バルログ (ストリートファイター)
テンプレート:対戦型格闘ゲームキャラクター バルログ (Balrog) は、カプコンが製造・販売している対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズに登場する架空の人物。
日本以外での名称はVega。代わりに肖像権の問題により日本版におけるM・バイソンがBalrogと名付けられている。ベガ、マイク・バイソンの項目も参照。
目次
キャラクターの設定
スペイン代表の格闘家で、悪の組織シャドルーの幹部。『ストリートファイターII』(以下『ストII』と表記)におけるボスキャラクター・シャドルー四天王の二番手として初登場する。
白い仮面と三本の鋭い刃がついた鉤爪を身に着け、蛇が体に巻き付いたかのような刺青を入れていることから「仮面の貴公子」「スペインの狂える毒蛇」の異名を持つ。
仮面の下の素顔は女性と見紛うほどに美しいが、自己陶酔の激しいナルシストであり、醜悪と感じた者や敗者を殺める事も厭わないサディストでもある。「強い者こそ美しい」とする強さと美しさを結び付けた独自の美学を持ち、その言動からは知性の中に狂気が垣間見える。
シャドルーの幹部ではあるが世界征服には興味が無く、本人の目的はあくまで美の追求と、醜いものをこの世から消し去ることである[1]。
戦いでは華麗な身のこなしで相手を翻弄し、空中から襲いかかる戦法を得意とする。その戦闘スタイルの原型となったのは幼少時に日本で学んだ「NINJUTSU」(忍術)である。
人物
スペインの没落貴族だった美しい母と、大富豪だが醜い容姿の父との間に生まれる。自身の美しい容姿と長い髪[2]や、人一倍の美への執着心は母からの影響が強い。幼少時に父親が母親を殺したことがトラウマになっており、それが原因で敗者を醜くなるまでいたぶるようになった[3]。
仮面や鉤爪を使用しているのも、自分の顔が返り血や怪我で崩れないようにするためと、汚らわしいものに素手で触れないようにするためである。
彼の私生活の姿が描かれている媒体はいくつかあるが[4]、西村キヌによる『ストリートファイターII』のアニメ版用設定画には長髪を後ろに流し、黒のハイネックにスーツを着用し、眼鏡をかけたイラストが存在する[5]。狂気に満ちた普段の姿とは異なり、落ち着きのあるインテリの美青年といった趣だが、この姿で実際に登場したことはない。
『ストリートファイターZERO3』(以下『ZERO3』)では洗脳されて自我を失ったキャミィを見てシャドルーの在り方に疑問を感じ、ベガに反旗を翻すシーンも見られ、エンディング後はキャミィを保護する。
『ストリートファイターIV』(以下『ストIV』)においてはシャドルー崩壊の際に行方をくらましていたが、ベガの復活と共に再び姿を現す。家庭用版のアニメーションでは仮面舞踏会とはいえ、上半身が裸の状態でパーティに出席する姿が描かれた。
『ストリートファイターEX』(以下『EX』)シリーズでは『EX2』から登場。『EX2』と『EX3』では条件を満たすと仮面を外した状態で戦えるようになる。『EX2 PLUS』ではシャドルーの開発した洗脳麻薬「SH-11」に興味を持ち、エンディングで薬を投与し究極の美「極美」を手に入れるが、その代償として心とプライドが醜く歪んでいく。『EX3』のエンディングでは心に人間らしさを取り戻し始め、自分の象徴である仮面を崖下に投げ捨てようとするが、結局捨てることができず絶叫する。
対戦型格闘ゲームにおける美形キャラクターの元祖的存在にあたり、奇抜な服装やインパクトから色物(アメコミではケンに「オペラ座の怪人」と揶揄された)として見られることもあるが、キャラクター人気自体は高い。カプコンが『ストリートファイター』15周年の際に行ったキャラクター人気投票では総合5位にランクインした。
他キャラクターとの関係
シャドルーの幹部ではあるが、総帥のベガとは普通の主従関係ではない。ベガに対しては忠誠心こそないが、一定の敬意は払っている。また、同じシャドルー幹部でありながら、マイク・バイソンのことはがさつな性格や容姿などから嫌悪している。『ZERO3』ではシャドルーの構成員ではなく、ベガの圧倒的強さに美しさを認め、理想的な対戦相手を用意させることを条件にシャドルーへの一時的な協力を承諾している[3][6]。
華麗な足技を持つ春麗に嫉妬しており、漫画や劇場アニメでは彼女と対決したり、何らかの形で関わることが多い。
中平正彦の漫画『スーパーストリートファイターII CAMMY外伝』でキャミィのライバル格として描かれたのをはじめ、以後のゲームやメディアミックスでもバルログとキャミィの共演は多い。
