金沢大学
テンプレート:Infobox 金沢大学(かなざわだいがく、テンプレート:Lang-en)は、石川県金沢市角間町に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は金大(きんだい)。旧官立大学で医学部は新潟大学、千葉大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学とともに旧制六医科大学(旧六)をルーツとする。 小説やドラマでは能登大学、石川大学という架空の名義で換喩されることもある[1]。
目次
概観
大学全体
金沢大学は、旧制金沢医科大学、旧制第四高等学校、金沢高等師範学校、金沢高等工業学校を主な母体として設立された、本州日本海側を代表する大学である。現在、3学域16学類5研究科を設置している。 2004年4月に「地域と世界に開かれた教育重視の研究大学」という位置づけをもって改革に取り組むとして、金沢大学憲章を制定した。憲章は、教育・研究・社会貢献・運営の各分野からそれぞれ2項目、計8項目からなる。
教育および研究
2008年4月にこれまで設置されていた8学部を3学域16学類へ改組した。
沿革
略歴
金沢大学は、1949年の学制改革の際に金沢市所在の旧制諸学校を包括して、同年5月31日、国立学校設置法公布によって金沢大学が正式に設置され新制大学として誕生。同日付で、大野清(文部省)に初代事務局長が発令され、事務組織の整備もすすめられた。同年、初代学長として戸田正三(京大名誉教授)氏が就任された。
現在の新制金沢大学に包括された教育機関の一つである旧制金沢医科大学は、その起源を1862年に黒川良安によって創設された加賀藩金沢彦三種痘所としている。本稿ではこの経緯から、大学の創立年を1862年、設置年を新制大学が誕生した1949年としている。
教育学部の前身の一つである石川県女子師範学校は地方女子師範としては日本最古である。第四高等学校の起源の一つは、寛政4年(1792年)に第11代加賀藩主前田治脩により設立された藩校明倫堂(総合大学的性格を持つ文学校)までさかのぼることができる。
また、新制国立大学の中では、旧制官立単科大学、ナンバースクールの旧制官立高等学校、高等師範学校を前身校に併せ持つ唯一の大学である。[2]
金沢城址にあった旧丸の内キャンパスは、城内キャンパスとも呼ばれた世界的にも珍しい城郭内のキャンパスであり、大学本部の他、教養部、文学部、法学部、経済学部、教育学部、理学部等が置かれた。歴史と自然が調和したアカデミックな雰囲気溢れる「お城のキャンパス」は学生や教職員はもとより、市民や観光客にも親しまれたが、手狭になったこともあり、現在は郊外の角間キャンパスに移転している。
年表
- 1949年 金沢医科大学・第四高等学校・石川師範学校 ・石川青年師範学校・金沢高等師範学校・金沢工業専門学校を母体に金沢大学が発足、法文学部・教育学部・理学部・医学部・薬学部・工学部の6学部を設置
- 1968年 結核研究所と医学部付属癌研究施設を統合し、がん研究所を設置
- 1974年 医療技術短期大学部を置く。
- 1980年 法文学部が文学部・法学部・経済学部に分離改組
- 1989年 文学部・法学部・経済学部が角間地区に移転
- 1992年 教育学部・理学部が角間地区に移転
- 1993年 教養部が角間地区に移転
- 1994年 事務局が角間地区に移転、城内地区から角間地区への移転完了
- 1995年 医学部保健学科を設置、附属幼稚園・小学校・中学校が平和町地区に移転
- 2004年 法科大学院開設
- 2005年 薬学部・工学部が角間地区に移転
- 2006年 薬学部薬学科を6年制に移行(総合薬学科廃止)、4年制学科の創薬科学科を設置
- 2007年 附属高等学校の全面改修工事が完了
- 2008年 全8学部を3学域16学類に改組、アカンサス・スカラシップ制度 (成績優秀者に対する金沢大学独自の給付型奨学金制度)の実施
- 2010年 アカンサス・スカラシップ制度廃止。「学生特別支援制度」として受給対象を拡大した新たな制度を実施予定
基礎データ
所在地
