ハンバーガーの肉

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ハンバーガーの肉(ハンバーガーのにく)とは、ハンバーガーチェーン店のパティ()に関するマクドナルドなどの大手ハンバーガーグチェーン店のハンバーグに関して言われる事が多い。

  • アメリカの某社ハンバーガーの肉は、屑肉を洗濯機に入れてきれいに洗い、アンモニアにつけて消毒し、これをミンチにしてから味を付けた「テンプレート:仮リンク」を使用している。
  • 某社のハンバーガーの肉にはミミズが混ぜられている。
  • 某社のハンバーガーの肉にはネコの肉が混ぜられている(『ニャンバーガー』と呼ばれる)[1]
  • 某社のハンバーガーの肉は実はネズミの肉である。
  • 某社のハンバーガーの肉はビーフはビーフでも、実はウシの目玉である。

反論

テンプレート:出典の明記 「米CBS60 Minutesや、トークショーにおけるCEOの発言である」として、「南米で食用のミミズを養殖して輸入している」「食べているとミミズの残骸が出てきて、店員に言うと口止め料として五万円もらった」などと言うのは噂だとされている。

反論例
  • ミミズ肉に見えた物は十分にミンチされていない牛の血管である(牛の血管はとても太いため、その存在を知らなければゴムパイプかミミズに見えてもおかしくない)。
  • 食用ミミズの肉は栄養豊富で高価。使用すればそれだけで600円から700円ほどになる[1]
  • ミミズの肉を調理するためには砂袋を取り去るなどの細かい下ごしらえが必要になり、牛肉よりも製造費用が高くなる[2]
  • ネコやネズミの肉よりも、牛肉のほうが安価であり、大量に手に入る。牛は舌からしっぽまで全て「牛肉」であり、ボックスミートの規格に沿って切り分けると大量のクズ肉が発生する。それらは文字通りクズ扱いなのでとても安い。
  • ウシの目玉は様々な生物実験に利用されるため肉よりも高価である[3]

ミミズ肉の噂が発生した原因として、機械から出てくるひき肉の通称が「ミミズ」で、それが誤解されたのではという説がある[1][2]。また、1965年アメリカで公開されたホラー映画『THE WORM EATERS』が日本で公開された際、印象を強くしたいという理由から『ミミズバーガー[4]という邦題にしたため、その映画の内容やタイトルが誤解されて噂として広がったという説もあるテンプレート:誰

この噂によって売り上げが落ちたマクドナルドは、原因を探るべく調査を展開した。その結果、1970年代にアメリカでミミズ養殖産業が注目された際、あるミミズ業者がテレビで「我々はミミズ養殖界のマクドナルドを目指す」といった発言をしたことが判明。「マクドナルドの様に世界中でビジネスを展開していきたい」という意味だったのだが、それが誤解の元になったとも言われているテンプレート:誰。 以上から実際にハンバーガーミミズが利用されたことは無い。

牛肉以外の家畜肉が利用された例

牛肉を使用することができないヒンドゥー教圏では鶏肉100%となっている。日本やアメリカのマクドナルドでも、最近では豚肉鶏肉を使ったハンバーガーもある(てりやきマックバーガーマックポーク)。

また、モスバーガー豚肉牛肉の合挽を使用している(ただし1997年から2007年までは牛肉100%)。

備考

テンプレート:独自研究

俳優平幹二朗がTVドラマ「100億の男」の一幕として、ミミズの入ったハンバーガーを食べる場面がある。もちろん挽肉をミミズに見えるよう、撮影用に製作した可能性もある(この件について本人が後日コメントするようなことも特になかったようである)が、実写で「ミミズハンバーガーを食べる男」の役を演じたことは事実である。

またコンピュータRPGリンダキューブ」では、「ミミズ」という名の動物を加工してできる食料の名前が「ミミズバーガー」になっている。

中華人民共和国では、羊肉と偽ってドブネズミ、ネコ、キツネなどの肉を混ぜたニセ羊肉が実際に流通し、摘発された者も出ている。[5]

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 テンプレート:Cite book
  2. 2.0 2.1 テンプレート:Cite book
  3. "McEyeballs". Retrieved Jan. 16, 2006.
  4. 映画『THE WORM EATERS(ミミズバーガー)』紹介ページ
  5. 上海食品安全办:入沪"问题羊肉"已全部查处