朝日自動車
テンプレート:Infobox 朝日自動車株式会社（あさひじどうしゃ、英称：ASAHI Motor Corporation）は、埼玉県・茨城県などでタクシー及び路線バス事業を営む東武鉄道傘下の会社である。タクシーは埼玉県などの東武鉄道沿線、路線バスは主に埼玉県東部の東武伊勢崎線・日光線沿線を中心とした地域で事業展開する。
概要
現在では東武グループのバス・タクシー事業者による朝日自動車グループをまとめる統括事業者に位置づけられている。また、埼玉県より、「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」に基づく指定地方公共機関にバス事業者として指定されている。
沿革
- 1941年1月11日 - 茨城県土浦市にて創業（アサヒ自動車）、乗合・乗用旅客事業を営業。
- 1944年 - 太平洋戦争下の陸運統制令により、乗合部門を常総鉄道（現在の関東鉄道）に統合。残った乗用部門は埼玉県へ移転。
- 1949年 - 貸切事業開始。
- 1954年 - 東武線駅構内のタクシー事業を一部譲受。
- 1994年 - 東武バス（東武鉄道 バス事業本部）から一部路線の移管を受け、バス事業開始。
- 1995年4月 - さくら観光自動車を合併。
- 1999年から2002年にかけて、次々と東武バスから営業所が移管。2002年10月の菖蒲営業所開設以降は、東武バス自体の分社化により一段落している。
- 2008年11月30日をもって、境営業所、杉戸営業所での貸切バス事業を終了。朝日自動車本体での貸切バス事業はなくなった（グループ傘下では継続）
車両
バス
新車はほとんどの車両が中型のオートマチック車で、マニュアル車は少ないテンプレート:要出典。最近テンプレート:いつは、越谷営業所を含め他営業所にも導入や増車が進んでいる。
1999年末頃から1993年以降に製造された車両について、塗装変更が開始された。旧塗装は濃い青と薄いグレーだったが、新塗装は白地に赤い日の丸マークが入り、その周りには青い線が巻かれている。比較的初期に新塗装化された車両については、「ASAHI」の文字が小ぶりだったが、2001年以降の新塗装化施工車および増備車については「ASAHI」の文字が大きめになった。
同じ東武系列の川越観光自動車でも1998年から同塗装の車両を導入開始、国際ハイヤー（現国際十王交通）でもバス事業を始めた2001年より共通塗装を導入している。2001年には、同じ地区を走る東武グループの茨城急行自動車も新塗装化が開始されたが、こちらはイメージが一新され白ベースの塗装に変わった。
タクシー
（車種：セドリック）
クラウンコンフォート・デラックスAパッケージとセドリック・カスタム（1999年まではグロリア）の両車が主力だが、群馬県内の一部営業所では小型料金のコンフォートも在籍する。クラウンコンフォートは一部営業所で黒塗りも導入されているほか、かつては法人タクシーでは珍しい6気筒エンジン搭載のセドリック/グロリア・クラシック（黒塗り）が存在した。
事業所
- 本社
- 管理本部（グループ会社の統轄業務を行う）
- 越谷営業所（現在はバスのみ。現在地に営業所開設当初は草加営業所のタクシーの無線配車も行なっていた）
- 北越谷営業所（タクシー）
- 草加営業所（タクシー。無線配車は北越谷営業所）
- 杉戸営業所（バス、タクシー。2008年11月30日で貸切バスの扱いを終了）
- 加須営業所（バス、タクシー、労働組合）
- 羽生案内所（タクシー 運行管理及び無線配車は加須営業所）
- 久喜営業所（バス、タクシー。タクシーの無線配車は加須営業所）
- 本庄営業所（バス、タクシー）
- 境営業所（バス、タクシー。2008年11月30日で貸切バスの扱いを終了）
- 古河営業所（タクシー。運行管理及び無線配車は境営業所）
- 太田営業所（バス、タクシー）
- 薮塚営業所（タクシー。無線配車は太田営業所）
- 大泉案内所（タクシー。運行管理及び無線配車は太田営業所）
- 韮川案内所（タクシー。運行管理及び無線配車は太田営業所）
- 菖蒲営業所（バス）
- 川越営業所（タクシー）
- 館林営業所（タクシー）
- 本中野駅構内案内所（タクシー。運行管理及び無線配車は館林営業所）
- 足利営業所（タクシー）
- 助戸営業所（タクシー。運行管理及び無線配車は足利営業所）
- 大間々営業所（タクシー）
- 野田営業所（タクシー）
- 江戸川台営業所（タクシー。無線配車は野田営業所）
コミュニティ・バスを受託している自治体
東京都
埼玉県
茨城県
関連項目
参考書籍
- BJエディターズ『BJハンドブック R54 朝日自動車』BJエディターズ、2005年1月1日、ISBN 4-4340-5322-1