- 角間キャンパス(石川県金沢市角間町)
- 宝町キャンパス(石川県金沢市宝町)
- 鶴間キャンパス(石川県金沢市小立野)
- 平和町キャンパス(石川県金沢市平和町)
- 東兼六キャンパス(石川県金沢市東兼六町)
- 辰口地区(石川県能美市)
象徴
- スクールカラーとしてなす紺を使用している。RGBでは(28,50,77)。
- 校章は、「大学」の文字の上下左右にアカンサス(ハアザミ)の葉を配したもの。
- 学内のeラーニングシステムであるアカンサスポータルのイメージキャラクターとしてあざみがいる。
教育および研究
組織
2008年度入学者からの学域・学類構成
- 人間社会学域
- 人文学類
- 心理学コース
- 人間科学コース
- フィールド文化学コース
- 歴史文化学コース
- 言語文化学コース
- 注:コース所属は2年次から
- 法学類
- 公共法政策コース
- 企業関係法コース
- 総合法学コース
- 注:コース所属は3年次から
- 経済学類
- 経済論理・経済政策コース
- 経営・情報コース
- 比較社会経済コース
- 注:コース所属は3年次から
- 学校教育学類
- 教育科学コース
- 教育基礎専修
- 特別支援教育専修
- 教科教育学コース
- 国語教育専修
- 社会科教育専修
- 数学教育専修
- 理科教育専修
- 音楽教育専修
- 美術教育専修
- 保健体育専修
- 家政教育専修
- 英語教育専修
- 注:コース・専修所属は2年次から
- 教育科学コース
- 地域創造学類
- 地域プランニングコース
- 福祉マネジメントコース
- 環境共生コース
- 健康スポーツコース
- 注:コース所属は2年次から
- 国際学類
- 国際社会コース
- 日本・日本語教育コース
- アジアコース
- 米英コース
- ヨーロッパコース
- 注:コース所属は2年次から
- 人文学類
- 理工学域
- 数物科学類
- 数学コース
- 物理学コース
- 計算科学コース
- 計算数理プログラム
- 計算実験プログラム
- 注:コース所属は2年次から
- 物質化学類
- 化学コース
- 応用化学コース
- 注:コース所属は2年次から
- 機械工学類
- 機械システムコース
- 知能機械コース
- 人間機械コース
- エネルギー環境コース
- 注:コース所属は2年次から
- 電子情報学類
- 電気電子コース
- 情報システムコース
- 生命情報コース
- 注:コース所属は2年次から
- 環境デザイン学類
- 土木建設コース
- 環境・防災コース
- 都市デザインコース
- 注:コース所属は3年次から
- 自然システム学類
- 生物学コース
- バイオ工学コース
- 物質循環工学コース
- 地球学コース
- 注:コース所属は2年次から
- 数物科学類
- 医薬保健学域
- 医学類(6年制)
- 薬学類(6年制)
- 創薬科学類
- 保健学類
- 看護学専攻
- 放射線技術科学専攻
- 検査技術科学専攻
- 理学療法専攻
- 作業療法専攻
2007年度入学者までの学部
大学院
- 医薬保健学総合研究科
- 修士課程(2年)
- 医科学専攻
- 医学博士課程(4年)
- 脳医科学専攻
- 講座:脳細胞分子学、脳情報回路学、脳病態医学、遺伝子改変動物学(協力講座)
- がん医科学専攻
- 講座:がん細胞学、がん制御学、機能再生学、がん分子統御学(協力講座)
- 循環医科学専攻
- 講座:血管分子科学、血液情報学、血管病態制御学、機能分子医薬学、血液情報病態学(協力講座)、医薬情報統御学(協力講座)、医療経営学(協力講座)
- 環境医科学専攻
- 講座:感染症制御学、環境社会医学
- 脳医科学専攻
- 博士前期課程(2年)
- 創薬科学専攻
- 保健学専攻
- 講座:臨床実践看護学、健康発達看護学、量子医療技術学、病態検査学、理学療法科学、作業療法科学
- 博士後期課程(3年)
- 創薬科学専攻
- 保健学専攻
- 講座:臨床実践看護学、健康発達看護学、量子医療技術学、病態検査学、理学療法科学、作業療法科学
- 薬学博士課程(4年)
- 薬学専攻
- 修士課程(2年)
- 人間社会環境研究科
- 博士前期課程
- 人文学専攻
