カッラーラ

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テンプレート:コムーネ カッラーラテンプレート:Lang-it)は、イタリア共和国トスカーナ州マッサ=カッラーラ県にある都市で、その周辺地域を含む人口6万5000人の基礎自治体コムーネ)。

古来より大理石の生産地として知られる。とくにカッラーラ・ビアンコと呼ばれる白大理石で著名であり、ミケランジェロダビデ像などに用いられている。

名称

日本語文献では、カラーラカルラーラとカタカナ表記されることもある。

歴史

マッサとは15世紀から19世紀までマッサとカッラーラで公国を構成していた。

経済・産業

大理石の生産で最も重要な中心で、有名な白大理石はアプアーネ・アルプス近辺から産出する。

古代ローマの神殿やルネッサンス期の彫刻(ミケランジェロダビデ像)、近年ではロンドンのマーブル・アーチや2007年に完成したアブダビシェイク・ザーイド・モスクに石材を提供してきた。

ファイル:Carrare exploitation du marbre.jpg
大理石採掘の跡を見せる山肌

分離集落のひとつコロンナータでは、大理石の桶を使用して製造されるラルド・ディ・コロンナータというラルド(豚の背脂の加工品)が名産。

文化

街の記念碑としては12世紀大聖堂と現在は「美術アカデミー」なっている16世紀のドゥカーレ宮殿などがある。

姉妹都市

カッラーラ出身の人物

ゆかりのある人物

外部リンク

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