アカデミー長編アニメ映画賞

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テンプレート:Pathnav アカデミー長編アニメ賞(アカデミーちょうへんアニメしょう、Academy Award for Best Animated Feature)は、アカデミー賞の部門の一つで、その年アメリカで上映されたもっとも優れた長編アニメーション映画に与えられる。2001年から始まった。

ノミネート条件

長編アニメ賞については、通常のアカデミー賞のノミネート条件に加え、

  • 上映時間が最低70分間以上であること(第83回より40分以上[1]
  • 主要キャラクターがアニメーションで描かれていること
  • 上映時間の75%以上をアニメーションが占めること

の3条件を満たすことが要件とされている[2]

受賞とノミネート一覧

2000年代

作品
2001年
(第74回)
シュレック
ジミー・ニュートロン 僕は天才発明家!
モンスターズ・インク
2002年
(第75回)
千と千尋の神隠し
アイス・エイジ
リロ・アンド・スティッチ
スピリット
トレジャー・プラネット
2003年
(第76回)
ファインディング・ニモ
ブラザー・ベア
ベルヴィル・ランデブー
2004年
(第77回)
Mr.インクレディブル
シャーク・テイル
シュレック2
2005年
(第78回)
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
ティム・バートンのコープスブライド
ハウルの動く城
2006年
(第79回)
ハッピー フィート
カーズ
モンスター・ハウス
2007年
(第80回)
レミーのおいしいレストラン
ペルセポリス
サーフズ・アップ
2008年
(第81回)
ウォーリー
ボルト
カンフー・パンダ
2009年
(第82回)
カールじいさんの空飛ぶ家
コララインとボタンの魔女 3D
ファンタスティック Mr.FOX
プリンセスと魔法のキス
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2010年代

作品
2010年
(第83回)
トイ・ストーリー3
ヒックとドラゴン
イリュージョニスト
2011年
(第84回)
ランゴ
パリ猫ディノの夜
チコとリタ
カンフー・パンダ2
長ぐつをはいたネコ
2012年
(第85回)
メリダとおそろしの森
フランケンウィニー
パラノーマン ブライス・ホローの謎
ザ・パイレーツ! バンド・オブ・ミスフィッツ
シュガー・ラッシュ
2013年
(第86回)[3]
アナと雪の女王
クルードさんちのはじめての冒険
怪盗グルーのミニオン危機一発
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風立ちぬ

日本からの出品とその結果

過去に本選にノミネートされた作品はいずれもスタジオジブリの作品のみで、他はいずれも事前選考の段階で落選している。作品がノミネートするためには米国での劇場公開が前提とされるが、ノミネートを急ぐあまり米国内で十分な興行を得ることのないまま出品されるケースも多く(2006年『パプリカ』、2008年『スカイ・クロラ』など)、その手法は一部で疑問視されている[4]。また欧米では、アニメは「子供」が対象であるとした考え方が根強く、暴力描写の激しいアニメ映画は受賞しづらい状況があるとされる(米国でR指定を受けた2007年『鉄コン筋クリート』など)。

特記がない場合は最終選考エントリー作品(ノミネート落ち)

参考文献

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:アカデミー賞史

テンプレート:アカデミー長編アニメ映画賞
  1. テンプレート:Cite web
  2. 80th annual Academy Awards of merit・RULE SEVEN 'SPECIAL RULES FOR THE BEST ANIMATED FEATURE FILM AWARD'
  3. テンプレート:Cite web
  4. 「スカイ・クロラ」「ストレンヂア」米アカデミー賞ノミネート候補に(2008年11月11日)、アニメ!アニメ!。