扱いを受けている。
カメサブロウ
ハナハナ村の村長のノコノコ。マリオのことを「マニオ」と呼ぶ。マリオに「たいようのカギ」と「月のカギ」という、本人曰くミステリアスなカギの情報を教える。ちなみに、「カメサブロウ」という名前は、村人や本人が教えたり名乗ったりなどはせず、ドッスンのクイズの選択肢の中にある。
ノコリン
ノコタロウの彼女。服の袖とズボンのようなものがある。肉食系女子の強気な性格だが、旅に出たノコタロウを散々悪く言っていた割には心配してけなげに待つなど、一途なところもある。たまにゴロツキタウンのゆうぎ場で遊んでいる。
ノコキチ
ノコタロウの父親。ノコタロウとは対照的に、陽気で豪快な性格をしている。物語の10年前にハナハナ村の住民がゴンババの被害に苦しむのを見かねてゴンババ退治に出かけるが、そのまま帰ってこなくなる。
そのため死亡したと思われていたが、実はゴンババとの対決の際に、油断した隙を付かれて喰われてしまっており、10年間ゴンババの腹の中で耐えていた(どのように生活したのかは不明だが、後述のガンスがスターストーンの力を使っていた限り、彼も持っていたスターストーンの力に守られていた可能性が高い)。マリオたちがゴンババを倒したことで脱出し、ノコタロウと再会することができた。
甲羅や肌の色が前作に登場したカメキに酷似しているが、関連性は特に無い。
ドッスン
「スットンとりで」で二つのカギの入口を塞ぐ。マリオに重々しく話すが、なぜか派手なクイズ勝負を挑んでくる人面岩。「第65回ドキドキクイズ大会」と銘打ってクイズを出題し(これは前作『マリオストーリー』のステージ5終了後にピーチ姫が参加した「第64回ドキドキクイズ大会」の続編だと思われる)、クイズに負けると部下であるシンエモン4匹とバトルになる。前作の「門番クッパ2」と同じ喋り方をする。
ゴンババ
「ドラドラ平原」のお城を住処として「ハナハナ村」一帯を度々襲っていた巨大な赤いドラゴンで、ステージ1のボス。かなりの怪力のうえに炎の息を吐き、追い詰められると騙し討ちを使うが、過去に食べて食あたりを起こしたある生き物が弱点。発言を聞く限り、足の臭いフェチらしい。実はメスである(後にブンババが「妹」と言って発覚するが、一人称が「わらわ」であることからもわかる)。なぜか「スターストーン」を飲み込んでいた。
サブイベントで判明するが、元々はカゲの女王が飼っていたペットでありドラゴン3兄弟の末っ子だった。
ホワイト将軍
白いボムへい。放浪癖があり、「ハナハナ村」に流れ着きその後も各地を旅していた。かつては「サイハテ村」で巨大大砲の指令官をしていたが、リストラされたショックで大砲の鍵を持ったままどこかへ行ってしまった。ヒゲを蓄えており、クリスチーヌ曰く「ヒゲ勝負はマリオと引き分け」とのこと。熟睡し始めるとそう簡単には起きなくなる。
ドンパン
マリオの行く先々に現れる軟派な男。クリスチーヌは彼のことを「キザヤロー」と呼び、初対面時から異常に毛嫌いしている。ステージ2ではかわいこちゃん三人娘を探していたが、「カゲ三人組」のことなのか、「旅行大スキ三人娘」なのかは不明。クリスチーヌは後半から「あたしのことが好きじゃないかしら?」と自意識過剰な台詞を言うこともある。
旅行大スキ三人娘
マリオの行く先々に現れるキノピオの三人組の女性。赤いキノピオは「わたしたち世界中を旅する旅行大スキ三人娘」(ステージ3は格闘技もスキ)としかしゃべらないが、「三」が数字の「3」になっているときがある。
サンデール
「ゴロツキタウン」の地下に住む呪術師。彼女にまじないをかけてもらうと、バトル中に「こうげき力」が上がったりスターポイントが2倍になったりと、いいことが起こる。「ミステールの双子の妹」という点は前作と同様の設定である。ただし、効果があるのはマリオのみで、仲間は攻撃力や防御力が上がることはない。ハナハナ村に住むキノベスの友人。
ステージ2初登場
プニ族
大樹の小さな部族。球体のついた触角が付いていて、プニプニの身体をしている。100階ダンジョンには、ニット帽とサングラスを着用した「いどう屋」と名乗るプニ族がいる。
プニオ
マリオ達に助けを求めにきたプニ族の少年。「プニコ」という妹がいる。
オババ
