チャンドラー (ウルトラ怪獣)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年7月12日 (土) 22:33時点におけるタケナカ (トーク)による版 (『ウルトラマン』に登場するチャンドラー: 一年以上出典の提示されない鳴き声の記述を除去。)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Pathnav テンプレート:出典の明記 チャンドラーは、円谷プロダクション制作の特撮テレビ番組『ウルトラマン』を始めとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣。別名「有翼怪獣」。

『ウルトラマン』に登場するチャンドラー

ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」に登場。

劇中ではレッドキングマグラーピグモンなど他の怪獣と多々良島に棲息しており、多々良島の火山活動によって復活した太古の生物と設定されている。両腕の翼で空は飛べないが、風速60メートルの強風を起こすことができる[1]。また、鋭い牙も武器であり、レッドキングとの戦いでは肩に噛みついて負傷させる。しかし、直後レッドキングに右側の翼を引きちぎられて逃亡する。その後の消息は不明。

  • 着ぐるみは、前作『ウルトラQ』に登場したペギラに耳状の角を追加した上で全体を褐色に塗り替えたもの[1]。学年誌などでは、ペギラとチャンドラーは兄弟怪獣と設定され、ペギラが兄、チャンドラーが弟と解説する記事も存在する。大伴昌司による『ウルトラ怪獣入門』(小学館・1971年)132頁では、「他人の空似」と解説されていた。一部のムック本では温暖な気候に対処するためのペギラの突然変異体とも書かれており、翼で飛べないのも変異前の飛べるぺギラの名残である。このうち兄弟説と亜種説は『週刊ウルトラマンオフィシャルデータファイル』の記載にも記載されている。
  • 放送当時に連載されていた一峰大二の漫画版『ウルトラマン』では翼で強風を起こす能力を前面に出して描かれている。レッドキングやマグラーと共闘してウルトラマンを苦しめるが、最期はウルトラマンの八つ裂き光輪を受けて3匹まとめて倒される。

『ウルトラマンパワード』に登場するチャンドラー

ウルトラマンパワード』第3話「怪獣魔境へ飛べ!」(米国版サブタイトル:A QUARTET OF CREATURE)に登場。玩具などではパワードチャンドラーと称される。

  • 身長:50メートル
  • 体重:1万8千トン

鳥類ドラゴンの合成を意識したデザインアレンジを施されている。体色はグリーンギアナ高地にドキュメンタリー撮影に訪れたTVクルーたちの前に現れ、レッドキング(メス)との縄張り争いを行う。レッドキングの尾の攻撃に噛み付くなどして対抗し、カウンターのパンチで一度は撃退するものの、その後のレッドキングの復讐戦で崖に叩きつけられ頭をぶつけて絶命する。

劇中では有史以前の生命体の生き残りとされ、存在は確認されていたものの人畜無害であったため処分されることはなかったようである。設定上は本来大人しい性格のようで、冒頭のシーンでクルーが近い距離でチャンドラーを観察する。とは言え、肉食らしく、空腹時にはクルーを襲っていた。

  • デザインは前田真宏[2]。デザイン画ではオリジナルに近い色合いであったが、造形段階で緑色になった[2]。チャンドラーの亜種というイメージで「ストロングチャンドラー」がデザインされているが未使用に終わった[2]
  • テンプレート:要出典範囲

ライブステージに登場するチャンドラー

2003年での『ウルトラマンフェスティバル』のライブステージでは怪獣動物園に生息する怪獣として登場。マグマ星人の策略により、暴れ出して同じく怪獣動物園に住むレッドキングと闘い、勝利する。最後はウルトラマンコスモスのコズミューム光線で静まる。同時に出現したマグラー、レオに化けたババルウ星人ジャスティスグインジェもコスモス、レオ兄弟、ゼアスセブンに敗れる。コスモスの優しさを終盤、キングも称賛する。

第二部「伝説の勇者達~新たなる光~」ではゴドラ星人にぺギラと共に召喚されコスモスを苦しめる。

過去の映像を流用しての登場 

映像は初登場作品の流用。

その他に登場するチャンドラー

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:ウルトラ怪獣
  1. 1.0 1.1 1.2 『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社、2012年、ISBN 978-4-06-218128-0)
  2. 2.0 2.1 2.2 テンプレート:Cite book