阪神高速14号松原線
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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox road 阪神高速14号松原線(はんしんこうそく14ごうまつばらせん、Route 14 Matsubara Line)は、大阪府大阪市の環状線分岐(夕陽丘付近)から大阪府松原市の松原JCTへ至る、阪神高速道路の路線である。急カーブに加え、鉄道をオーバーパスするため、急勾配があり、事故発生率の高い路線である。
路線名
- 大阪府道高速大阪池田線(環状線から阿倍野入口付近)
- 大阪府道高速大阪松原線(阿倍野入口から松原JCT)
出入口など
- 施設名欄の背景色が■である部分は施設が廃止されたことを示す。
- 接続路線名の特記がないものは市道。
出入口番号 | 施設名 | 接続路線名 | 起点から (km) |
備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|
- | 公園北分岐 | 1号環状線 | 0.0 | 大阪市 | |
14-01 | 天王寺出口 | 0.6 | 環状線方面出口 | ||
14-02 | 阿倍野入口 | 0.7 | 環状線方面入口 | ||
14-03 | 文の里出入口 | あびこ筋 | 3.2 | 松原方面出入口 | |
14-04 | 駒川出入口 | 南港通 | 4.8 | 大阪市内方面出入口 | |
14-05 | 平野出入口 | 国道479号 | 6.9 | 松原方面出入口 | |
14-06 | 喜連瓜破出入口 | 国道309号 | 7.7 | 大阪市内方面出入口 | |
- | 大和川TB | - | |||
14-07 | 三宅出入口 | 国道309号 | 9.5 | 大阪市内方面出入口 | 松原市 |
- | 三宅JCT | 阪神高速6号大和川線 | 10.1 | ||
- | 三宅ミニPA | - | 大阪市内方面 2012年9月10日廃止 | ||
14-08 | 大堀出入口 | 大阪府道2号大阪中央環状線 | 11.4 | 大阪市内方面出入口 | 大阪市 |
14-09 | 松原JCT | 阪和自動車道 | 12.1 | 近畿自動車道との連絡路は建設中、2014年度末に完成予定 | 松原市 |
西名阪自動車道 天理方面 |
歴史
- 1970年3月13日 : 公園北分岐(環状線)-阿倍野入口間開通。
- 1980年3月1日 : 阿倍野入口-松原JCT間開通に伴い全線開通。
- 1989年3月29日:松原JCTの阪和道と接続するランプ供用開始。
- 2012年9月10日 : 三宅ミニPA 廃止。
- 2013年3月21日 : 三宅JCT 供用開始に伴い6号大和川線と接続。また、三宅JCT-松原JCT間 6車線化。
道路情報ラジオ
- 駒川(平野-文の里)
- 松原(大堀-大和川TB)
阪神高速の道路情報ラジオの冒頭は「こちらは阪神高速路側○○(局名)です。午前(午後)○○時○○分現在の道路情報をお知らせします。」と放送される。
車線・最高速度
区間 | 車線 上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | |
---|---|---|---|
通常時 | 早朝・深夜 | ||
公園北分岐-三宅JCT | 4=2+2 | 60km/h | 50km/h |
三宅JCT-松原JCT | 6=3+3 |
- 阿倍野・平野・三宅JCT付近の急カーブ区間は最高速度が終日50km/hに制限されている。
- 騒音発生防止のため、早朝と深夜(23時から翌日6時まで)は、全線に渡り最高速度が50km/hに制限されて、公園北分岐-三宅JCTは左車線が特定以外の中型乗用・普通乗用・二輪、右車線が二輪を除く自動車に車両通行区分が指定される。
交通量
平日24時間交通量(台)(上下合計)[1]
区間 | 平成22年度(2010年度) | 備考 | |
---|---|---|---|
台数 | 混雑度 | ||
公園北分岐-天王寺出口 | 86,317 | 0.94 | |
天王寺出口-阿倍野入口 | 81,805 | 0.94 | |
阿倍野入口-文の里出入口 | 78,043 | 0.85 | |
文の里出入口-駒川出入口 | 83,523 | 0.93 | |
駒川出入口-平野出入口 | 70,931 | 0.81 | |
平野出入口-喜連瓜破出入口 | 74,828 | 0.84 | |
喜連瓜破出入口-三宅出入口 | 67,816 | 0.71 | |
三宅出入口-三宅JCT | 56,112 | 0.67 | 調査当時、 三宅JCT未開通 |
三宅JCT-大堀出入口 | |||
大堀出入口-松原JCT | 47,116 | 0.64 |
- 平成17年度(2005年度)
- 大阪市平野区瓜破6丁目 : 74,867
その他
阪神高速などの都市高速道路は、広い道路や河川を導入空間として作られることが多いが、14号松原線の阿倍野入口‐平野出入口間は、南海平野線の上に作られたこともあり、高架下に幹線道路や河川が並行しない区間となっている。なお、この区間では松原線と同時並行で地下鉄谷町線の工事も進められ、松原線の開通後の1980年(昭和55年)11月27日に開通(南海平野線は同日を最終運行日として廃止)した。