甲斐正明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月11日 (月) 17:27時点におけるアルトクール (トーク)による版 (180.62.202.18 (会話) による版を 58.90.245.203 による版へ巻き戻し)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:性的 甲斐正明(かい まさあき)は、AV監督甲斐正明事務所(現・ブリット)前代表。1969年(昭和44年)生まれ。

企画系AVというジャンルで破竹の勢いで売り上げを伸ばし、2003年(平成15年)・2004年(平成16年)のAVレンタル回転率首位を独占、全国TSUTAYAを始めレンタルビデオチェーンには甲斐正明のコーナーが各店設置されていた。

素人ナンパモノのシリーズは、他の追随を許さず、『顔は〇〇カラダは車中!!』シリーズは民放でパロディ化され話題に。

問題作『AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくる』(三部作)はAV女優及び業界自体を全否定した上でサディズムの極みを表現し、アダルトビデオの既成概念を破った。

略歴

2004年(平成16年)まではレンタル中心のホットエンターテイメントで企画、監督、プロデュースを行っていたが、2005年(平成17年)1月には「高橋がなりに引導を渡した男」と銘打って、ソフト・オン・デマンドを通じセル業界へ参入した。ソフト・オン・デマンドを通じての作品の販売は2007年(平成19年)1月31日をもって終了した。

また本業であるAV監督に加え、雑誌執筆などマルチに活躍。2006年(平成18年)9月11日に自らのナンパ体験を綴った『超プロが教える口説きのマニュアル~150の必勝ルール』刊行、『Quick Japan』(太田出版)でのエッセイ連載、東スポでも長きに渡っての連載。また雑誌『甲斐正明』(ワニマガジン)も出版、ぶんか社、竹書房などでも連載を持っていた。

新宿駅東口に突如自らの名前だけの巨大看板を半年出したり(その後渋谷駅前に移転)、山形国際ドキュメンタリー映画祭に自らのAV作品(『AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくるII』)を出品したり、街宣車を走らせるなど従来のAV監督にはあまり見られなかった宣伝活動をした。

2005年(平成17年)末にはKMPより小沢菜穂早坂ひとみ秋元なつみを起用して自らの代表シリーズ『顔は東京カラダは車中!』をリリース、更に夏目ナナを起用した『顔は日本カラダは車中!!』が2006年(平成18年)7月20日にリリースされた。

2006年(平成18年)9月に甲斐正明事務所を脱退。

批評

テンプレート:出典の明記

TBSラジオで作品についての是非が取り沙汰され、2006年(平成18年)2月放送TBSテレビ10カラット』の番組内ではオリエンタルラジオが甲斐の『顔は新宿カラダは車中!!』をパロディ化。

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』では松本人志が『AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくる』を絶賛、チュートリアルは民放深夜番組で『居酒屋で客にバレないようにSEX』を取り上げた。

フジテレビ笑っていいとも』番組内でも笑福亭鶴瓶タモリに『顔は新宿~』の話題で盛り上がっていたが、古くはテレビ朝日トゥナイト2』で『顔は渋谷カラダは車中!!』を取材。

近年では、映画『モテキ』の監督、大根仁がラジオ番組で甲斐のことに触れていた。

主な代表作

  • 顔は新宿 カラダは車中!!』(ホットエンターテイメント)
  • ゲットした素人娘が素人娘をレズナンパ』(ホットエンターテイメント)
  • AVアイドルを舞台に上げてヤジとイジメで犯しまくる』(甲斐正明事務所)
  • 居酒屋で客にバレないように強制SEX』(甲斐正明事務所)

その他に『顔面コキ』『台車移動式FUCK』などの異質な作品群やシリーズ物として素人娘シリーズ、顔はシリーズ、女痴校生シリーズ、マネキンシリーズ、合コンシリーズ、バレずにシリーズなどのシリーズがあった。

主な雑誌連載

主な受賞歴

  • 『AVフリーク』 2006年(平成18年):最優秀監督賞
  • 週刊プレイボーイ』 2005年(平成17年):AVアカデミー大賞監督賞
  • 『週刊SPA!』 2005年(平成17年):H系イノベーション大賞企画大賞
  • 『オレンジ通信』 2004年(平成16年):オレンジ通信監督賞
  • 『ビデオボーイ』 2004年(平成16年):ビデオボーイ監督賞
  • 『第4回SOD大賞』 2005年(平成17年):優秀新メーカー賞テンプレート:Pornstar-stub