オリックス銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox

テンプレート:基礎情報 銀行

オリックス銀行株式会社(オリックスぎんこう、ORIX Bank Corporation)は、東京都に本店を置くオリックス傘下の信託銀行である。主力商品は、ネット専用定期預金「eダイレクト預金」、カードローン住宅ローン

概要

もとは山一證券の信託子会社であったが、山一證券の自主廃業によりオリックスに譲渡された。店舗はないが、出張所にあたるローンプラザがある。2009年より法人向け事業に本格参入した。

2011年10月1日付で「オリックス信託銀行株式会社」から「オリックス銀行」へ社名変更。「お客さまにとって、よりわかりやすく身近な銀行となり、従来の銀行には無い“しなやかな発想”ができる銀行として、柔軟な対応力や商品力により、お客さまのニーズに応えていく。」としているテンプレート:要出典

沿革

  • 1993年 - 山一信託銀行株式会社として開業
  • 1998年 - オリックスに譲渡。オリックス信託銀行株式会社に改称
  • 1999年 - ダイレクト預金の取り扱い開始、住宅ローン事業開始
  • 1999年 - 全国銀行協会に加入
  • 2000年 - セゾンカード会員向けのバンキングサービス(セゾンカードバンキングサービス)開始
  • 2001年 - インターネット取引専用定期預金「eダイレクト預金」の取り扱い開始
  • 2003年 - 信託協会の準社員として加入
  • 2005年 - セゾンカードバンキングサービスの新規取引を停止
  • 2008年 - 借りかえ専用ローン「バンクプレミア」の取り扱い開始
  • 2009年 - 大蔵省出身の潮明夫常務が社長に昇格
  • 2009年 - 新銀行東京元代表執行役の森田徹が取締役兼執行役員副社長に就任
  • 2009年 - 「法人eダイレクト定期預金」の取り扱い開始
  • 2009年 - 本店を中央区日本橋兜町から港区芝へ移転
  • 2010年 - 総資産1兆円を突破
  • 2011年 - 預金残高1兆円を突破
  • 2011年10月1日 - オリックス信託銀行株式会社からオリックス銀行株式会社へ名称を変更
  • 2012年3月1日 - 「オリックス銀行カードローン」の取り扱い開始
  • 2013年5月14日 - 「eダイレクト金銭信託」の取り扱い開始

商品

テンプレート:節stub

預金

eダイレクト預金

インターネットバンキング版の定期預金。事前に同時開設される自分名義のeダイレクト普通預金に資金を振り込み、そこからインターネットバンキングを利用して振替操作を行うことで、定期預金を預け入れる。ダイレクト預金よりやや利息が高めに設定されている。

eダイレクト普通預金

本店に開設される普通預金口座。本来は、定期預金であるeダイレクト預金を振替るためのプール口座であるが、一般の銀行の貯蓄預金のように毎月利息が入る点が特徴。現在では、住信SBIネット銀行の普通預金でも同様のことが可能であるが、オリックス銀行の場合はキャッシュカードを一切発行せず、口座番号と乱数表が書かれた「お客様カード」のみが発行され、これを利用してインターネットバンキングを行う形となり、入出金は原則振込で行うことになる。

なお、キャッシュカード等がない(コンビニATMゆうちょ銀行ATMを含めた各金融機関のATMは一切利用できない)のは、利息等を顧客へより還元するためのコスト削減策とオリックス銀行では説明しているテンプレート:要出典

ちなみに、当口座からの他行口座宛振込は月2回まで無料で、3回目からは420円となる。また、自行宛振込は無制限で無料となっている。

ダイレクト預金

1999年から開始した、取引経路をダイレクトバンキングダイレクトマーケティング)に限定した定期預金。「通販型定期預金」と謳っているテンプレート:要出典

基本的に郵送で書類のやり取りをするメールオーダー方式で、公式サイトか電話でパンフレットと申込書を請求し、申込書に預入れ金額と預金者の氏名・住所等の必要事項を記入した後、本人確認書類とともに送付し、請求した申込書送付時に銀行側から呈示される振込先に預金資金を振り込むことで預け入れが成立する。

振込先は、本店にある貯蓄預金科目のオリックス銀行名義口座宛、ないしはオリックス銀行名義のゆうちょ銀行振替口座[1]となる。この振込先は、いずれも個々に割り当てられる口座ではない。

eダイレクト金銭信託

2013年5月より「eダイレクト金銭信託」の取り扱いを開始。インターネット取引に特化した貸付金運用型金銭信託。投資家から集めた資金を企業への貸付金として運用する。シンプルで分かりやすい仕組みの商品であることが特徴。第一号商品は即日完売しているテンプレート:要出典

カードローン

2012年3月1日より「オリックス銀行カードローン」の取り扱いを開始。金利は年3.0%~17.8%、利用限度額は最高800万円。

これに伴い、セブン銀行との接続を開始しているが、本カードローンのみの取り扱いであり、預金の出入にセブン銀行ATMが利用できないのは従来どおり。

目的ローン

以下の商品を展開している。いずれもオリックス・クレジットが保証業務を担当している。

住宅ローン

以下の商品を展開している。東京・大阪・福岡の3ヵ所に対面拠点の「住宅ローンプラザ」がある。

  • アパートローン
  • 投資用セカンドハウスローン
  • 住宅ローン
  • セカンドハウスローン
  • ホームエクイティローン「マイホープ」
  • シニア多目的ローン

クレディセゾン提携商品(新規受付は停止)

2005年3月25日に新規口座開設受付を停止したサービスで、セゾンカードクレディセゾン発行のカードの限る)の会員を対象にしていたサービスである「優遇金利付き普通預金」が存在した。

2010年5月、クレディセゾンとの協議の結果、提携サービスを2010年12月20日をもって終了することが発表され、登録したセゾンカードとの紐付けが強制解除され、クレディセゾンATMでの引き出しが不可能となり、他行の口座宛振込による出金しかできなくなることになった。なお、セゾン出張所の口座自体は引き続き利用可能であり、eダイレクト普通預金とほぼ同様の利用方法に切替となる。ただし、はがきでの取引明細は従来どおり、3ヶ月に1度送付される。また、ゆうちょ銀行のオリックス銀行名義の振替口座経由の入金も継続して利用可能となっている。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 送金手続き日ではなく、オリックス銀行名義の振替口座へ着金した日を利息計算起算日とするため、電信振替ないしは電信払込での送金を要するとしている。

外部リンク

テンプレート:Bank-stub