- 人間科学コース
- 歴史学コース
- 言語・文学コース
- 文化資源学コース
- (注)人文学専攻の担当教員は4コースのいずれかに所属しており、学生の所属コースは指導教員の所属コースに従って自動的に決まる。また、学生の履修は「プログラム」に沿って行われ、入試の際に23のプログラムの中から1つを選択。
- 学際総合型プログラム
- 認知科学
- 比較環境倫理学
- ヨーロッパ・東アジア文化圏史
- 比較文学
- ジェンダー学
- 文化資源学
- 専門深化型プログラム
- 哲学
- 心理学
- 社会学
- 地理学
- 日本史学
- 東洋史学
- 西洋史学
- 考古学
- 日本語学 日本文学
- 中国語学 中国文学
- 英語学 英米文学,
- ドイツ語学 ドイツ文学
- フランス語学 フランス文学
- 言語学
- 文化遺産学
- 比較文化学
- 文化人類学
- 学際総合型プログラム
- 法学・政治学専攻
- 基礎法学プログラム
- 公法学・社会法学プログラム
- 民事法学プログラム
- 政治学プログラム
- 経済学専攻
- 経済理論・政策コース
- 国際社会・経済コース
- 経営情報コース
- 地域創造学専攻
- 地域創造学コース
- 国際学専攻
- 国際関係・地域研究コース
- 日本語教育・日本文化研究コース
- 人文学専攻
- 博士後期課程
- 人間社会環境学専攻
- 人間文化環境論コース
- 比較社会制御論コース
- 比較政治経済論コース
- 共生社会環境論コース
- 人間社会環境学専攻
- 博士前期課程
- 自然科学研究科
- 博士前期課程
- 数物科学専攻
- 数学コース
- 物理学コース
- 計算科学コース
- 電子情報科学専攻
- 機械科学専攻
- 機能機械コース
- 環境・人間機械コース
- 物質化学専攻
- 化学コース
- 応用化学コース
- 自然システム学専攻
- 生命システムコース
- バイオ工学コース
- 化学工学コース
- 地球環境学コース
- 環境デザイン学専攻
- 数物科学専攻
- 博士後期課程
- 数物科学専攻
- 講座:数学、物理学、計算科学
- 電子情報科学専攻
- 講座:知能情報・数理、情報システム、電子科学、電子物性デバイス、新機能集積システム創成(連携講座)、環境エネルギー材料創成(連携講座)
- システム創成科学専攻
- 講座:機能創成システム、機能開発システム、知的システム創成、知的システム開発、次世代鉄鋼総合科学(連携講座)
- 物質科学専攻
- 講座:物質創成、物質情報解析、先端機能物質、エコサイクルシステム、生産プロセス、深部地質環境科学(連携講座)、次世代高機能材料技術(連携講座)、強地場物性科学(連携講座)
- 環境科学専攻
- 講座:自然計測、環境動態、環境創成、環境計画、環境触媒(連携講座)、海洋地殻進化学(連携講座)
- 生命科学専攻
- 講座:遺伝情報学、動態生理学、生物多様性動態学、分子作用学
- 数物科学専攻
- 博士前期課程
- 連合小児発達学研究科 金沢校(大阪大学、浜松医科大学、千葉大学、福井大学との連合大学院。博士後期課程3年のみ)
- こころの相互認知科学講座
- 社会認知生物学研究領域
- コミュニケーション支援学研究領域
- 高次脳機能学研究領域
- 協調運動障害学研究領域
- 社会神経科学研究領域
- こころの相互認知科学講座
専攻科
- 特殊教育特別専攻科(2008年度より廃止)
別科
- 養護教諭特別別科
研究域 (教員組織)
- 人間社会研究域
- 人間科学系、歴史言語文化学系、法学系、経済学経営学系、学校教育系
- 理工研究域
- 数物科学系、物質化学系、機械工学系、電子情報学系、環境デザイン学系、自然システム学系
- 医薬保健研究域
- 医学系、薬学系、保健学系
附属機関
- 付属病院
- 附置研究所
- がん進展制御研究所
- プログラム
- がん幹細胞研究プログラム(遺伝子・染色体構築研究分野、腫瘍遺伝学研究分野、腫瘍分子生物学研究分野、がん幹細胞探索プロジェクト)
- がん微小環境研究プログラム(細胞機能統御研究分野、分子生体応答研究分野、免疫炎症制御研究分野、腫瘍動態制御研究分野)
