セーヌ=マリティーム県

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セーヌ=マリティーム県(Seine-Maritime)は、フランスのオート=ノルマンディー地域圏の県である。

歴史

1790年3月4日、フランス革命後の1789年12月22日の法令施行によって旧ノルマンディー州を分割してセーヌ=インフェリウール県(下セーヌ県)(Seine-Inférieure)として誕生した。1955年1月18日、現在のセーヌ=マリティーム県に改称された。

ルーアンにはカトリック教会大司教座が、ル・アーヴルには司教座が置かれている。

地理・気候

セーヌ=マリティーム県は、セーヌ河口を持ちイギリス海峡に面している。ソンム県オワーズ県ウール県と接する。県内にはチョーク質の平野であるコー地方を抱える。

セーヌ=マリティーム県は海洋性気候であるが、海岸部と内陸部とでは気温が違う。冬期の気温は、県東部より海岸部が温暖である。夏期には反対に海岸部が涼しい。標高の高いブレー地方では、冬期に降雪を記録することが知られている。

南西風または西風が主流である。秋と冬にはこれらの風が嵐をもたらす。県全体として年間降雨量が多い。

経済

第三次産業が7割を占める。セーヌ川谷工業地帯を持ち、ルーアン、ル・アーヴル(フランス第一位のコンテナ港)、リールボンヌが代表的な工業都市である。石油精製所の他、自動車産業が盛ん。パンリーパリュエルの2箇所に原子力発電所がある。

主な観光地

自治体

外部リンク

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