常紋信号場
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常紋信号場(じょうもんしんごうじょう)は、北海道北見市留辺蘂町金華にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の信号場である。電報略号はヤモ。
歴史
- 1914年(大正3年)10月5日 - 国有鉄道の常紋信号所設置。
- 1922年(大正11年)4月1日 - 常紋信号場に改称。
- 1951年(昭和26年)4月1日? - 仮乗降場(局設定)として旅客取扱い開始。
- 1975年(昭和50年)7月1日? - 旅客取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 2001年(平成13年)6月30日 - 交換設備の使用が停止される。
蒸気機関車の重連運転が見られた石北本線では、スイッチバック型停車場の常紋信号場は鉄道撮影を主な活動とする鉄道ファンから注目される存在となり、蒸気機関車の終焉が近づくと、多くの人が撮影のため訪れた。そのため、仮乗降場扱いで客扱いを行ったこともある。現在でもSL列車やタマネギ貨物列車の撮影となるとファンが信号場に通ずる狭い山道を車で訪れている。 常紋トンネルに近いこともあり、常紋駅として営業されていた時期は、当直の鉄道員の間で霊現象の目撃談が多くあった。
構造
生田原駅から約10.3 kmの地点にある信号場であり、坂の途中にあるためスイッチバック式で列車交換する。側線が2本。反対側に1本。分岐器部分は巨大なスノーシェルターに覆われている。
現在はこの信号場においての列車交換が無くなったことから、交換設備としての機能はすべて停止されているが、本線に設置されている信号機自体は動作していることから閉塞区間の境にはなっているものと思われる。
- Jōmon signalbase02.JPG
使用停止の側線・信号機
- Jōmon tunnel02.JPG
駅(信号場)接近標識は残されている
周辺
常紋トンネルの留辺蘂側に設置されている。森林のみである。