- がん分子標的探索プログラム(分子病態研究分野、シグナル伝達研究分野、腫瘍制御研究分野、機能ゲノミクス研究分野)
- がん分子標的医療開発プログラム(腫瘍内科研究分野)
- 中央実験施設
- プログラム
- がん進展制御研究所
- 付属図書館
- 中央図書館
- 自然科学系図書館
- 医学図書館
- 学内共同教育研究施設
- 地域連携推進センター
- 学際科学実験センター
- 実験動物研究施設
- 遺伝子研究施設
- アイソトープ総合研究施設
- アイソトープ理工系研究施設
- 機器分析研究施設
- 総合メディア基盤センター
- 外国語教育研究センター
- 環日本海域環境研究センター(旧称:自然計測応用研究センター)
- 低レベル放射能実験施設
- 尾小屋地下測定施設
- 臨海実験施設
- 植物園
- 大学教育開発・支援センター
- 環境保全センター
- 子どものこころの発達研究センター
- 相互認識機能研究臨床部門
- 相互認識機能研究基礎部門
- 自閉症遺伝子研究部門
- 社会技術部門
- Age2部門
- 地域ネットワーク支援室
- 共同研究セクション
- 「自閉症遺伝子バンク」セクション
- 「マウス社会性行動研究」セクション
- 「ショウジョウバエ神経形成・発達遺伝子」セクション
- 「自閉症バイオマーカー」セクション
- 「脳磁計ブレインファンクション測定」セクション
- 事務局
- 保健管理センター
- 共通教育機構
- グローバル人材育成推進機構
- 先端科学・イノベーション推進機構
- 研究部門
- 重点研究プログラム、次世代重点研究プログラム、政策課題解決型研究プログラム
- アドミニストレーション部門
- 研究戦略・企画調整グループ、研究推進グループ、コーディネート推進グループ、知財推進グループ
- 設備共同利用推進室
- インキュベーション施設
- ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー
- 研究部門
- 国際機構
- 留学生センター
- 学内共同利用施設
- 極低温研究室
- 資料館
- 埋蔵文化財調査センター
- 技術支援センター
- 男女共同参画キャリアデザインラボラトリー
- 学校教育学類附属機関
- 教育実践支援センター
- 附属学校
- 人間社会研究域附属機関
- 地域政策研究センター
- 研究スタッフのグループ
- 行政資源グループ
- コミュニティ機能グループ
- 生業・産業・雇用グループ
- 研究スタッフのグループ
- 国際文化資源学研究センター
- 形態文化資源部門
- 伝承文化資源部門
- 文化資源情報部門
- 人間社会研究域フレスコ壁画研究センター[3]
- 地域政策研究センター
- 理工研究域附属機関
- バイオAFM先端研究センター
- 高速AFM研究開発部門
- 超解像AFM研究開発部門
- イメージング研究部門
- 分子・細胞研究部門
- サステナブルエネルギー研究センター
- 有機薄膜太陽電池部門
- 自然エネルギー活用部門
- 炭素循環技術部門
- エネルギー・環境材料部門
- バイオマス利用部門
- バイオAFM先端研究センター
- 医薬保健研究域附属機関
- 脳・肝インターフェースメディシン研究センター
- 分子神経科学部門
- 環境応答学部門
- 生体統御学部門
- 生命創薬学部門
- 医薬保健研究域附属健康増進科学センター
- 脳・肝インターフェースメディシン研究センター
- その他
- ICT教育推進室
- 創立五十周年記念館「角間の里」
- 国際交流会館
- 角間ゲストハウス
- 金沢大学サテライト・プラザ
- 辰口共同研修センター
- 東京事務所
21世紀COEプログラム
採択2件
- 2002年
- 学際・複合・新領域
- 環日本海域の環境計測と長期・短期変動予測 (モニタリングネットワークの構築と人為的影響の評価)
- 2004年
- 革新的な学術分野
- 発達・学習・記憶と障害の革新脳科学の創成
- 革新的な学術分野
奨学金・授業料免除制度
2008年度からアカンサス・スカラシップ制度という給付型奨学金制度が実施された。各学類で各学年1名又は2名について、経済状況に関わらず、入学後の学業成績が優秀な者に、1年分の授業料相当額が支給されている。