プニ族の長老でプニオの祖母。相手がペケダーであろうがクッパであろうが、巨大化して長ったらしい説教を始める癖がある(その際のペケダーはどんどん小さくなっていた)。マリオとピーチ姫のことを、それぞれ「マリコ」「ピンチ姫」などとよぶ。
プニコ
プニオの妹。メガバッテンの陰謀で牢屋に閉じ込められてしまう。明るく無邪気な性格。
プニタ
プニオの友達。プニ族の中ではかなり体格が大きい。リーダー格のプニオにいちいち反抗し、プニ族内部分裂の原因を作る。
トゲ族
大樹の小さな部族。蚊のような姿で、「メガバッテン」に騙されプニ族を荒らす。
トゲッチ
トゲ族の赤ちゃんでプニオの友達。プニ族の経営するショップの奥で、荷物の影に隠れているところをマリオに保護される。トゲ族でありながらもプニ族に協力的。
キノピコ
マリオが新しいブーツ、ハンマーを取得すると説明役として登場する。今作で登場するのは最近のマリオシリーズに出るお下げ髪のキノピコのほうである(前作には、「ハテナ虫」というキャラクターのアシスタントとして、「キノピコ」という女性が登場していた)。マリオに好意を抱いている為か装備をすべて手に入れると、最後に寂しそうな顔をした後に泣きながら去っていき、以後は登場しなくなる。
キック
ルイージの仲間のゲッソー。暴れん坊で有名で別名「白いダンガン」だが、ルイージが火山に放り込んでしまったため焦げてしまい、終盤ではさらに焦げている。ルイージにかなりの恨みを持っており、彼の惨めな所を見るまでついて行くことにした。ラストではルイージが失恋したことを知り、それを影で笑っていた。
ステージ3初登場
ドン・モンテオーネ
「ゴロツキタウン」西部を支配するマフィア・「モンテオーネ・ファミリー」のボス。オレンジ色のモンテ族。スネイルから教えてもらえる「ある事」をすると会える(ただし、教えてもらえなくてもその「ある事」をすれば会える)。マフィアのボスだけあって威厳に満ち溢れた人物で、かつては「死神モンテオーネ」と言われていたらしいが、かなりの親バカで、娘のことが気になってしょうがないようである。そのため、自分が原因でモニーが駆け落ちしてしまったときは、ショックのあまり寝込んでしまった。その後、モニーが帰ってきてピートンにボスの座を譲る(この際、実は前々からピートンを次期ボスにしようと考えていたことを伝える。にもかかわらず、親バカのあまり二人の交際を認められなかったらしい)。
モニー
モンテオーネの娘。黄色のモンテ族。ピートンとともに駆け落ちしようとする。ステージ5では「トロピコアイランド」に移住するが、ステージ6で戻ってくる。何かあると、ピートンに「愛してる」を100回言えと命令する。
ピートン
モニーの婚約者で、モンテオーネ・ファミリーの一員。黄色系カラーが多いモンテオーネ・ファミリーにおいて、唯一水色カラーのモンテ族。マフィアとは思えぬ穏やかな人物で、団員からは頼れる兄貴分として人望が厚い。普段は極めて温厚な人物であるが、実は怒ると誰にも止められなくなるほどであり、「皆殺しのピートン」の異名を持つ。ステージ5ではトロピコアイランドに移住するが、その後モニーと共に呼び戻されて、モンテオーネ・ファミリーの新しいボスに任命される。
スネイル
「ゴロツキタウン」東部を支配する「スネイル盗賊団」のボス。その名のとおりカタツムリのような姿をしている(スネイルとは英語でカタツムリのこと)。モンテオーネとは積年のライバル関係にある。あまりナワバリの支配に興味がないのか、東部は西部に比べてかなり荒れている。何かとマリオを気にかけてくれる。部下に鳥のギース、ガース、グースがいる。
ガンス
ウーロン街闘技場のプロモーター。マリオに「グレート・ゴンザレス」というリングネームをつける。元々チャンピオンで、60歳の高齢であるはずにもかかわらず若々しい。ゲーム中では触れられていないが、モヒカン頭と甲羅の形状からガボンと思われる。
ステージ3終盤に判明するが、実は闘技場事件の黒幕であり、ステージ3最後のボスである。「スターストーン」を用いてリング上に立つ戦士のパワーを吸収しガンスのパワーにする装置を開発し、自分の若さと力を維持するためにパワーあふれる選手を集めていたのである。マリオに秘密を知られ、機械を使って若かりし頃の姿「マッチョガンス」となり襲い掛かるが倒され、キノシコワに全てを暴露された。その後は逮捕されたのか行方不明。マリオに脅迫メールを2通送ってきたのも彼である。現役時代は「テクニックのデパート」と呼ばれていて、戦いの際も多彩な技を使用するほか、自身に対するさまざまなパワーアップを行う。
