スーパーマン

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スーパーマン(Superman)は、アメリカDCコミック刊行の複数のコミックに登場する架空のヒーロー。また、彼を主役としたコミック、アニメ、映画、ドラマ作品。1938年に原作ジェリー・シーゲルおよび作画ジョー・シャスターにより、アクション・コミックス誌第1号で初登場した[1]スーパーマンアメリカン・コミックス初のスーパーヒーローである。

漫画作品

アクション・コミックスAction Comics
(vol. 1) 1939年~2011年 全904号。「Action Comics #1」はスーパーマンのデビュー作。
(vol. 2) 2011年~
Superman (comic book)
(vol. 1) 1938年~1986年(#1~#423)、2006年~2011年(#650~#714)。
(vol. 2) 1987年~2006年 全226号
(vol. 3) 2011年~

ストーリー

高度な文明を誇りながらも崩壊の危機に瀕していたクリプトン星の執行官ジョー・エルは、自分の息子カル=エルを救う為、カプセルに乗せ未開の惑星「地球」へと放出した。直後、クリプトン("秘密の星"の意)は崩壊し、赤ん坊は惑星の遺児となった。 カプセルはアメリカ合衆国カンザス州スモールヴィル(“小さな村”の意)に飛来、そこで暮らしていたケント夫妻に拾われ、カル=エルはクラーク・ジョセフ・ケントと名付けられた。成長した彼は自分の能力を世の為に役立てる事を誓い、スモールヴィルから大都会メトロポリスへ移住する。大学卒業後、デイリー・プラネット新聞社に入社し、スーパーマンとケントとしての二重生活を送る事と成った。2012年に退社しフリージャーナリストになる。

コミック・ドラマでの共通のキャッチ・フレーズは、「空を見ろ!」「鳥だ!」「飛行機だ!」「いや、スーパーマンだ!」(なお、2番目、3番目のせりふを言った人物は、いったい何故騒いでいるのか不明である)

登場人物

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主人公

スーパーマン

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代表的な悪役(ヴィラン)

レックス・ルーサー
IQ200の天才。永遠の宿敵。映画(1978年以降)ではジーン・ハックマンケヴィン・スペイシー(『~リターンズ』にて)が演じ『3』以外全てに登場。
旧設定では悪の天才科学者、新設定以降は野心溢れる実業家として、裏で行う犯罪を邪魔するスーパーマンの前に何度も立ちふさがる。一時期は合衆国大統領も務めたが、現在は失脚。
ブレイニアック
ルーサーと並ぶスーパーマンの宿敵。
縮小光線により各惑星の都市を住民ごと縮小してビン詰めにする。
ドゥームズデイ
スーパーマンを一度殺害したこともある人造生物。
ビザロ
スーパーマンの偽者。
初代はルーサーの作ったコピー人間(当時はクローン人間と言う概念が無かった)だが、不完全なため身体が崩壊し死亡。
現在のそれはジョーカーバットマンの宿敵)が作った異世界からやって来た。
トイマン
オモチャを利用した犯罪を行うスーパーマンの宿敵の一人。
プランクスター
イタズラで様々な悪事を行う典型的な愉快犯
メタロ
クリプトナイトで出来た心臓を動力源としたアンドロイドのボディに人間の脳を移植したサイボーグ
テラマン
天馬に乗り光線銃を武器とするガンマン。
元は19世紀の西部に生まれた少年だったが宇宙人に育てられていた。
パラサイト
放射性廃棄物の影響で普通の人間が変貌した怪物。
触れた相手のパワーを吸収する能力を持っている。
クリプトナイトマン
元はブラー星出典の宇宙人だったが緑の星雲を通過したときに全身がクリプトナイト化した怪人。
触れる物をクリプトナイト化する能力を持っており、スーパーマンの天敵と呼べる存在。
ミクシィズピトルク
5次元の世界からやってきた魔法使い。
人智を越えた魔法を操る強敵だが、スーパーマンをからかうことを生きがいとする悪意が無い性格。

映像化作品

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日本での記録

  • テレビシリーズ『スーパーマン』
日本では1956年11月3日からKRT(現:TBS)で放映開始[2]テンプレート:Refnest、後に大阪テレビ中部日本放送で放送された。KRTでは、毎週木曜日夜7時30分からの放送。30分ドラマ
ライオン歯磨(現:ライオン)一社提供。なおライオン歯磨は、1977年2月終了の『フルーツケンちゃん』まで、TBSの30分ドラマを提供する。
最高視聴率:74.2%(1958年、電通調べ。『放送五十年史 資料編』より)
  • 映画『スーパーマン』
配給収入:28億円(1979年の日本公開の洋画では1位)
  • 映画『スーパーマンII/冒険編』
配給収入:15億9200万円
  • 映画『スーパーマンIII/電子の要塞』
配給収入:9億9000万円
  • 映画『スーパーマンIV/最強の敵』
配給収入:4億1000万円