また経済的な事情により授業料の納入が困難な学生に対しては,かつ学業成績が優秀と認められる学生には選考のうえ,授業料の全額又は半額を免除する制度がある。授業料の免除制度は、アカンサス・スカラシップを受給している場合であっても受けることは可能である。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
施設
キャンパス
角間キャンパス
- 使用学域
- 北地区:人間社会学域
- 中地区:理工学域
- 南地区:理工学域
- 使用研究科:大学院教育学研究科・人間社会環境研究科・自然科学研究科・法務研究科
- 使用附属施設:大学本部・附属図書館
- 交通アクセス:北陸鉄道グループバス91.93.94.96~98番他「金沢大学」バス停下車
角間キャンパスは、金沢市南東部の郊外の山中に位置しており、バス利用の場合、JR金沢駅から40分、市内中心部からでも30分を所要する。しかし、車による通学が認められているのは自宅から大学まで一定の距離がある学生に限られており、その他の学生には認められていない[4]。 文系学部及び旧理学部の校舎は、第四高等学校の校舎に使われていたレンガ色をイメージしている。 2007年度中に、キャンパス全体の構内道路、給排水・通信設備の整備に加え、南地区に新たに「総合研究棟」が建設されることが決まった。1989年の第一期移転開始から18年目にして角間キャンパスの教育施設が全面完成することとなり、後は学生用の寄宿舎建設などが残るのみとなった。 総合移転に伴い、門前町の杜の里が開発されており、学生で連日にぎわっている。
キャンパス内に残る里山ゾーンを活用した角間の里山自然学校が開設され、大学の教育研究活動のみならず、地域住民の様々な学習活動が行われている。
また、麻枝准原作、P.A.works制作のテレビアニメ「Angel Beats!」の舞台でもある。
宝町キャンパス
- 使用学域:医薬保健学域
- 使用研究科:大学院医学系研究科
- 使用附属施設:附属病院・がん研究所
- 交通アクセス:北陸鉄道10~14,16,48,70,83,98番他「大学病院前」「小立野」「如来寺前」バス停で下車し徒歩5分。
- イベント:2006年度から医学展が再開。2012年度も開催予定である。
鶴間キャンパス
- 使用学域:医薬保健学域
- 使用研究科:
- 交通アクセス:北陸鉄道グループバス13,14,48,98番他「如来寺前」下車
小立野地区
- 使用学域:なし
- 使用研究科:
- 交通アクセス:
以前は工学部があったが、すべての施設が角間キャンパスへと移転している。なお、平和町地区の附属高校が校舎の全面改築工事を実施するため、2006年8月から2007年3月末まで、学校の全機能をこの小立野地区に移行していた。今後の跡地利用については未定である。
平和町地区
- 使用学域:なし
- 使用研究科:なし
- 使用附属施設:附属幼稚園、附属小学校、附属中学校、附属高等学校
- 交通アクセス:金沢駅から北陸鉄道バス20・22・21・25番に乗車、東金沢駅から83番に乗車、いずれも「金大附属学校自衛隊前」で下車
東兼六地区
- 使用学域:なし
- 使用研究科:なし
- 使用附属施設:附属特別支援学校
- 交通アクセス:
辰口地区
- 使用学域:なし
- 使用研究科:なし
- 使用附属施設:共同研修センター
- 交通アクセス:
旧仙石町地区
- 使用学域:なし
- 使用研究科:なし
- 交通アクセス:
旧制第四高等学校跡地。江戸期三大お家騒動の一つである加賀騒動の原因となったといわれる大槻伝蔵の屋敷跡地といわれ、四高の前身校である加賀藩校明倫堂があった場所。理学部は1965年の旧丸の内キャンパス移転までは前身である四高本館の建物を用いていた。現在は四高記念文化交流館として保存活用されている。
旧丸の内キャンパス
金沢城址にあったことから「城内キャンパス」とも呼ばれていた。
