本田善光
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テンプレート:出典の明記 本田善光(ほんだぜんこう、本多善光とも)は、古墳時代の信濃国の人物。善光寺を建立した。
略縁起
欽明天皇13年(552年、一説に538年とも)、百済(朝鮮半島南西部)の聖王(聖明王)が献上した天竺の月蓋長者造仏の阿弥陀如来像が、疫病流行のために物部氏によって難波の堀江(現在の大阪とも奈良県明日香村とも)に捨てられた。
推古天皇8年(600年)、上洛していた本田善光がそこを通りかかるとその阿弥陀如来像(のちに長野市善光寺の古来から絶対秘仏として伝わる本尊となる)が水中から出現して背に乗った。
信濃国に戻り家に安置し、その後阿弥陀如来の霊告で、信濃国水内郡芋井郷(現在の長野市)に移座し、如来堂を建立して祀ったという。
善光寺阿弥陀如来
- 舟形光背の阿弥陀三尊像で、単一の光背に三尊が納まる一光三尊如来と考えられる。