ビッグサンダー・マウンテン

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マジック・キングダムのビッグサンダー・マウンテン

テンプレート:ウィキプロジェクトリンク テンプレート:Portal ディズニー ビッグサンダー・マウンテンBig Thunder Mountain、略称:BTM)とは、世界のディズニーパークにある、ゴールドラッシュが過ぎた1880年代の廃鉱を暴走する鉱山列車をモチーフにした、ローラーコースタータイプのアトラクションである。

ビッグサンダー・マウンテンがあるパーク

なお、ディズニーランドマジック・キングダムにおける正式名称は「ビッグサンダー・マウンテン鉄道Big Thunder Mountain Railroad)」である。

ストーリー

舞台はカリフォルニア州1848年ごろに起こったゴールドラッシュの数十年後、無人の廃坑を無人の暴走機関車が走り出す。ゲストたちは、「ビッグサンダー・マウンテン・マイニング・カンパニー」の跡地から暴走列車に乗り込む。ゴールドラッシュの時代、「が出た」と有名になったビッグサンダー・マウンテンには、乗り込んできた採掘者相手に商売していた会社があったらしい。その道具の名残は、乗り場までの道のりで確認できる。また、当時の看板も残されている。

各施設紹介

ディズニーランド

テンプレート:アトラクション (WDPR) 8つのテーマランドのうちフロンティアランドに存在する。世界のディズニーパークで初めてオープンしたビッグサンダー・マウンテンである。最高速度は約45km/h。

他のパークのものと異なり、乗り場には屋根がない。また、コースも左右対称の造りになっている。

2013年1月から2014年3月にかけて、初めて大規模な改修工事が行われた。主にレールと車両の交換である。 テンプレート:-

マジック・キングダム

テンプレート:アトラクション (WDPR) 6つのテーマランドのうちフロンティアランドに存在する。TDL版との相違点は、スプラッシュ・マウンテンとビッグサンダー・マウンテンの場所が逆になっている点である。ディズニーランドのものに比べて最高速度が上がっており、約58km/hである。 テンプレート:-

東京ディズニーランド

テンプレート:アトラクション (TDR) 7つのテーマランドのうちウエスタンランドに位置しており、1987年7月4日にオープンした。総工事費用は当時の価格で約80億円。映画『西部開拓史』を元にしている。開業当初は東京ディズニーランド内で1、2を争う人気アトラクションとなった。その人気は今でも受け継がれており、休日や長期休暇時は勿論のこと、平日でもスタンバイの待ち時間が1時間以上になることは珍しくない。

2000年7月24日、東京ディズニーランドで最初にディズニー・ファストパスが導入された。当初ファストパス発券所はアトラクションの入り口左側に存在しており、計6台が設置されていた。また、他のアトラクションに設置されているファストパス発券所の英語表記は“FASTPASS TICKETING”と書かれているが、このアトラクションのみ“FASTPASS Distribution”と書かれていた。2014年1月29日~2014年2月13日のメンテナンスで入り口右側に移動し、英語表記も他のアトラクション同様“FASTPASS TICKETING”となった。

最高速度は40km/hであり、4つのパークのビッグサンダー・マウンテンの中では一番遅い。発進時の推進・加速及び到着時の減速用にリニアモーターが使用されている。これは雨天時にも減速・停止を確実に行うために採用されている。

クリッターカントリーの「スプラッシュ・マウンテン」、トゥモローランドの「スペース・マウンテン」と合わせて3大マウンテンと呼ばれる。

発車前と乗車終了間際の日本語アナウンスは富田耕吉が担当している。

2008年前半にはライド乗り場にホームゲートが設置された。また、メインビュートに入った後の巻上げの途中にキラキラ光るものがあるが、これはゴールドラッシュの時代を感じさせる金をイメージしている。

2011年3月12日 - 同年4月28日まで、東日本大震災の影響でアトラクション内の岩肌が削れてしまったため、緊急メンテナンスを行っていた。

スペック

  • コース全長:1000メートル
  • 総面積:10000平方メートル
  • 最高部高度:14メートル
  • 山の高さ:33メートル
  • 最高速度:時速40キロメートル

ディズニーランド・パリ

テンプレート:アトラクション (WDPR) 5つのテーマランドのうちフロンティアランドに存在する。パリ版が東京ディズニーランド版と大きく異なる点は、鉱山部分が池の真ん中にあり、乗り場は池の畔にあるため、スタートするとすぐに暗いトンネルを下降して対岸に渡る点である。世界のパークにあるものの中では最長・最速(全長約1500m、最高速度約65km/h)で、急降下の回数が若干多いが、ディズニーリゾート・パリにあるローラーコースター型アトラクションは総じて遥かに高速で急降下急旋回するため、相対的には初心者に向いているということができる。

最も高い位置に上ると、下降を開始するまでのしばしの間、対岸にあるファントム・マナーをはじめフロンティアランドの美しい景観を楽しむことができる。

ビッグサンダー・マウンテンの金鉱山は、鉱山を発見したヘンリー・レイブンスォード卿 (Henry Ravenswood) と、彼が設立した鉱山開発会社であるサンダー・メサ・マイニング・カンパニー (Thunder Mesa Mining Company) によって開発されたという設定になっている。

2011年4月25日、アトラクション内の演出の一部である木とガラス繊維でできた岩の模型が落下し、フランス人男性1名が重症・女性4名が軽傷を負う事故が発生。広報担当者は当面の間、ビッグサンダーマウンテンの運営を見合すことを発表[1]。現在は復旧している。 テンプレート:-

Trivia

  • 東京ディズニーランドのアトラクションのエントランス横にはトラクターが置いてあるが、これは1898年製の本物であり、世界で数台しか現存していない。元々このトラクターはディズニーランド(アナハイム)のビッグサンダー・マウンテンに設置される予定で、元の持ち主にイマジニア達は交渉したが拒否された。しかし、東京ディズニーランドのビッグサンダー・マウンテンがオープンする際に再度交渉したところ、その持ち主の妻が「トラクターより旅行に行きたい」と言った為、その持ち主はトラクターを譲ったのであった。斯くしてイマジニアはトラクターを手に入れることができ、現在は東京ディズニーランドに置かれている。
  • 本アトラクションの外観は、アメリカアリゾナ州セドナにある「サンダーマウンテン」をモデルとしている。また、ビッグサンダー・マウンテンの原案は、のちにウォルト・ディズニー・イマジニアリングとなるトニー・バクスターが、青年時代にクルミの木で作ったおもちゃの迷路である。
  • 高くそびえる岩山の名は、「メインビュート」という。これはどこのパークでも同じ。ビュートはアメリカ西部の地形をもとにした名前である。

脚注

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関連項目

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テンプレート:ディズニーランド テンプレート:マジック・キングダム テンプレート:ウエスタンランド テンプレート:ディズニーランド・パリ テンプレート:東京ディズニーリゾート

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  1. テンプレート:Cite news