戦後、第九師団司令部庁舎は、金沢大学本部として、旧歩兵七聯隊兵舎は法文学部と教養部の校舎など、旧軍施設を大学施設へ改築して利用。医学部・薬学部・工学部以外の学部・部局は、すべてこの丸の内キャンパスに位置していた。
加賀藩藩政期の建造物で現存する石川門を大学の正門とし、三十間長屋も図書館の書庫の一部として利用された。1960年代に、鉄筋コンクリートの校舎に整備。一部残った軍の施設も引き続き校舎等に利用されていた。校地は多少手狭ではあったが、市の中心部に位置し、歴史、自然、文化が調和した美しいキャンパスであり、石川門の通称の「白門」が、加賀藩上屋敷跡に所在する東京大学の「赤門」に倣って、金沢大学の代名詞として用いられたこともある。
1989年秋に法学部、経済学部、文学部が角間キャンパスへの総合移転の第一陣として移転。続いて1992年秋に教育学部、理学部が、1993年秋に旧教養部、その後大学本部などが移転した。
角間キャンパスへの移転後、旧大学施設は一時、石川県立金沢二水高等学校の新築工事中の代替校舎として利用されたが、現在は金沢城公園として整備されている。
旧広坂キャンパス
- 使用学域:なし
- 使用研究科:なし
- 交通アクセス:
附属幼稚園、附属小学校、附属中学校が設置されていた。施設の老朽化と狭小さを理由に平和町地区へと移転し、跡地には金沢21世紀美術館が建設された。なお先述の仙石町キャンパス、丸の内キャンパスと合わせ、金沢大学は市内の一等地をすべて明け渡したこととなった。
寮
- 北斗寮(男子寮)
- 旧制金沢高等師範学校五誓寮をルーツに持つが、廃寮となった。
- 北溟寮(男子寮)
- 土地は旧制石川師範学校(戦後の一時期は金沢大学教育学部)の校地を引き継ぐ。
- 泉学寮(男子寮)
- 土地は旧制金沢医大の寮を継承。
- 白梅寮(女子寮)
- 旧制女子師範学校の寮の流れを汲む。
対外関係
他大学との協定
国内大学との協定
国外大学との協定
- 大学間交流協定機関
- 東・東南アジア地球科学計画調整委員会
- 大韓民国
- 中華人民共和国
- 台湾
- モンゴル
- ベトナム
- ハノイ医科大学
- ハノイ工科大学
- ハノイ貿易大学
- ベトナム国家大学ハノイ校
- ベトナム国家大学ハノイ校自然科学大学
- ベトナム国家大学ハノイ校工業技術大学
- ハノイ師範大学
- ハノイ薬科大学
- ハノイ運輸通信大学
- ハノイ農業大学
- ハノイ大学
- ハイフォン医科大学
- ダナン工科大学
- ノンラム大学
- フエ大学
- カントー大学
- ベトナム国家大学ホーチミン市校理科大学
- ホーチミン市教育大学
- ホーチミン市薬科大学
- ニャチャン大学
- タイグエン大学
- タイグエン医科薬科大学
- ベトナム金融アカデミー
- ラックホン大学
- ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学
- ベトナム国家大学ホーチミン市校人文社会科学大学
- ベトナム国立建設大学
- ダナン大学
- ラオス
- カンボジア
- アンコール遺跡整備公団
- カンボジア工科大学
- タイ
- ナレースワン大学
- マレーシア
- インドネシア
- バングラデシュ
- インド
- サウジアラビア
- アラブ首長国連邦
- トルコ
- オーストラリア
- オーストラリア国立大学
- ロイヤル・メルボルン工科大学
- グリフィス大学
- シドニー工科大学
- ニューイングランド大学
- マッコーリー大学
- エジプト
- ケニア
- ロシア
- カザン大学
- ロシア科学アカデミー極東支部
- アルタイ大学
- ブルガリア
- チェコ
- スロバキア
- ポーランド
- フィンランド
- ドイツ
- イタリア
- スペイン
- フランス
- ロレーヌ大学
- オルレアン大学
- トゥールーズ第二大学ル・ミライユ校
- ベルギー
- イギリス
- アイルランド
- アメリカ
- カナダ
- メキシコ
- グアテマラ
- 文化スポーツ省文化自然遺産副省
- ホンジュラス
- ホンジュラス国立人類学歴史学研究所
- 部局間交流協定機関
- 文学部
- オックスフォード大学ペンブロックカレッジ(1996年)
- プリンストン大学東洋学部(2000年)