ゴロツキタウンの情報屋によると、彼がチャンピオンになれたのは「スターストーン」の力のおかげで、元は決して戦士として優れていたわけではなかったようである。
キノシコワ
ガンスの秘書のキノピオ。ちょっときつめの印象を与える女性だが、秘書としては優秀。よくどこかに姿を消すということが知られているが、ガンスもその理由は知らない。
実は「プリンス・マッシュ」ことキノシチョフの姉であり、行方がわからなくなった弟を探すべく秘書として進入したが、調べるうちにガンスの本性を知り、自分の手に負えないと知る。ステージ3途中、マリオの目的を知った彼女は「X」という名前でマリオにメールを頻繁に送り、ガンスの企みを暴くため影から協力していたのである(それゆえ、マリオが手に入れた資料を没収するという形で預かった)。ステージ3クリア後はガンスに替わって闘技場のプロモーターになった。
ゴールド・ホーク
ウーロン街の闘技場の現チャンピオンで、その名のとおり金色のタカのような姿。キャッチコピーは「人間原子力発電所」。勝利のためなら卑怯な手も使うが、その強さは本物で闘技場選手中では最も能力が高い。キャッチコピーは「華麗な空中殺法の使い手」で、実際空中からの攻撃が多い。
ステージ3中では嫌な奴という印象が強いが、その後は改心し、卑怯なことはしなくなり、闘技場を去るマリオを激励したり、最終決戦では応援したり、クッパ編では秘密のトレーニングルームが登場して隠れた努力家であることが判明するなど、異なる一面をみせる。
マイケル
闘技場の2部リーグに所属するチーム「コウラーズ」の一員であるコウラーズ・ノコノコ。キャッチコピーは「カチカチコウラマシーン」。新入りであるマリオ達を色々と気にかけてくれるが、自分の順位が上がらないために次第に自信を無くしてしまう。その後いつの間にか姿を消してしまい、引退したかと思われていたが、実は闘技場事件の秘密を知ってしまい、捕らわれていたことが判明する。18位(2部リーグ8位)。
プロッツ
闘技場の2部リーグに所属するチーム「ボロドーズ」の一員であるオーボロドー。キャッチコピーは「はやてのしにがみぐんだん」。闘技場での色々な噂について調べており、そのためあまり控え室にはいない。選手の間で噂される「七不思議」について教えてくれる。14位(2部リーグ4位)。かなり上位にいると彼も秘密を知ってしまって行方不明になり、代わりに2部リーグにはヒンニャーとハンニャーが登場する(プロッツが復帰するとなぜか後述のポグと共にいなくなってしまう)。
オクトール
闘技場の2部リーグに所属するチーム「ボンバーズ」の一員であるボムへい。キャッチコピーは「セクシーダイナマイツ」。ほかの選手達に色々とアドバイスをしてくれる。12位(2部リーグ2位)。
ガンガン
闘技場の2部リーグに所属するチーム「ハイパーズ」の一員であるハイパーシンノスケ。キャッチコピーは「ほこりたかきとっこうたい」。硬派な性格で愛想が悪いが、勝ち上がると実力を認めてくれる。11位(2部リーグ1位)。
ポグ
闘技場の2部リーグに一時所属するチーム「ナイトウィングス」の一員であるバサバサ。キャッチコピーは「ねむれる きしゅうぶたい」。行方不明になったマイケルと入れ替わる形で2部リーグにやってきた新入り。しかし、マイケルの復帰と同時にチームごとなぜかいなくなってしまう。
こうてつウォリアーズ
1部リーグ入りを賭けて戦う、1部リーグ10位のチーム。キャッチコピーは「パーフェクトアイアンボディ」。とてつもなく強固な体を持つアイアンシンエモンの兄弟で、その体には同じ強度の物体をぶつける以外のあらゆる攻撃が通用しない。他の敵とは違い、攻撃を受けるたびにコントローラが振動する。
2部リーグ降格後には、リベンジするべく試合直後の疲れたマリオを狙って不意打ちを仕掛けるという姑息な手段をみせるが、マリオたちが闘技場を去る際には実力を認め、ゴールド・ホークと同様に激励し、最終決戦ではマリオとともに戦うチビヨッシーを応援した。
リバース
