アストナージ・メドッソ
アストナージ・メドッソ (Astonaige Medoz) は、アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズに登場する架空の人物。いくつかの作品に出ており、その当時の主力艦艇にメカニックマン（整備士）として乗り込んでいる。階級は曹長。声：広森信吾（現：拡森信吾）。
劇中での活躍
一年戦争時代
地球連邦軍の宇宙戦艦に搭乗し、銃座担当から情報解析やモビルスーツのメンテナンス技術に至るまで実戦の中でノウハウを吸収していった。
戦後、アナハイム・エレクトロニクス社と関係を持ち、アクシズから来たクワトロ・バジーナと知り合い、兵器に関する知識が豊富な点で才能を見い出された。
劇場アトラクション『ガンダムクライシス』では、この時期の様子が描かれており、モスク・ハンのもとでマグネット・コーティングの研究にも携わっていた。
機動戦士Ζガンダム
エゥーゴの所属。新造巡洋艦アーガマにメカニックとして参加した。テレビ版ではカミーユ・ビダンが素案を起こしたΖガンダムをアナハイム・エレクトロニクス社へ送っている。
なお、OVA『GUNDAM EVOLVE2』は彼の死後、遺品整理の際に発見された「趣味で録画していたガンダムMk-IIの演習風景などを編集したディスク」という設定となっている。
機動戦士ガンダムΖΖ
引き続きアーガマのメカニックとして参加し、序盤はパイロット不足からΖガンダムで出撃した。終盤にはΖΖガンダムの耐ビームコーティング化や追加装甲等を施している。Ζ、ΖΖといった高性能ながらも整備性が煩雑な機体を、見事に整備し続けた。
プロ意識の高さから、ジュドー・アーシタや、ビーチャ・オーレグを叱咤する場面も見られたが、本質的には彼らにも慕われており、モウサへと出撃するジュドーを談笑の後に見送っている。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
地球連邦軍第13独立艦隊ロンド・ベル隊所属。旗艦ラー・カイラムでチーフメカニックを担当。エゥーゴ時代からの付き合いであるブライト・ノア大佐やアムロ・レイ大尉とも親密な仲であるが、特にモビルスーツ隊のケーラ・スゥ中尉とは恋仲であった。しかし作戦中にケーラが戦死、自身も大破したリ・ガズィで出撃しようとするチェーン・アギを制止しようとした際、ビームの流れ弾で命を落とした。
その他
- ゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」においてメカニックのチーフとして登場する機会が多い。作品の性質上モビルスーツ以外の整備も手掛けている。そのため「伝説のメカニック」「何でも整備してしまうメカの天才」などと呼ばれ、ゲーム中に登場する他作品のメカニック達からも尊敬されている。
