ビーズ

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いろいろなビーズ
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プラスチックビーズ
ファイル:National Museum of Ethnology, Osaka - Bridal costume with beads - Zulu people in South Africa - Collected in 1996.jpg
独自の発展を遂げたアフリカのビーズ装飾、婚礼衣裳(南アフリカ、ズールー族)

ビーズ英語複数形 beads)は、装飾手芸などに用いる穴の開いた小さな玉。数珠玉(じゅずだま)、南京玉(なんきんだま)ともいう。特にガラス製のものはとんぼ玉と呼ばれる。

形状

穴の開いた玉で、直径は10mm以下のものが多い。

形状は球形や円筒形の物が多いが、花形や星形などさまざまな形状の物がある。素材はガラスプラスチックから、天然石、貝殻、真珠、動物の角、骨など多岐にわたる。

装飾手芸用品、子どもの玩具として売られており、各種のアクセサリーや衣服に縛り付けたり縫い付けたりする他、を通して立体的な形状を作ることがある。

歴史

本来はロザリオに使用される数珠玉を指した。

奴隷貿易の際に貿易品としてアフリカに渡ったビーズはトレードビーズと呼ばれる。

1900年代初頭までに作られたビーズは、アンティークビーズビンテージビーズと呼ばれる。ガラスの加工技術が現在と異なり、独特の風合いのあるビーズが生産された。また、プラスチック(ルーサイト)の加工技術が確立された時期にも当たるため、現在の感覚ではキッチュに見えるデザインのプラスチックビーズが大量に生産された。

21世紀に入ってからの流行の推移としては、スワロフスキー全盛期を経て、現在はビンテージビーズなどのヨーロッパのビーズや天然石ビーズが、現代の工業生産されたものと違いひと粒ずつが個性を持っているとして人気を集めている。

用途

種類

生産地による分類

形状による分類

  • シードビーズ
  • そろばん玉
  • ナツメ型
  • ファイアポリッシュ
  • 球形
  • 花形、立体花
  • スクエア

材料による分類

関連項目

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