『ストII』の設定では「エドモンド本田のふくらはぎが気になっている」という描写があったが[7]、現行の設定では本田も「醜いもの」として嫌悪の対象になっている。
初代『ストリートファイター』に登場した忍者の激とは好敵手であるが、詳しい関連性は不明。
他社とのクロスオーバー
『頂上決戦 最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM』ではプレイヤーキャラクターとしての登場はないが、トーナメントモードにてSNK側のキャラクターをプレイヤーに選択した場合に限りデモシーンで登場する。ベガの命令でプレイヤーキャラクターを襲撃するが、ライバルキャラクターに倒されて退場する。
『CAPCOM VS. SNK』(以下『カプエス』)では、山崎竜二とは掛け合いや勝利メッセージにおいて互いに険悪な関係にある。また、二階堂紅丸と鑑恭介を美形と認めているが、当の本人たちからはバルログ自身の美意識を「理解できない」と言われている。
『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』(以下『SVC CHAOS』)では、それぞれ対戦前デモにおいてキム・カッファンにチョイ・ボンゲと間違われたり、チョイからも爪をつけていることを一緒にされているが、いずれにせよバルログ自身は不快に思っている。
『ストリートファイター X 鉄拳』(以下『ストクロ』)では、ベガの命令でバイソンとともに「パンドラの箱」の捜索に向かう。
ゲーム上の特徴
『ストII』では春麗やベガ以上の歩行速度と高く素早いジャンプ(速さはブランカ以上)を併せ持ち、全キャラクターで最高の機動力を持つ。また『ストII』シリーズでは唯一の武器を使うキャラクターである。バルログの登場するスペインステージ(『ZERO3』では「レケナの螺旋塔」という名称)は背景が金網フェンスで隔てられており、この金網に貼り付いてよじ登り、そこから高くジャンプして相手を襲う必殺技「フライングバルセロナアタック」「イズナドロップ」が特徴。
他の四天王と同様、『ストリートファイターII'』(以下『ダッシュ』)からプレイヤーキャラクターとして選べるようになった。
『スーパーストリートファイターII』(以下『スパII』)からは立ち状態のキック技や空中でのパンチ(爪)技など通常技が大幅に増え、6ボタン全ての技が固有のグラフィックを持つようになった。スペインステージにおいても金網に貼り付く「金網ジャンプ」が削除、全ステージで「壁向かいジャンプ」となった。『ZERO3』ではスペインステージでのみ、ボタン入力によって金網につかまる「壁張り付き」が復活。
爪と仮面
CPU専用キャラクターであった初出『ストII』から鉤爪を装着しており、一定条件によって爪が弾き飛ばされ、技のリーチ・攻撃力とも低下する設定があった。『ストII』では攻撃を受けるかガードした回数が8回を越えると、以降1/8の確率で取れる(この条件はシリーズごとに変更される)。『スーパーストリートファイターIIX』(以下『スパIIX』)より、外れた爪の再装着が可能になった。
『ZERO3』以降では仮面が外れる設定も追加され、『カプエスPRO』以降は打たれ弱くなる反面、攻撃力が上がる要素が追加された。
以降はシリーズによって、爪や仮面の装着方法などが異なる。『EX』シリーズでは外れた爪を拾うことはできないが「アタッチイングクロー」として新しい爪を装着し、『ストIV』シリーズでは「爪外し」「仮面外し」として自分で爪や仮面を外すことが可能となった。
技の解説
投げ技
- レインボースープレックス
- 通常投げ。背後から胴を掴み、ブリッジを利かせて叩きつけるジャーマン・スープレックスのような技。
- スターダストドロップ
- 空中投げ。相手を放り投げる。
- クレセントライン
- 『ZERO3』で追加された空中投げ。足で相手を掴んで投げ捨てる。『ストIV』シリーズでは地上投げに変更。
- カーマインフリップ
- 『カプエス』シリーズと『SVC CHAOS』でのみ使用する通常投げ。足で相手を掴んで地面に叩きつける。
- ワイヤースマッシュ
- 『EX』シリーズにおける通常投げで、画面に向かって投げつける技。
- ワールウインドスープレックス
- 『EX』シリーズにおける空中投げ。
特殊技
- バックスラッシュ(特殊技)
- バック転で攻撃を回避する。回転中は完全無敵だが終わり際に隙がある。