他作品におけるスーパーマン

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バットマン
ジャスティス・リーグ
アニメでクロスオーバー

パロディ

ガーゴイルズ
シーズン2の第46話で映画版のスーパーマンIIIでクラークの精神世界内でのスーパーマンとクラークの対決と同じ構図のシーンのパロディが描かれた他、本作を制作したグレッグ・ワイズマンは本作を制作した影響で後にザ・バットマンの制作や脚本なども担当し、本作の主人公ゴライアスの性格や動きなどをバットマンやゲストキャラクターとして登場したスーパーマンにも取り込んだとしている。このことは本国では有名であるテンプレート:要出典。時代が時代ならば共演もありえたとされているテンプレート:要出典
パーマン
この作品においては、「スーパーマン」はスーパー星からやってきた超人であり全宇宙の平和のために尽くす一方で、将来のスーパーマン候補を探すため各星を回って候補生を探すという役割で描かれた。候補生に選ばれた者には、スーパーマンの半分の力を発揮することができる「パーマンセット」を与えて実力を試していた(パーマンとは半人前スーパーマン、という意味)。アニメのエンディング曲の歌詞の一部『スーがスーっと抜けて、パーマンさぁ』は、これに由来する。
後年、「スーパーマン」という呼称がDCコミックス社の権利に抵触することが判明したため、名をバードマンと変更したことにより、「半人前のスーパーマンだからパーマン」という語呂の繋がりはなくなってしまった。
ウルトラわんちゃん
スーパーマンをイメージした作品で、靴磨きの犬が「アンダードッグ」に変身する時は、スーパーマン同様電話ボックスに入る。また事件解決後にアンダードッグが空を飛ぶと、街の人達が「あっ、あれは何だ!?」「鳥だ!」「飛行機だ!」「カエルよ!」と叫ぶのも、スーパーマンからの流用である。
Dr.スランプ
スッパマンというキャラクターが登場。普段は、スーパーマンの地球名である「クラーク・ケント」をもじった名前をした、暗悪健太(くらあくけんた)として生活している。変身した後の決めセリフは、「梅干し食べてスッパマン」である。自称正義の味方だが、その行動や心構えは「正義の味方」には程遠い。
ルパン三世
ルパンが2度ほどスーパーマン風の格好をしている。ちなみに胸のマークはLとローマ数字のIII。
8時だョ!全員集合
コント内で志村けんが変装していた。
新春かくし芸大会
1978年放送の第15回大会の「東軍」の出し物として登場。スーパーマンを演じたのは堺正章、またナレーターはかつて吹き替えを担当した大平透。なお放送では、タイトルやヒーロー名を「スー パーマン」と、「スー」と「パー」の間が少し離れていた(つまり「スーパー」でないヒーローという事)。
タイムボカンシリーズ ゼンダマン
第48話「パーパーマンだよ! ゼンダマン」というパロディを放送。ここでは、パーパーマンは「キラーク・ケント」という名で、「デイリー・ボロネット」の社長・社員・お茶くみであり、ダイゴロウという息子がいた。
オレたちひょうきん族
タケちゃんマン」。「スーパーマンだ」を「タケチャンマンだ」に言い換えている。
『タイムボカンシリーズ 逆転イッパツマン
毎回イッパツマンが登場する際、三悪である「クリーン悪トリオ」の台詞に使用。コスイネンとキョカンチンがそれぞれ「あっ、鳥だ」「飛行機だ」と叫ぶと、ムンムンが毎回違った事を言ってずっこけさせるのが定番、更にミンミン加入後は、ミンミンが更に輪を掛けた台詞を言ってずっこけさせる。
いないいないばあっ!
ワンワンがスーパーマン風のマントを着た「スーパーワン」というキャラクターが登場する。
キン肉マン
連載時は実名だったが後年は修正され「ピーピーマン」と改名されていた。
激!!極虎一家
敵に「スッカーマン」なる人物が登場した。
小さなスーパーマン ガンバロン
オープニング前、「あっ、あれは何だ!?」「流星だわ!」「UFOだ!」「いや、ガンバロンだ!!」「新幹線よりも速く、怪獣よりも強く、大きなビルもひとっ飛び!」と、本作キャッチフレーズのパロディが入る。なお放送時間が日曜18:30から土曜朝に変更後は廃止された。
第8回アメリカ横断ウルトラクイズ
スーパーマンのニックネームをつけられた挑戦者がいたが、400問ペーパークイズで失格になった。
SASUKE
スーパーマンのニックネームをつけられた挑戦者が存在する。この挑戦者はゲーム版のSASUKEにも登場する。

備考

  1. このスーパーマン初出の雑誌は、2012年現在216万1000ドル(約1億7300万円)のプレミアが付いており、世界最高価格の漫画本としてギネスブックに認定されている。
  2. テンプレート:Cite book

関連項目

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