香川県道43号中徳三谷高松線
テンプレート:Infobox road 香川県道43号 中徳三谷高松線(かがわけんどう43ごう ちゅうとくみたにたかまつせん)は、香川県高松市を通る主要地方道である。
目次
概要
香川県高松市塩江町安原下字上中徳から同市三谷地区を経由して高松市中心部に至る南北方向の路線である。道路体系においては国道193号と完全に並行している。
起点は安原地区中心部、高松市塩江支所(旧塩江町役場)南東にある信号機の無い国道193号交点である。丁字路として193号から分岐した後、香東川を渡るとすぐに山岳地帯に突入する。そこからの約6.2km区間は、等高線や谷などの地形に沿ったカーブや勾配の多い1車線区間であり、場所によっては自動車同士の対向も不可能な区間が連続する。この山岳道路の区間ではいくつか小規模集落を経由し、東谷地区では県道165号東谷岩崎線が分岐している。その後、仏坂峠を越えると藤尾八幡神社への参道が分岐するが、この分岐点から当県道の高松方向は同方向から神社へのアクセスルートも兼ねているため、山岳区間が終了する部分には鳥居があり当県道はその下をくぐる。
鳥居を抜けると山岳区間は終了し、2車線区間となる。そこからはカーブも緩やかになり、丘陵地帯のなだらかなアップダウンを伴って北上する。西植田地区中心部を抜けて三谷地区に入ると、三谷町中央交差点で県道12号三木国分寺線と交差する。
ここから当県道は2つのルートに分かれる。1つ目は現在は本線部分となっているルートで、三谷町中央交差点からそのまま4車線となって直進し、香川インテリジェントパークや高松道高松中央ICを経由し、木太町の詰田川西交差点で国道11号高松北バイパスと交差することによって終点となる。2つ目は現在は別線1及び2となっている部分で、南北部分はかつての本線である。別線1の起点である出作町の出作東交差点へは三谷町中央交差点から一旦、県道12号三木国分寺線を西進する。
路線データ
- 本線
- 旧道
- 別線1(テンプレート:Googleマップ経路図)
- 起点:香川県高松市出作町(出作東交差点・県道12号三木国分寺線交点)
- 終点:香川県高松市林町(青塚交差点・県道147号太田上町志度線交点)
- 別線2(テンプレート:Googleマップ経路図)
- 陸上距離:29.049km
重複区間
旧道
- 香川県道155号牟礼中新線(香川県高松市)花園西交差点 - 中新町交差点
別線1
- 香川県道147号太田上町志度線(香川県高松市)下多肥交差点 - 青塚交差点
通過する自治体
- 香川県
- 高松市
交差・接続している道路
本線
- 国道193号(国道377号・国道492号重複)(香川県高松市)中徳
- 香川県道269号塩江香川高松自転車道線(香川県高松市)観月橋東
- 香川県道165号東谷岩崎線(香川県高松市)東谷
- 香川県道13号三木綾川線(一部香川県道156号西植田高松線重複)(香川県高松市)西植田町交差点
- 香川県道12号三木国分寺線(香川県高松市)三谷町中央交差点
- 香川県道147号太田上町志度線バイパス(香川県高松市)サンメッセ香川前交差点
- この交差点付近に旧高松空港ターミナルビルがあった。
- 高松市道木太林線(旧空港通り)(香川県高松市)宗高交差点
- ここから札場東交差点までは高松市道福岡林線として建設され、2001年に佐古東交差点 - 木太南小学校北交差点が県に移管され、2008年には残りの区間も移管された。移管前は旧空港通りが県道43号だった。
- 香川県道43号中徳三谷高松線別線1・香川県道147号太田上町志度線(香川県高松市)青塚交差点
- 国道11号高松東バイパス(香川県高松市)佐古東交差点
- 高松自動車道(香川県高松市)高松中央IC前交差点
