ヒュンダイ・クーペ
テンプレート:Otheruseslist ヒュンダイ・クーペ(アメリカ、オーストラリア名:ティブロン(Tiburon))は現代自動車(ヒュンダイ)が生産するクーペ型乗用車である。ヨーロッパでは日本と同じく「Hyundai Coupe」として販売されている(韓国名は下記参照のこと)。
目次
ティブロン登場以前
ここで「ヒュンダイ・クーペ」とされる車種が登場する前にも、ヒュンダイには「スクープ(S-Coupe:스쿠프)」というエクセルをベースとした1500ccクーペが存在した。 テンプレート:Main
ティブロン以降の歴代モデル)
初代 RD
韓国名:ティブロン(Tiburon、티뷰론<ティビュロン>) 。製造期間は1996年 - 1999年。
2代目 RD2
韓国名:ティブロン・タービュランス(Tiburon Turbulence、티뷰론 터뷸런스<ティビュロン・トビュロンス>) 。製造期間は2000 - 2001年。 本来はフェイスリフトモデルなのだが、変更箇所が顔面だけでなくテール周りにまで至る為か2代目として扱われることがままある。 窓の形状、ヘッドライト形状、などから、日本では一部からはST200系セリカの模倣だと批判・揶揄される場合もある。
3代目 GK(日本向け初代)
韓国名:トスカーニ(Tuscani、투스카니<トゥスカニ>) 。製造期間は2002年 - 。アメリカ、オーストラリアでの名称は「ティブロン」となっていることからも予想が付くように、かつて生産されていた「ティブロン(およびそのマイナーチェンジモデルであるティブロンタービュランス)」の事実上の後継車種として販売されている。
エンジン設定は日本仕様車(GK27型)ではV6 2.7LDOHCに6MTかスポーツモード付き4ATが組み合わされるが、他国では直列4気筒 2L DOHC("β")のモデルも存在する。駆動方式はFF、燃料はレギュラーガソリンである。
本来、ボディーサイズと駆動方式のみで言えば日本車だとインテグラ(最終DC5型は2リッター)やセリカ)(最終ZZT230/ZZT231型は1.8L)辺りが対抗馬となる車種だが、日本仕様車は2.7Lしか設定がなかった上、自動車としての特性も異なるため、直接のライバルとはなり得ていなかった。だがそのコストパフォーマンス(初期型の場合6MT・2,7L・17インチアルミで199万円)からか、デビュー直後は日本でもベース車として注目する動きも一部にはあったようである。(新車情報としてOPTION2に掲載されたほか、その後Bee☆Rがチューニングカーを制作して同誌に掲載されたこともあった。)
2006年7月にはフェイスリフトが行われ広州モーターショーで世界初公開された。主にフロントマスクのデザインが大きく改められ、フロントグリルがZZT230系セリカに似たデザインに変えられた。また、テールランプの意匠も微妙に変わっている。日本市場へは前期型に代わって2007年3月から導入され、前述のセリカやインテグラが相次いで生産・販売中止されたこともあり、クーペ型乗用車では数少ない300万円を大きく下回る価格(末期の頃で税込本体価格220万5千円~252万円、初期型に至ってはAT/MT問わず199万円)で販売されていたが、販売不振などで2009年6月頃に輸入販売を終了している。なお、本国やアメリカ市場ではジェネシスクーペがデビューしている。
ヒュンダイ CCS(トゥスカーニCS)
2003年ごろカルマン社の協力の下、トゥスカーニをベースとしたスタディモデルの4人乗りオープンカー「ヒュンダイCCS(クーペ・コンバーチブル・スタディ)」が発表された。一部ではトゥスカーニCSとも呼ばれるこの車は東京モーターショー他数々のショーで披露された。なお、この車はショーでの参考出品にとどまっており市販化はされていない。
車名の由来
- Coupe・・・フランス語で「2人乗りの箱形馬車(coupé)」。
- Tiburon・・・スペイン語で「鮫」。
- Turbulence・・・英語で「乱気流」。
- Tuscani・・・古代ローマ文明の発祥地であるイタリア・トスカーナ地方を指す。