- 教育学部
- 韓国体育大学校(2005年)
- 教育学部附属小学校
- バーウィック学園初等学校(アメリカ合衆国、1998年)
- 法学部
- 国立政治大学法学院(2005年)
- 経済学部
- 東北師範大学社会科学部(1992年)
- 工学部
- 韓国科学技術院工学部(2005年)
- 檀国大学校工学部(2006年)
- タマサート大学シリントーン国際工学部(2006年)
- サヴォア大学(フランス、2000年)
- 理学部
- 医学系研究科・医学部
- 南方医科大学(中国、2001年)
- 中国医科大学(2002年)
- クラスノヤルスク医科大学(ロシア、1997年)
- ハワイ大学ジョン A バーンズ医学部(2007年)
- カリフォルニア大学デービス校(2007年)
- 人間社会学域
- 翰林大学校人文大学(2009年)
- 雲南民族大学民族文化学院(中国、2011年)
- デュッセルドルフ大学哲学学部(ドイツ、2009年)
- ライデン大学人文学部(2013年)
- 人間社会学域国際学類
- ノルウェー科学技術大学社会科学・テクノロジー管理学部社会学・政治学学科(2009年)
- 人間社会研究域
- 文化スポーツ省文化自然遺産副省(グアテマラ、2011年)
- 理工学域
- 医学系研究科・医薬保健学域医学類
- 医薬保健研究域
- ベトナム海洋医学研究所(2012年)
- ハサヌディン大学医学部(2014年)
- 医薬保健研究域医学系
- E病院循環器センター(ベトナム、2011年)
- 国立小児病院・小児保健研究所(ベトナム、2013年)
- 医薬保健研究域薬学系
- 医薬保健研究域保健学系
- ベトナム社会主義共和国資源環境省 ベトナムで米軍が使用した有毒化学物質による被害克服のための国家運営委員会事務室(2013年)
- 環日本海域環境研究センター
- 中国科学院大気物理研究所大気科学と地球流体力学数値モデリング国家重点実験室(2012年)
- 清華大学建築学院(2009年)
- 慶熙大学校理科大学(2005年)
- モンゴル科学アカデミー地質鉱物資源研究所(2007年)
- モンゴル科学アカデミー地理学研究所(2012年)
- 文学部
附属学校
金沢大学にまつわる事件
- 2008年 医学部保健学科教授が昇進時にディプロマミルの博士号を利用した問題が発覚[5]
- 2008年 医学部保健学科准教授が昇進時にディプロマミルの修士号を利用した問題が発覚[5]
- 2008年 読売新聞東京本社金沢支局が取材せず金沢大学のコメントをでっち上げ『讀賣新聞』に掲載した問題が発覚[6][7]
脚注
- ↑ 山崎豊子原作『白い巨塔』など
- ↑ ただし、名古屋大学は、旧制帝国大学(名古屋帝国大学)、ナンバースクールの旧制官立高等学校(第八高等学校)、高等師範学校(岡崎高等師範学校)を前身とする。
- ↑ 日伊共同プロジェクト(4年計画)の一環で、2010年4月に設置。イタリア側の研究拠点は国立フィレンツェ修復研究所に設置。北イタリアと比較して、文化遺産の修復・保存が大きく遅れている南イタリアに点在する中世壁画群を、最先端の科学テクノロジーを導入して診断調査するほか、デジタルデータで記録し、デジタルアーカイブの形成を目指す。
- ↑ 市内中心部はその範囲に該当しないため、実質的に学生によるマイカー通学は禁止されていると言って良い。例外として、大学院生にはマイカー通学が認められている。
- ↑ 5.0 5.1 「ニセ学位、国立大医学部教授も――昇進時、経歴に採用」『asahi.com:ニセ学位、国立大医学部教授も 昇進時、経歴に採用 - 教育』朝日新聞社、2008年1月26日。
- ↑ 香山リカ「ネット情報と使用する側の責任」『フォーブス日本版』17巻4号、ぎょうせい、2008年4月1日、32頁。
- ↑ 「読売記者、ネット情報だけで記事――休職1カ月処分――金沢」『asahi.com:読売記者、ネット情報だけで記事 休職1カ月処分 金沢 - 関西』朝日新聞社、2008年1月31日。
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