- 『ダッシュ』ではレバー操作のみで出す技。『ストリートファイターII'TURBO』(以下『ターボ』)からボタン操作に変更。当初は必殺技扱いだったが、『EX』シリーズと『ストIV』シリーズでは特殊技扱い。
- ショートバックスラッシュ(特殊技)
- 「バックスラッシュ」の短縮版で『スパII』から追加された。移動距離が少ない分、動作時間も短い。
- 当初は必殺技扱いだったが、『ストIV』シリーズでは特殊技扱い。『EX』シリーズでは使用しない。
- コズミックスマート
- 『ZERO3』からの技。前方への飛び蹴り。
- アタッチイングクロー
- 『EX』シリーズの技。新たな爪を装着し直す。動きはスローだが爪の部分に攻撃判定があり、対空技としても機能する。
- ピースオブマーキュリー
- 『ZERO3』における立ち強キック。小さく跳ねてかかと落としを繰り出す。『カプエス2』と『SVC CHAOS』、『ストIV』シリーズでは特殊技扱い。
必殺技
- 壁向かいジャンプ(壁ジャンプ)、壁張り付き(金網ジャンプ)
- 「フライングバルセロナアタック」「イズナドロップ」に派生する技。『ストIV』シリーズはその行動を「フライングバルセロナアタック」に吸収。
- 『ストII』時は「金網ジャンプ」として、金網によじ登った後に飛び掛かる技であり、『ダッシュ』『ターボ』ではスペインステージ以外では背景に金網が存在しないため、三角跳びのように画面端で跳ね返る「壁向かいジャンプ」に変更された。『スパII』『スパIIX』では「金網ジャンプ」が廃止されスペインステージでも壁に向かう。『ZERO3』ではスペインステージに限り、特殊入力で「壁張り付き」が可能になった。『ハイパーストリートファイターII』では『ダッシュ』仕様と『ターボ』仕様のみ「壁張り付き」が可能。
- フライングバルセロナアタック
- 壁向かいジャンプ(壁ジャンプ)または壁張り付き(金網ジャンプ)後、空中から相手に飛び掛かり、両腕を広げるようにして爪で斬り付ける。『スパII』からはヒットすると相手が必ず転倒するようになった。
- 『ストIV』シリーズでは「壁向かいジャンプ」の行動を吸収。EX技版では発動時のジャンプに攻撃判定が付加され、そのまま追加攻撃や「イズナドロップ」を決めることが可能となった。
- イズナドロップ
- 壁向かいジャンプ(壁ジャンプ)または壁張り付き(金網ジャンプ)後、空中から飛び掛かり、相手を掴んでバックドロップのように投げる。相手の位置が地上・空中のどちらでも掴むことが可能。
- ローリングクリスタルフラッシュ
- 地面を前転しながら体当たりで攻撃し、最後に爪で突き刺す。
- スカイハイクロー
- 『スパII』から追加。画面端からジャンプして爪を前に突き出しつつ、高速で相手に飛び掛かる。
- スカーレットテラー(必殺技)
- 『スパIIX』から追加。バック転しながら蹴りで攻撃する。シリーズによっては無敵判定があるため、対空技として使える。
- バックスラッシュ(必殺技)
- 特殊技の項を参照。
- ショートバックスラッシュ(必殺技)
- 特殊技の項を参照。
- 爪外し
- 『ストIV』シリーズの技。装着している爪を自分から外す。攻撃性能はなく、外した爪はバルログの近くに落ちる。動作中は隙だらけだが、爪を消耗した状態で発動、装着しなおすことで爪の耐久力を回復できるというメリットも存在する。
- 仮面外し
- 『ストIV』シリーズの技。「爪外し」をEX技として発動するとこの技に変化する。スーパーコンボゲージを消費する点と、爪ではなく仮面を外す点を除けば「爪外し」とほぼ同じ性能。こちらも爪同様、装着しなおすことで仮面の耐久力を回復できる。
- スピアスロー / マスクスロー
- 『ストリートファイター ザ・ムービー』の技で、装着している爪(あるいは仮面)を投げる。
スーパーコンボ
- ローリングイズナドロップ
- 「イズナドロップ」の強化版。掴んだ相手を複数回叩きつける。『スパIIX』と初代『カプエス』のEXキャラクターは投げが確定するまでゲージを消費しない。『ZERO3』以降は画面端からジャンプした時点でゲージを消費するようになった。『EX』シリーズではメテオコンボ(LV3専用)扱いである。
- フライングバルセロナスペシャル
- 『ZERO3』で追加された技で、「フライングバルセロナアタック」の強化版。ダメージは「ローリングイズナドロップ」に劣る。
- スカーレットミラージュ
- 『ZERO3』の技。「スカーレットテラー」を連続で繰り出す。
- レッドインパクト
