グルジアの国旗

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グルジア国旗(グルジアのこっき)は、白地に赤のエルサレム十字を描き、イングランド聖ゲオルギウス十字に似た図案である。

白地に五つの十字架を用いる図案は、中世のタマル女王期のバグラティオニ朝グルジア王国の旗として使用された。

1990年のグルジア独立後のナショナリズムの中でこの旗も甦った。2003年11月の「バラ革命」で、野党勢力のシンボルとして使われ(ミヘイル・サアカシュヴィリ大統領率いる与党「国民運動」の党旗でもある)、新たな国旗としたもの。キリスト教を象徴する赤い十字が描かれており、国民の意見を聞いて支持を得たとされている。

1999年に一度、議会で「白地に五つの十字架」の旗への移行が可決されたが、当時のエドゥアルド・シェワルナゼ大統領の拒否により実現しなかった。しかし、シェワルナゼ前大統領がバラ革命によって辞任に追い込まれた後、サアカシュヴィリ新大統領が誕生し、2004年1月14日に議会でこの国旗が再び可決制定され、約500年ぶりに復活した。

1990年から2004年に使われた旧国旗は、縦横の比率は異なるものの、1918年から1921年グルジア民主共和国の時期にも使われていた。グルジア民主共和国時代の国旗コンテストで優勝したこの図案では、ワインレッドは過去および未来のよき時代を、はロシア帝国による統治を、白は平和への希望を表すとされていた[1]

脚注

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関連項目

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  1. Steve Luck, ed (1997). Oxford Family Encyclopedia (First ed.). London: George Philip Limited. p. 281. ISBN 0-19-521367-X.