ウォルター・モンデール

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テンプレート:政治家 ウォルター・フレデリック・モンデールテンプレート:Lang-en1928年1月5日 - )はアメリカ合衆国の政治家。ミネソタ州州司法長官、連邦上院議員、第42代アメリカ合衆国副大統領駐日アメリカ合衆国大使を歴任。

経歴

生い立ちと軍歴

ミネソタ州セイロンに生まれる。父親のセオドア・ジーグヴァード・モンデールはノルウェー系[1]メソジスト派の牧師を務めており、母親のクラリベル・ホープ(旧姓カウァン)は音楽教師であった[2][3][4]。モンデールは幼少時をミネソタ南部の小さな町で過ごし、その中にはヘロンレイクエルモアが含まれた。後の1980年の大統領選挙で彼はそれらの町を故郷だとした。彼の異母兄のレスター・モンデールユニテリアン派の牧師であった。

モンデールはセントポールマカレスター大学に入学したがパブリック・アイビーの一つであるミネソタ大学に編入し、1950年にミネソタ大学を卒業した。ロー・スクールに通うための経済的余裕がなかったため、アメリカ陸軍に入隊。朝鮮戦争時の2年間をフォート・ノックスで過ごし、伍長まで昇進した。除隊後に復員兵援護法による奨学金を利用してミネソタ大学ロースクールに入学、1956年に卒業した。

政歴

マカレスター大学在学中にミネアポリス市長ヒューバート・H・ハンフリーの選挙運動を手伝ったのがきっかけで政界入り。弁護士、ミネソタ州司法長官を経て1964年、ジョンソン政権の副大統領に就任したハンフリーの後継者として上院議員に当選。上院民主党内では急進派と保守派の中間的な立場であった。

1976年大統領選挙で、民主党指名候補ジミー・カーターから副大統領候補に選ばれ、当選。1977年から1981年まで副大統領を務めた。副大統領としては国内外を精力的に廻り、また政権の政策決定にも積極的に関与している。しかし1980年大統領選挙では共和党ロナルド・レーガンジョージ・H・W・ブッシュに破れ下野した。

1984年大統領選挙では共和党現職のレーガンに対する民主党の指名大統領候補者となり、雪辱に挑む。副大統領候補には女性として史上初の二大政党指名候補となるテンプレート:仮リンク下院議員を立てた。選挙戦ではリベラル寄りの主張を展開し、レーガノミクス軍拡路線を批判したが、選挙人投票において525票対13票という圧倒的大差を付けられ、歴史的大敗を喫する。

ビル・クリントンによって民主党が政権奪取に成功すると、当初は駐英大使駐仏大使への起用が検討されたが、これを固辞。結局、1993年駐日大使に任命され日米構造協議以降の貿易不均衡の是正や非関税障壁の排除に力を振るうものの、「(中華人民共和国との)尖閣諸島の帰属に関する実力行使を伴う国際紛争の場合、日米安保は発動しない」と発言して石原慎太郎などから批判を受けた。1996年の帰国後に退任した。

2002年の中間選挙では、ミネソタ州選出のポール・ウェルストーン上院議員が再選を目指して選挙戦で共和党候補としのぎを削っていたが、投票日11日前になって州内を遊説中の同議員がチャーターしていた小型機が墜落、同議員をはじめウェルストーン選対幹部全員が死亡という事件が起った。そのピンチヒッターとしてモンデールは周囲から推されて出馬するが、残された10日間で「モンデールはすでに過去の人」という印象は拭いきれず、共和党候補に50%対47%の小差で敗れている。

2008年8月20日大統領選挙民主党候補バラク・オバマの対日政策顧問グループに、名誉会長として参加した。

トリビア

林家三平には「大統領の肩を副大統領が揉んでいるということで、これをカーター・モンデール…」と小咄にされたことがある(1977年放送NHK「金曜招待席」より)。

駐日大使時代に長女エレノアと俳優の堤大二郎の交際が報道され、本人もその事実を認めたことから話題となった。

受章歴

2008年桐花大綬章受章。

参照

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外部リンク

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