デヴォン島

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デヴォン島の位置

デヴォン島(デヴォンとう、:Devon Island、イヌイット語:Tatlurutit[1]とは、北極海に存在するの1つであり、現在のところ世界最大の無人島となっている。カナダヌナブト準州に属する。

概要

デヴォン島の面積は約55,000km2で、これは、世界のの中では第27位、カナダでは第6位、同国クイーンエリザベス諸島では第2位の面積を持つ島である[2]

日本との面積比は、本州の24%、北海道の66%、九州の1.49倍、四国の3.01倍の面積である[3]

先カンブリア代片麻岩古生代泥岩頁岩でできている。最高地点は標高1920m、いくつか小山脈がある。

比較的高い標高と高緯度のため、大型の動物はほとんど存在せず、わずかなジャコウウシと小鳥、小動物のみが生息している。 夏には稀に10℃を超えることもあるが、冬は-50℃近くにもなる。年間を通して気温が低く水分が大気中に存在しにくいため、砂漠のように降水量は非常に少ない。

デヴォン島には、ホートン・インパクト・クレーターと呼ばれるクレーターが存在する。これは約3900万年前に直径約2kmの隕石が落下したことによって形成されたものである。このクレーターの直径は約23kmで、現在は湖になっている。

関連項目

脚注

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  1. Jerry Kobalenko. The Horizontal Everest: Extreme Journeys on Ellesmere Island. BPS Books, 2010
  2. カナダの面積順位 (カッコ内は世界の島の中での面積順位) 出典 List of islands by area
    第1位バフィン島(第5位)、第2位ビクトリア島(第8位)、第3位エルズミーア島(第10位)、第4位ニューファンドランド島(第16位)、第5位バンクス島(第24位)、第6位デヴォン島(第27位)
  3. 平成21年10月1日時点の日本の島面積国土地理院)と、デヴォン島の面積55,000km2より。