エドワード・ノートン
テンプレート:ActorActress エドワード・ハリソン・ノートン（テンプレート:En, 1969年8月18日 - ）は アメリカ合衆国の俳優。身長183cm。
来歴
生い立ち
マサチューセッツ州ボストンで生まれ、メリーランド州コロンビアで育った。
父親のエドワード・モーア・ノートンJr.は環境問題に取り組む弁護士であり、カーター政権のもとでは連邦検察官であった。
母親のリディア・ロビンソン(旧姓ラウズ)は英語の教師だった。1997年に脳腫瘍のため亡くなった。
2人の弟がいる。
イェール大学で天文学と歴史、日本語を学ぶが、卒業後に俳優になるためにニューヨークに出る。
俳優になる前に、都市計画家であった祖父ジェームズ・ラウスの仕事を手伝うために大阪に1年弱滞在。海遊館の巨大水槽の設置に携わっていた。また別の仕事として、英会話学校NOVAのテキストにも登場していた[1]
。
現在でも日本語をある程度話せるが、俳優となってからは勉強が出来なくなったため、大阪滞在時に比べるとレベルが落ちているという。
キャリア
数年の間、ウエイターなど様々な仕事につきながら、1993年よりシグニチャー・シアター・カンパニーのメンバーとして多数の舞台に出演。1996年にオーディションで2000人以上の中から(レオナルド・ディカプリオの名前もあったと噂されている)『真実の行方』のアーロン役に抜擢されて映画デビューした。この作品で多重人格障害の疑いがある殺人容疑者役を演じてアカデミー助演男優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞 助演男優賞を受賞。1998年には『アメリカンヒストリーX』でネオナチに走る若者を演じてアカデミー主演男優賞にノミネートされた。
2000年に公開された『僕たちのアナ・バナナ』では監督としてデビューした。第2作目は小説『Motherless Brooklyn』の映画化になることが発表されている。
演技力は『真実の行方』や『アメリカンヒストリーX』、『ファイト・クラブ』で示したように周囲を喰ってしまうほど非常に高いものである。
白人至上主義に傾倒する若者、疲れ果てたサラリーマン、知的障害者を装った窃盗犯など幅広い役柄を演じている。
シリアスな役柄を演じることが多いために、『インクレディブル・ハルク』に主役として出演することが決定したときには周囲を驚かせた。
私生活
一般的に私生活の多くを明かさないことで知られる。
インタビューに「地下鉄に乗るのを止めなければいけないのなら、それは心臓発作にかかったようなものだ」と語ったことがある。
ボルチモア・オリオールズのファンである。また、自家用操縦士の免許を保持している。
過去にサルマ・ハエック、コートニー・ラブなどと交際していた[2]。2011年、映画プロデューサーのショーナ・ロバートソンと婚約した。
2013年3月、第1子である男の子が誕生した。現在はニューヨーク在住。
主な出演作品
| 公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1996 | 真実の行方 Primal Fear |
アーロン・スタンプラー | ゴールデングローブ賞 助演男優賞受賞 アカデミー助演男優賞ノミネート 英国アカデミー賞 助演男優賞ノミネート |
| ラリー・フリント The People vs. Larry Flynt |
アラン・アイザックマン | ||
| 世界中がアイ・ラヴ・ユー Everyone Says I Love You |
ホールデン・スペンス | ||
| 1998 | ラウンダーズ Rounders |
レスタ・“ワーム”・マーフィ | |
| アメリカン・ヒストリーX American History X |
デレク・ヴィンヤード | アカデミー主演男優賞ノミネート | |
| 1999 | ファイト・クラブ Fight Club |
ナレーター | |
| 2000 | 僕たちのアナ・バナナ Keeping the Faith |
ブライアン・フィン神父 | 監督・製作 |
| 2001 | スコア The Score |
ジャック・テラー | スクリプト（クレジット表記なし） |
| 2002 | デス・トゥ・スムーチー Death to Smoochy |
シェルダン・モープス/スムーチー・ザ・リノ | |
| フリーダ Frida |
ネルソン・ロックフェラー | スクリプト（クレジット表記なし） | |
| レッド・ドラゴン Red Dragon |
ウィル・グレアム | ||
| 25時 25th Hour |
モンティ・ブローガン | ||
| 2003 | ミニミニ大作戦 The Italian Job |
スティーヴ・フレゼリ | |
| ダイヤモンド・イン・パラダイス AFTER THE SUNSET |
レイカーズファンの観客 | カメオ出演 | |
| 2004 | National Geographic's Strange Days on Planet Earth | 司会 | テレビ |
| 2005 | ダウン・イン・ザ・バレー Down in the Valley |
ハーレン | 製作 |
| キングダム・オブ・ヘブン Kingdom of Heaven |
ボードゥアン4世 | ||
| 2006 | 幻影師アイゼンハイム The Illusionist |
アイゼンハイム | |
| The Painted Veil | ウォルター・フェーン | 日本未公開 | |
| 2008 | インクレディブル・ハルク The Incredible Hulk |
ブルース・バナー/ハルク | 脚本（クレジット無し） |
| プライド&グローリー Pride and Glory |
レイ・ティアニー | 製作 日本未公開 | |
| バスティン・ダウン・ザ・ドア Bustin Down The Door |
ナレーター | ドキュメンタリー | |
| 2010 | マッド・ブラザー Leaves of Grass |
ビル、ブラディ（二役） |
日本未公開 |
| ストーン Stone |
ジェラルド・クリーソン（ストーン） | ||
| 2012 | ムーンライズ・キングダム Moonrise Kingdom |
ランディ・ウォード | |
| ボーン・レガシー The Bourne Legacy |
リック・バイヤー | ||
| 2014 | グランド・ブダペスト・ホテル The Grand Budapest Hotel |
ヘンケルス警部補 |