- 『ZERO3』で追加されたLV3専用技(『SVC CHAOS』ではEXCEED)。前方に爪を突き出し、ヒットした場合は相手を自分の真上に放り投げ、落下してくる相手を爪で貫く。爪を装着している時しか使用できない。『SVC CHAOS』では落ちてくる相手を貫く際、巨大な赤い薔薇が出現する演出が追加されている。
- グランドクリスタルフラッシュ
- 『EX』シリーズの技。「ローリングクリスタルフラッシュ」の強化版。
- スカイハイイリュージョン
- 『EX』シリーズの技。「スカイハイクロー」の強化版。画面端からジャンプして爪を前に突き出し、錐揉み状に回転しながら相手に飛び掛かる。
- ファントムディストラクション
- 『EX2』の技。膝で蹴り上げ、ヒットした相手を宙に高く浮かせる。相手が着地するまでに追加入力することで「スピニングイズナドロップ」に派生可能。
- スピニングイズナドロップ
- 宙に高く浮いた相手の頭と足をつかみ、回転しながら地面に叩きつける「イズナドロップ」の強化版。
- スカーレットテラー(スーパーコンボ版)
- 『EX』シリーズの技。『EX2 PLUS』で「ファントムディストラクション」の代わりに追加された。前方にバク宙して、ヒットした相手を宙に浮かせる。『EX3』では追加入力で「スピニングイズナドロップ」に派生可能。
- ヘルズスカーレット
- 『ストリートファイター ザ・ムービー』の技で、バック転を連続して繰り出す。
ウルトラコンボ
- ブラッディハイクロー
- 『ストIV』シリーズの技。「スカイハイクロー」の強化版。画面端に向かってジャンプした後、バラの花弁を纏いながら爪を前に突き出し、目にも留まらぬ速さで相手に飛び掛る。ヒット時は「スカイハイクロー」で縦横無尽に飛び回り、敵を舞い上げながら四方八方から切り刻む。爪を装着していなくても発動可能だが、その場合は大きく威力が落ちる。
- 『スーパーストリートファイターIV』(以下『スパIV』)では、発動時のジャンプに攻撃判定が付加。『ストクロ』でもスーパーアーツとして使用するが、こちらは発生が遅い。
- スプレンディッドクロー
- 『スパIV』にて使用。スライディングからの「スカーレットテラー」で相手を浮かし、落下してきたところに爪で一閃を加える。『ストクロ』ではクロスアーツ。
他のメディアのバルログ
映画
- 1994年の実写ハリウッド映画『ストリートファイター』、及びそれとのタイアップで作られた格闘ゲーム『ストリートファイター ザ・ムービー』『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』では、外国名のベガの名で登場。ジェイ・タバーレ (en:Jay Tavare)が担当俳優として演じている。特徴的な風貌、ナルシストな性格、闘技場のファイター、宙返りを披露するなど、原作に近い設定だが、サガットの部下となっている。また、外見(髪が黒い、褐色の肌色など)にも細かい相違点が見られる。手製の鉤爪を使用する一幕も見られ、鉤爪に拘っている演出が見られた。闇闘技場のファイターで試合相手に武器を勧める演出は後述の『ストリートファイターII V』にも見られた。
- 1994年のアニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』では、春麗の暗殺に向かい、湯上がりの彼女を急襲する。不気味な動きで春麗を追い詰めるが、余裕を見せた直後に反撃され顔を踏みつけられて逆上する。さらなる激闘を繰り広げるが、最後は連続蹴りで怯んだところに百裂脚を食らい、マンションの壁を突き破って落下した(その後ニューヨーク市警に逮捕されている)。
テレビアニメ
- 1995年のテレビアニメ『ストリートファイターII V』では、スペインに訪れたケンに宣戦布告する。 バルログ・ファビオ・ラ・セルダというフルネーム、18歳の闘牛士と設定されている。仮面のデザインが一部異なる、褐色の肌色、肉体に刺青がない、パンツは紫色一色など、容姿に細かい変更点が見られる。ケンやキャミィと同様、劇場版から声優が変更されていない。
漫画
- 『ストリートファイターII -RYU』 - 神崎将臣作。シャドルー四天王として登場。春麗と闘う。
- 『スーパーストリートファイターII CAMMY外伝』 - 中平正彦作。シャドルーの幹部として登場。主人公のキャミィと闘う。
- 『ストリートファイターZERO』 - 中平正彦作。シャドルーの幹部として登場。シャドルーの開催する「裏の格闘大会」を自らの別荘で開催している他、シャドルーの巨大移動要塞の指揮を執っていたが、リュウの真・昇龍拳によりベガごと移動要塞を貫かれ、爆発する移動要塞と運命を共にした。