闘技場の1部リーグに所属するチーム「ザ・ウラウラン」の一員であるウラノコ。キャッチコピーは「ブレーキのこわれたせんすいかん」。気さくな性格。他の選手の差し入れのケーキを勝手に食べてしまうことも。7位。
タンタン
闘技場の1部リーグに所属するチーム「ザ・トゲトゲン」の一員であるアカトゲメット。キャッチコピーは「トゲをもったアクマたち」。可愛らしい喋り方と外見だが、実力は本物で、プライドも高い。プリンス・マッシュに憧れている。9位。
エムシー
闘技場の1部リーグに所属するチーム「トリプルブロス」の一員であるハンマーブロス。キャッチコピーは「ミラクルトライアングル」。一人称は「オデ」。ハンマーの実力で成り上がろうとしている。父親は「サラリーブロス」らしい。3位。
ジョー
闘技場の1部リーグに所属するトゲノコエース。キャッチコピーは「カミソリファイター」。プライドが高く寡黙な性格。闘技場ではゴールド・ホークに次ぐ実力を持っている。1位。
ゴールドマン
ウーロン街やリッチリッチエクスプレスで出会う成金ボムへい。金のボディを持っている。妻にシルビア、息子にコナリキンを持つ。喧嘩もしたりするが、家族の絆は太い。ステージ7ではマリオを月に飛ばすために、大砲の使用許可証を出してくれる。大砲を飛ばす仕事を始めたのは彼だが、妻にうるさいと言われたため、仕事を辞めてしまった。
シルビア
ゴールドマンの妻で、銀のボディのボムへい。ザマス口調の上品な女性。コナリキンに英才教育を受けさせようとしている。野蛮な男たちの集まりだと言って、闘技場を嫌う。ステージ6では爆弾犯の濡れ衣を着せられる。
コナリキン
ゴールドマン・シルビアの息子で、銅のボディのボムへい。ステージ6では「リッチリッチエクスプレス」に乗っている。そこで誕生日を迎えるが、プレゼントをめぐって家族内でもめ事が起こる。将来の夢は列車の運転士で、本当に欲しいプレゼントはリッチリッチエクスプレスの運転士のサイン。最後には両親に列車の模型を買ってもらうこととなった。
マスタービーズ
ウーロン街のジュースバーのマスター。ハンマーマニアで、「X」から預かった「スーパーハンマー」をマリオに渡す。
ミスター・チン
ウーロン街でホットドッグ屋を開いている「アイヤー!」としゃべる中国系のブタ。ヨッシーの卵を使って新作ホットドッグを作ろうとするが、その卵が動き回ってしまい困っていた。それをマリオたちが助けようとしたものの、結局は諦めて、マリオたちに譲ることとなった。
キノシチョフ(プリンス・マッシュ)
ウーロン街の闘技場の初代チャンピオンで、キノシコワの弟。行方不明となっていた。闘技場の秘密を知ったため、ガンスによって消されていたが、キノシコワの家族を思う気持ちを受け取ったスターストーンによって甦った。その後は修行の旅に出て闘技場には登場しない。
チェリー
ルイージの仲間の赤いボムへい。名前のとおり、さくらんぼのような姿。ルイージの花嫁姿が嫌らしい(彼曰く、ルイージの花嫁姿は「おぞましく不気味だった」とのこと)。
ステージ4初登場
クラガリさん
「ウスグラ村」に住む人種。古ぼけた人形のような姿で、常に顔が半分ほど陰になっている。暗くてじめじめしたところを好む。
ダイアナ
三児の母でありマスタービーンの元・彼女。
ウスグラ村村長
「ウスグラ村」にかけられた呪いについてマリオに説明してくれる。豚に変えられたり偽者のマリオにあっさり騙されたりと、どこかぬけている。
オウム
オドロン寺院の奥の部屋に幽閉(?)されているランペルのペットらしきオウム。当時はこのオウムしかランペルの名前を知らなかった。オウムの前でビビアンの能力を使って隠れるとランペルの名前を聞けるほか、オウムの愚痴も聞ける(オドロン寺院をクリア後、再びオウムに話しかけると「ランペルの奴オレをおいてどっか行きやがった」と話し、何かと可愛そうなオウムである)。
トルク
ルイージの仲間のメット。「グリン・グリーン1号」を作った。しかし、ルイージがすぐに壊したため、弁償するまでついてくるつもりらしい。
ステージ5初登場
マルコ
普段はゴロツキタウンのバーにたむろしている貿易商人。25歳。先祖代々伝わる「ドクロジュエル」とそれにまつわる海賊伝説に憧れており、冒険を求めてトロピコアイランドへ有志とともに旅に出る。弱虫で情けない性格だが本人もそれを自覚しており、いざというときは勇気を振り絞って自ら行動を起こすこともある。