- 香川県道272号高松志度線(香川県高松市)木太南小学校北交差点
- 香川県道43号中徳三谷高松線(旧道)・香川県道10号高松長尾大内線(旧道)(香川県高松市)札場東交差点
- 香川県道155号牟礼中新線(香川県高松市)洲端東交差点
- 国道11号・高松市道福岡林線(香川県高松市)詰田川西交差点
旧道
- 香川県道43号中徳三谷高松線本線(香川県高松市)札場東交差点
- 高松市道上福岡多肥下町線(香川県高松市)南上福岡町交差点
- 香川県道43号中徳三谷高松線別線2(香川県高松市)御坊川橋東交差点
- 高松市道朝日町仏生山線(香川県高松市)花園南交差点
- 香川県道155号牟礼中新線(香川県高松市)花園西交差点
- 香川県道160号高松港栗林公園線(香川県高松市)塩上交差点
- 国道11号(一部国道30号・国道32号・国道193号・国道436号・国道492号重複)・香川県道33号高松善通寺線(香川県高松市)中新町交差点
別線1
- 香川県道12号三木国分寺線(香川県高松市)出作東交差点
- 香川県道147号太田上町志度線バイパス(香川県高松市)多肥小学校北交差点
- 香川県道147号太田上町志度線(香川県高松市)下多肥交差点
- 高松市道上福岡多肥下町線(香川県高松市)桜井高校北交差点
- 香川県道43号中徳三谷高松線本線・香川県道147号太田上町志度線(香川県高松市)青塚交差点
別線2
- 高松市道花ノ宮木太線(香川県高松市)今里西交差点
- 高松市道朝日町仏生山線(香川県高松市)
- 香川県道163号栗林停車場今里線・高松市道朝日町仏生山線(香川県高松市)今里北交差点
- 香川県道43号中徳三谷高松線旧道(香川県高松市)御坊川橋東交差点
名称・愛称
- 伏石街道(別線2)
- 観光通りの一部(旧道)(香川県道155号牟礼中新線との重複区間)
注意点
- 本路線は幅員が狭い箇所があるので走行には注意しなければならない。以下に例示する。
- 西植田町交差点(県道13号交点)以南の山道。
- 別線2(通称伏石街道)のほぼ全区間。(かつてはこんな狭いところを走る路線バスもあった。後述の朝通学時の北行一方通行は除外されていた)
- 県道165号との分岐点(高松市香川町東谷)以南は2004年の台風被害で長期不通となるなど、大雨による土砂崩れで不通になることがたびたび発生している。
- 旧道の花園南交差点(市道朝日町仏生山線)から花園西交差点(終点、県道155号牟礼中新線交点)は北行きの一方通行区間(終日、二輪車を含む)であるため、この旧道が県道指定されていた頃は終点から起点方向への全線走破は不可能な状況であった。また、終点の花園西交差点は左折以外不可である。
都市計画道路路線指定
- 高松市
- 福岡三谷線 詰田川西交差点 - 三谷町中央交差点
- 中新町詰田川線(旧道) 中新町交差点 - 花園西交差点
- 朝日町仏生山線 (別線2)今里北交差点 - 今里町一丁目
備考
- 現在の別線1と別線2はもちろんかつては繋がっていたが、1990年代の太田第2土地区画整理事業で分断されることとなった。三谷町中央交差点 - 四国工業技研前交差点間が開通するまでは、本線は三谷町中央交差点 - 出作東交差点間が香川県道12号との重複区間で、そこから現在の別線1につながっていた。ちなみに国道11号高松東道路は当時の本路線の本線との交差地点付近が最も用地買収が難航した場所でもある。
- 札場東交差点-洲端東交差点間のバイパスはジャンボフェリー乗り場から高松中央ICまで一直線で結ばれるため、迂回を強いられていた運送業者からは早期完成がのぞまれていた。香川県道155号牟礼中新線の洲端東交差点 - 多賀橋南交差点の4車線化とともに2011年2月2日に開通した。