- SUPER STREET FIGHTHRII X 外伝 - 伊藤真美作。第五話「放たれた美獣」、第六話「明かされた過去」に登場。この作品でも主人公のキャミィと戦う。
- ウドン (en:UDON) によるアメリカンコミック『Street Fighter』では、シャドルーの実働的な役割を担っており、ベガが不在の間はシャドルーの指揮を代行していた。
登場作品
- ストリートファイターIIシリーズ(『II'』(ダッシュ)以降プレイヤーキャラクター)
- ストリートファイターZERO3、ZERO3↑、ZERO3↑↑
- ストリートファイターIVシリーズ
- ストリートファイターEXシリーズ(EX2以降)
- カプコン バーサス エス・エヌ・ケイ ミレニアムファイト 2000、PRO
- CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001
- SNK VS. CAPCOM 激突カードファイターズ全シリーズ(トレーディングカードゲーム版も含む)
- SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS
- ストリートファイター X 鉄拳
担当声優
- 速水奨(ドラマCD『春麗飛翔伝説』)
- 塩沢兼人(劇場版、TVアニメ、ストリートファイターEXシリーズ)
- 檜山修之(ストリートファイター リアルバトル オン フィルム)
- 上田祐司(うえだゆうじ)(ストリートファイターZERO3、CAPCOMvsSNKシリーズ)
- 成金屋清富(五島清富)(SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS)
- 諏訪部順一(ストリートファイターIVシリーズ、ストリートファイター X 鉄拳)
- 石川和之(ストリートファイターZERO・OVA)
- 千原ジュニア(実写映画『映画ストリートファイター ザ レジェンド オブ チュンリー』日本語吹き替え)
- 松本大(実写映画『ストリートファイター』日本語吹き替えテレビ版)
- 山路和弘(実写映画『ストリートファイター』日本語吹き替えソフト版)
その他
- 開発中に描かれた最も古いデザインでは筋骨隆々とした姿で、仮面をつけている以外に面影は感じられないものであった。次に発案されたデザインは十字軍の服装に剣を携えた物となっていたが、海外進出を視野に向けた際の宗教上の観点から不採用となった[8]。
- 初代『ストII』でバルログが負けた後のグラフィックは、鼻血の色が誤って青色に表示されているため、鼻水を出しているようにしか見えなかった[9]。『ダッシュ』以降は修正されている。
- メガドライブで発売された『ストリートファイターIIダッシュプラス』のCMで、実写映像を盛り込んだ単独出演を果たす。CM冒頭では仮面を取った素顔をセイン・カミュが演じた。セインは顔のカットのみ担当しており、身体の担当はデリック・ワイズマンである。
- スーパーファミコン版のスペインステージでは、いずれのシリーズでも背景のギター弾きが削られている。
- カプコンと彩京が共同開発したアクションシューティングゲーム『ガンスパイク』に容姿や設定、使う技などが類似したキャラクター「バルログ」(ゲーム中での表記は「Fallen Balrog」「Revenger Balrog」)が登場する。
脚注
- ↑ 『ストリートファイター X 鉄拳』キャラクター紹介。
- ↑ 頭髪の色は金髪か茶髪。作品やイラストによって異なる。
- ↑ 3.0 3.1 『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』2000年9月15日 発行: スタジオベントスタッフ 発売: 電波新聞社 ISBN 4-88554-676-1
- ↑ 自室で白いシャツを羽織り、ソファに腰掛けているイラストや、ゲーム中で三つ編みを解き、スーツ姿で登場している場面など。
- ↑ 『ストリートファイターアートワークス 覇』より。
- ↑ ALL ABOUTシリーズVol.21 『ストリートファイターZERO3』p168より。
- ↑ 月刊ゲーメスト10月号増刊『ストリートファイターII』p21。
- ↑ 月刊ゲーメスト10月号増刊『ストリートファイターII』p86。
- ↑ 『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』2000年9月15日 発行: スタジオベントスタッフ 発売: 電波新聞社 ISBN 4-88554-676-1、16ページ。