実は1000年前の先祖がコルテスの部下で、「ドクロジュエル」はコルテスから裏切った際に奪ったものだったらしい。
コンポビー
マリオとともに船に乗ることになる海賊バンダナの大型水夫ボムへい。ゴロツキタウンでの水夫としてのうだつの上がらない生活に見切りをつけ、新天地を求めてトロピコアイランドに旅立つ。幽霊が苦手。厳密にはプロローグから登場しておりマリオを邪魔者扱いしていたが、マリオが活躍する勇姿に惚れ込む。マルコの船の残骸で建物を造るなど、意外と器用である。
メガネすいふ
マリオとともに船に乗ることになった水夫。メガネをかけており腰が低い。行く先々で怪しい行動をとる。正体はペケダーで、ゲーム中に彼自身が(自信がないためか)「テレビの前の君、私の正体は既にバレバレだと思うが、マリオには何も言うなよ」とメタ発言するほどバレバレな変装なのだが、マリオ一行は全く気づかなかった。それどころか、他のキャラクターからいいやつといった印象を持たれており、自ら正体を明かした時も周囲の反応が薄かった。
コルテス
1000年前にトロピコアイランド一帯で暴れていた大海賊の亡霊で、ステージ5のボス。島のアジトに隠した不死身の海賊船「ブラックスカル号」に生前集めた膨大な量の財宝を積んでおり、部下の幽霊であるエルモスたちに島に近づいた船を手当たりしだい沈めさせていた。彼の財宝に「スターストーン」が混ざっていたため、マリオたちはトロピコアイランドへ向かうこととなった。
「スターストーン」はコレクションとしてあまり気に入っておらず、マリオの目当てがそれ一つだと知った際には逆にあっけにとられていた。その後、メガバッテン襲撃の際にマルコが船の動力である「ドクロジュエル」の返却と引き換えに協力を求めてしぶしぶ応じ、敵の戦艦を撃退した。その後も、彼らのことを気に入ったようで、協力者となった。海賊王の割にはラフな口調で、漢字のルビが「本気(まじ)?」や「手前(てめえ)」などになっている。
レベーラ
「ゴロツキタウンの地下」で調整屋を営む。コインを払うことでマリオの能力を調整してくれる。
ラクガン
ルイージの仲間のパンジーさん。なぜか外国語交じり。ルイージの「脇役」としての才能に目を付け、ルイージにミュージカルで「道端の草」の役を演じさせた。
ステージ6初登場
ポワン
「リッチリッチエクスプレス」で出会うターくん(ペンギン)。探偵業をしているが、それは仮の姿(趣味でやっているらしい)でその正体は「ピカリーしんでん」の神官。マリオのことを一方的に「ルイージくん」と呼ぶなど、探偵としての洞察力には難がある。子供がほしい物はゲームボーイと思っている。カゲの女王戦にて、声援を送るシーンで初めて行動を共にしていたのがルイージではなくマリオだということを知り、エンディング後にマリオが会いにいくと気まずそうな態度をとっていた。
サラリーマン
リッチリッチエクスプレスの乗客のモコモコ。30歳。会社の新製品のシロップを輸送している途中、何者かにシロップを盗まれる。「会社の経費」で高級な食事をとったり観光名所をめぐったりと、気弱な性格に反してかなり腹黒い。後にウーロン街のホットドッグ屋に新製品の香辛料を加えようとしている。椅子マニア。
マダム・ローズ
リッチリッチエクスプレスの乗客の女性キノピオ。ピカリーヒルズの自宅へ戻る際に列車を利用する。その途中、何者かに金の指輪を盗まれる。格闘技ファンで、列車に乗る前はウーロン街にいて「強いオトコ」にべた惚れしていた。キノシコワとも仲がいい。ゴロツキタウンのバーのチューさんから「銀の指輪」をもらったらしい。
コック
リッチリッチエクスプレスの従業員のプクプク。ユーモアセンスに長けている。外来語を多用するうえによく言葉を間違えるので、何を言っているのかよくわからない。だがコックとしての腕は一流で、彼の料理を食べるためにわざわざリッチリッチエクスプレスに乗りにくる人もいる。
ウェイトレス
リッチリッチエクスプレスの従業員のキノピオ。語尾に☆をつけたり、伸ばしたりして話す。マダム・ローズ同様何者かに貝殻のピアスを盗まれる。このピアスは彼女の元カレとの思い出がある。ゴロツキタウンのバーのチューさんから「ガラスのピアス」をもらったらしい。
ユーレイ
