パサールカード

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テンプレート:出典の明記 パサールカードは、静鉄グループが発行する磁気式の乗車カード

概要

静岡鉄道電車の全線(バス専用学生カードは不可)としずてつジャストライン秋葉バスサービスのほぼ全線で使用できるが、一部代替バス、駿府ライナーしみずライナーなど予約制の高速バス、及び静鉄グループの掛川バスサービスでは使用できない。

電車では自動改札機への直接投入が可能である。また、自動改札機へ投入した場合に限って、カード裏面に乗車駅と残額が印字される。

複数人が使用する場合や、小人運賃など割引運賃適用者が使用する場合は、電車の場合は自動改札機に直接投入せず、自動券売機乗車券に引き換えなければならない。なお、バスで同様の使い方をする場合は運賃箱リーダ挿入前に運転士に申告することで利用可能である。

名称の「パサール」([PASAL])とは、「通る」を意味するスペイン語である[1]

種類

ファイル:PASALCARD-Automatic vending machines.JPG
パサールカード自動販売機
電車・バス共通昼間カード
  • カードの色はピンク色[2]
  • 1,000円(1,300円)、3,000円(3,900円)、5,000円(6,500円)の額面で発行されている(括弧内は利用可能金額)。
  • 乗車時刻が9:00~16:00の間に利用できる。
  • LuLuCaには、同カードに相当する領域あるいは割引時間帯が現在のところない。
  • 2013年4月1日以降も引き続き販売される。
電車・バス共通カード(2013年3月31日販売終了)
  • 割引率は9.1~14.3%である。
  • カードの色は5,000円券までは青色[2]、7,500円券以上は「電車・バス共通カード(VIP)」として金色[2]
  • 1,000円(1,100円)、3,000円(3,300円)、5,000円(5,500円)、7,500円(8,750円)、10,000円(11,700円)の額面で発行されている(括弧内は利用可能金額)。
  • 終日利用可能である。
  • LuLuCaでは「全日大人カード」に同じ割引率で継承されている。
  • 店頭・バス車内で販売のカードと静岡鉄道各駅の自動券売機で販売するカードではデザインが異なる。
  • 販売終了後も、引き続き利用可能。
バス専用学生カード(2012年9月30日販売終了)
  • 販売は終了しているものの、引き続き利用可能。
  • 割引率は25%と、通学定期券に相当している。
  • カードの色は水色[2]
  • 1,500円(2,000円)、4,500円(6,000円)、7,500円(10,000円)の額面で発行されている(括弧内は利用可能金額)。
  • このカードはバス専用であり、静岡鉄道電車では利用できない。また、購入時に通学証明書又は通学証明書兼用の身分証明書が必要となる。
  • 「パサールカード(学生用)」より「ルルカパサール」の学生用の方が、割引率が低い。
福祉乗車券(パサールカード)
  • 沿線自治体が各自治体の基準のもとに発行・交付している場合がある。
  • 通常、有効期間は1年(年度内)で、額面は3,000円。
    • 現在発行・交付をしている自治体の例
      • 藤枝市 - 「藤の里ふれあい乗車券」4月1日現在で70歳以上で前年度市県民税非課税世帯が対象。
    • 廃止自治体の例
      • 静岡市 - 「ことぶき乗車券」70歳以上の市民全員に毎年無償で交付していたが、2006年度をもって制度廃止。

脚注

  1. また、インドネシア語では、パサールは市場を意味する
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 静鉄によるパサールカードの紹介ページ

関連項目

外部リンク