榛原町 (奈良県)
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テンプレート:Infobox 榛原町(はいばらちょう)は奈良県宇陀郡北西の町。2006年1月1日に宇陀市となり消滅。2011年3月までは地域自治区として榛原区が存在した。
目次
[非表示]地理
奈良県中東部に位置し、四方を山地に囲まれた高原都市。町の北部を近鉄大阪線や国道165号が横断する。宇陀地区の中心となる町である。
地形
町内を流れる宇陀川・芳野川周辺の平坦地とそれを取り囲む山地で構成される。平坦地の部分でも海抜300m前後の標高をほこり、周囲の山は600〜800m級のものである。位置としては大和高原の南端に位置する。
隣接していた自治体
気候
大和高原の南端に位置し、奈良盆地との標高差も200m以上あることから、盆地ではなく高原性の気候区分に属する。夏場は奈良盆地に比べれば幾分涼しく、冬場には凍結、積雪などの状況にも見舞われる。雨量も比較的多い。しかし、近年の温暖化のため、年々極寒の日は少なくなっている。
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、萩原村・下井足村・上井足村・足立村・福地村・長峯村・赤瀬村・額井村・戒場村・山辺三村・篠楽村・雨師村の区域をもって榛原村が発足。
- 1893年(明治26年)9月27日 - 榛原村が町制施行して榛原町となる。
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 伊那佐村および磯城郡桜井町の一部(笠間・安田)を編入。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 内牧村を編入。
- 1969年(昭和44年)4月1日 - 桜井市の一部(角柄・柳)を編入。
- 2006年(平成18年)1月1日 - 大宇陀町・菟田野町・室生村と合併して宇陀市が発足。同日榛原町廃止。
行政
- 町長 - 前田禎郎
警察
- 奈良県警察宇陀警察署(萩原)
経済
産業
林業・農業を中心とする。これに加えて、軽工業の工場も散在している。
姉妹都市・提携都市
地域
学校教育
- 小学校
- 大王小学校
- 伊那佐小学校
- 榛原小学校
- 東榛原小学校
- 内牧小学校
- 中学校
- 榛原中学校
- 高等学校
- 榛生昇陽高校
交通機関
鉄道
道路
名所・旧跡・観光・祭事・催事
名所・旧跡
- 鳥見山
- 子供の森公園
- 宇太水分神社
- 仏隆寺
- 山部赤人の墓
その他
出身有名人
合併問題
宇陀郡6町村による「宇陀地区合併協議会」を設置したが、曽爾・御杖両村の離脱により解散。その後、残る4町村による合併協議会を設置。協議の結果、2006年1月に宇陀市が誕生する運びとなった。
関連項目
外部リンク
- 旧榛原町のあゆみ - 宇陀市公式サイト