過去にリッチリッチエクスプレスで死亡したキノピオ。日記を探している。日記を入手した後、返さずに読もうとするとゲームオーバーとなる。返すと安心して成仏すると思いきや、「こっち」の居心地がいいので留まることにした。マリオをおどかしたりするのが好き。
ミスター・トロン
リッチリッチエクスプレスで出会う映画俳優のキノピオ。ゲーム中に出るのは実はランペルが化けた偽物で、後に本物のトロンからメールが届く。その外見とメールに書かれている文章から、シャア・アズナブルパロディである可能性が高い。マリオのことを「マリモくん」と間違える。ちなみに、このメールの写真には前作で登場したコワッパが写っている。
キノビア
ピカリーしんでんの前にいる女性キノピオ。ルイージの大ファンで、興奮すると最後に言った言葉を2回言う癖がある。バッチによってルイージになっていたマリオを見て躊躇うも、依頼を受けると大興奮。ちょうどそのとき、偶然にも現れた本物のルイージに憤慨し、「ルイージさんに変装してなれなれしいのよ!」と罵倒した(ルイージは「悪い夢だよ。うわーん!」と逃げていった)。
ス・クリーミ
ルイージの仲間。何か謎めいている。何のキャラクターなのかはクリスチーヌにもわからないようである。
ステージ7初登場
サイハテ村の村長
「サイハテ村」に住む気難しいボムへい。よそ者を嫌い、なかなかマリオに大砲を使わせようとしない。一定の繋がりを持つ人物には溶け込める模様。
ボムロフ
「サイハテ村」に住むボムへい。「100階ダンジョン」の地下50階まで潜るという偉業を達成する。
メカドッスン(仮称)
メガバッテンのアジトでカードキーを守っている。マリオに重々しく話すが、何故か派手なクイズ勝負を挑んでくる人面岩(?)。「第66回ドキドキクイズ大会」と銘打ってクイズを出題し、クイズに負けると部下である「バリアーン××」2匹とバトルになる。スットンとりでのドッスンと同じ喋り方をする。
ステージ8初登場
ブンババ
1000年の扉の奥にある「やみのきゅうでん」に住まう黒い巨大なドラゴンで、ゴンババの兄。毒ガスの息を吐く。現在もカゲの女王に忠誠を誓っており、宮殿を守っていた。どのような手段を使っていたかは不明だが、扉の外と連絡を取っていたようで、ゴンババとは手紙でやり取りしていたらしい。
カゲの女王
本作のラストボス。1000年の扉の奥にある「やみのきゅうでん」に封印されていた「伝説の宝」の正体であり、1000年前に現在のゴロツキタウンの位置にあった文明を滅ぼし、そこを拠点として世界中を闇に包み込んだ暗黒の支配者。その強大な力は1000年前の4人の勇者にも太刀打ちできず、最終的にはカゲの女王が自身の力を増幅させるために作った「スターストーン」を奪って、逆にこの力を利用した勇者たちが魂だけの状態にして封印した。
エンディング後初登場
レサレサ
前作に登場した、テレサの屋敷のお嬢様。エンディング後にピカリーヒルズに登場する。
セバスチャン
こちらも前作に登場した、レサレサの執事。レサレサと一緒にピカリーヒルズに登場する。

テンプレート:See also

主な土地

ゴロツキタウン
今回のマリオの冒険の拠点となる街。街の地下には「1000年の扉」があり、大昔に沈んだ大都市の遺跡がそのまま地下に残っている。街は東西のエリアに分かれているが、西(「モンテオーネ・ファミリー」というマフィアが支配しているエリア)より東(「スネイル盗賊団」が支配しているエリア)のほうが治安が悪い。ゲーム序盤では、モンテオーネ・ファミリーとスネイル盗賊団が抗争をしている様子も見られる。街の南には港がある。ちなみに、ストーリーの幕開けは鞍馬天狗の「ごろつき船」に準じている。
ドラドラ平原
ゴロツキタウンの東にある平原。いつもポカポカと暖かい。
ハナハナ村
自然に囲まれたのどかな村。ノコノコやキノピオ、フラワーさんたちが暮らしている。東に進むと「スットンとりで」がある。
ゴンババ城
巨大なドラゴン、ゴンババが住んでいる城。内部はとても広く、さまざまな仕掛けが施されている。最初の「スターストーン」があるダンジョン。吟遊詩人の話では、「スターストーン」を置くためにカゲの女王が作った城らしい。中に転がっているカメの死骸(骨)に、手紙を持っているものがあり、そのあて先が彼の息子の「チャールズ」となっている。『マリオストーリー』にて、同名のノコノコが存在しているが、関係は不明。
ふしぎの森
ゴロツキタウンの北にある、怪しくも美しい森。不思議な生物が生息している。草木はすべてモノクロ。
クラウダの家
ふしぎの森のはずれにポツンと建っている、クラウダの家。意外と豪華で、作中の仲間の家の中ではいちばん広い。
大樹
プニ族とトゲ族のすみか。最深部には「スターストーン」が隠されている。マリオたちが初めて訪れたときはメガバッテン軍団によって支配されていた。爆弾で爆破されかけた。
ウーロン街
空中に浮かぶ街。とうぎ場ではたくさんの選手たちが日夜激しいバトルを繰り広げている。とうぎ場のリングには何か秘密があるらしい。
ウスグラ村
ウスグラさんが住む村。「ウスグラ」という名前のとおり、一日中薄暗い。寺院のカネが鳴るごとに住民がブタにされるという奇妙な現象が起きていた。
ウスグラの道
ウスグラ村とオドロン寺院を結ぶ道。常に足元に注意して進まなければならない。
オドロン寺院
ウスグラ村を出て、森を奥へと進んだところに建っている、とても不気味な雰囲気が漂う寺院。大窓にランペルらしきステンドグラスが張られている。
トロピコアイランド
ゴロツキタウンから南に向かったところにある無人島。海賊王に呪われている島といわれている。
海賊のどうくつ
昔、海賊達が隠れ住んでいた洞窟。いたるところに海水が流れこんでいて、座礁した船もあちこちにある。最深部にはコルテスの船「ブラックスカル号」がある。
リバーサイド駅
ゴロツキタウンとピカリーヒルズの間にある駅。燃料補給のため、必ず停車する。今は人がおらず、モンスターのすみかとなっている。かつては川が流れていたが、今は枯れている。ここから見る夕日の美しさはセレブたちのあいだで評判。
ピカリーヒルズ
リッチな人々が暮らしている街。「リッチリッチエクスプレス」に乗ると行くことができる。街の奥には「ピカリー神殿」がある。
ピカリーしんでん
スターストーンが隠された神殿。「吸い込まれそうなくらい大きな絵」にはなにか秘密があるらしい。神官は、探偵(を気取っていた)ポワン。
サイハテ村
雪に覆われた土地。ボムへいたちが暮らしている。月までとばす威力のある大砲がある。
マリオ達が暮らす世界とは違い、かなり歩きにくい。一方向に歩き続けると、一周して戻ってくる。なぜか宇宙服がなくても呼吸ができる。
メガバッテンのアジト
月の上に建っているメガバッテン軍団のアジト。さまざまな仕掛けがマリオを待ち受ける。
やみのきゅうでん
「1000年の扉」の奥に広がる、カゲの女王の住む宮殿。
100階ダンジョン
地下100階まであるダンジョン。10階ごとに、バッジやレアアイテムの入った宝箱がある。また、ここにある土管でスタート地点に戻ることもできる。
ダンジョン内ではセーブはおろかレベルアップやアイテム以外での回復もできないため、根気のいるダンジョンとなっている。

ステージ

前作と同様、9つのステージに分かれている。そして、そのそれぞれに独立したストーリーがある。ステージ名の下にストーリーを示す。

プロローグ 〜ゴロツキタウンへようこそ!〜
マリオはピーチ姫から送られてきた地図を手がかりに「ゴロツキタウン」を訪れ、そこで有名考古学者のフランクリとその弟子・クリスチーヌと出会う。彼から「魔法の地図」のことを聞いたマリオは、ゴロツキタウンの地下にある「1000年の扉」へと向かう。
ステージ1 〜マリオとお城とドラゴンと〜
魔法の地図により、最初の「スターストーン」は「ドラドラ平原」にあることがわかった。そしてマリオはスターストーンを求めてドラドラ平原の「ハナハナ村」に立ち寄った。この村では最近、ゴンババというドラゴンの襲来による被害が相次いでいるとのこと。そこで、マリオはハナハナ村の青年ノコタロウと共にドラゴン退治を引き受けることになった。平原の奥に佇む「スットンとりで」で太陽と月の鍵を手に入れ、マリオたちはゴンババの居城に潜入する。
ステージ2 〜ふしぎの森の大きな木〜
次のスターストーンは「ふしぎの森」の「大樹」にあることが示された。早速そこへ向かおうとすると、プニプニした生き物、プニオに出会う。プニオは自分たちの住む大樹がわるいやつら(メガバッテン軍団)に荒らされており、助けを求めてやってきたという。マリオはプニオと共に、森に住む雲の妖精クラウダを仲間に加え、大樹へ向かう。
ステージ3 〜もえよ! チャンピオン〜
次に魔法の地図が示したのは空飛ぶ街、「ウーロン街」だった。ここには「闘技場」があり、選手たちがバトルを繰り広げている。マリオ達がリングを観戦していると、チャンピオンであるゴールドホークが現れ、その彼が持っていたチャンピオンベルトにスターストーンがついているのを発見する。マリオ達は優勝してベルトを手にいれようと、選手として参加することにした。チビヨッシーを仲間に加え順調に勝ちあがっていくマリオたち。しかし、勝ち上がっていくにつれ選手たちは次々と謎の失踪を遂げていく。そして「X」を名乗る怪人物からの指令メール。多くの謎を解き明かした先にマリオたちを待ち受けていたのは・・・。
ステージ4 〜ブタのためにカネはなる〜
4つめのスターストーンを求めて冒険を続けるマリオ一行は、キノコ王国の西部にある村「ウスグラ村」を通りかかった。マリオたちはその村がブタで溢れかえっているのに疑問を抱く。ウスグラ村の村長の話によると、村には呪いがかかっており、森の奥にある「オドロン寺院」の鐘が鳴るたびに村民が1人ブタに変えられてしまうらしい。そこでマリオたちはオドロン寺院に棲む呪術使いの謎の魔物(ランペル)を退治することになった。そしてマリオたちは見事謎の魔物に打ち勝つが、マリオは逆にその魔物に体を奪われ、自身は名も無きカゲと化してしまう。マリオを騙る魔物に容易く騙されてしまう仲間たち。そんな状況に陥っていた彼の前に現れたかつての敵・ビビアンと共に、マリオは再度オドロン寺院へと向かうのであった。
ステージ5 〜トロピコアイランドの大海賊〜
5つめのスターストーンの在処は南海に浮かぶ無人島「トロピコアイランド」だった。トロピコアイランド近海は海が荒れやすく、さらに「海賊王の亡霊」が出る場所だと噂され、人々に恐れられていた。そんな島に大富豪マルコや伝説の水夫バレルの力を借りて勇ましく島への船を進めるマリオ一行だが、トロピコアイランド到着寸前に無数の人魂に襲われ、船員はみんな遭難してしまうも、なんとかトロピコアイランドにたどり着いた。
ステージ6 〜リッチリッチエクスプレス3日間〜
マリオ一行は6つめのスターストーンが眠る「ピカリーヒルズ」へ向かうため、夢の高級列車「リッチリッチエクスプレス」に乗り込んだ。同じ頃、ピカリーヒルズのスターストーンの存在を嗅ぎつけていたメガバッテン総統・バツガルフは、マリオより早くスターストーンを手に入れるため、ビビアン離反後のカゲ2人組と新しく仲間になったランペルにマリオの足止めを命じた。車内で多くの不審な事件や出来事がおこりながらも、列車の旅を楽しむマリオ一行にカゲ2人組とランペルの魔の手が襲い掛かる。
ステージ7 〜はるかなる月を目ざして〜
魔法の地図は最後のスターストーンの在処を「月」と示した。しかも同じころ、ピーチ姫から「月のメガバッテンのアジトにいる」というメールが届いた。しかし、月に行く方法が思いつかず困り果てるマリオ一行。フランクリに相談すると、『「サイハテ村」にある巨大大砲で月に飛ばしてもらえ』、というとんでもないアドバイスをもらった。マリオ一行はメガバッテンを倒すために、そしてピーチ姫を助けるために多くの人々の力を借りて危険を顧みず月へと向かい、そして遂にメガバッテンの基地に潜入した。
ステージ8 〜スターストーンと伝説の宝〜
7つのスターストーンがマリオの手元に集まり、ついに「1000年の扉」が開かれた。月のアジトからなんとか逃げ延びたバツガルフは、ピーチ姫を連れて扉の中に逃げ込んでしまう。フランクリの調査によると、この扉の奥には1000年前に古代都市を滅ぼしたという「魔物の魂」が封印されているとのこと。その魔物の魂がバツガルフの手に渡ると世界が滅ぼされかねない。マリオ一行はキノコ王国を救うため、1000年の扉の向こうへと最後の冒険に出発する。最後の勝負に出ようとするメガバッテン、不審な動きをするカゲ三人組、秘宝を求めて扉の向こうにやってきたクッパ、魔物復活の生贄となったピーチ姫、そして遂に蘇る魔物・カゲの女王。多くの意志が集う中、世界は闇に包まれる。そして、カゲの女王とマリオたちの戦いが幕を開けた。

外部リンク

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