名古屋市交通局5050形電車

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名古屋市交通局5050形電車(なごやしこうつうきょく5050がたでんしゃ)は、1992年平成4年)に登場した名古屋市交通局名古屋市営地下鉄東山線用の通勤形電車

車両概要

東山線に残っていた300形などの非冷房車を置き換える目的で、1992年平成4年)から2000年(平成12年)にかけて6両編成27本(162両)が日本車輌製造で製造された。

車体や搭載機器は名城線名港線2000形をベースとして、前頭形状を5000形に似せてあるが、傾斜の仕方や灯具の配列などが異なる。座席はバケットタイプだがモケットの色は5000形と同様で、赤橙色の濃淡で着席区分を表す。また、荷棚のパイプも一般的なレール方向とした(2000形は枕木方向)。車両長は15.58mと短い。

2001年からはコカ・コーラなどのラッピング広告が掲出された編成もある。

ファイル:Nagoya Subway 5050 series 001.JPG
東海テレビの全面広告車両
(5166F・2008年4月9日 / 栄駅

編成

藤が丘方面先頭から4両目に当たる5450形は平日の始発~9:00、17:00~21:00に女性専用車両となる。

形式 テンプレート:TrainDirection 製造年 制御装置
製造メーカー
5150
(Tc)
5250
(M)
5350
(M)
5450
(M)
5550
(M)
5650
(Tc)
車両番号 5151 5251 5351 5451 5551 5651 1992年 三菱電機
5152 5252 5352 5452 5552 5652
5153 5253 5353 5453 5553 5653
5154 5254 5354 5454 5554 5654 1993年 日立製作所
5155 5255 5355 5455 5555 5655
5156 5256 5356 5456 5556 5656 1994年 三菱電機
5157 5257 5357 5457 5557 5657
5158 5258 5358 5458 5558 5658 1995年 東芝
5159 5259 5359 5459 5559 5659
5160 5260 5360 5460 5560 5660
5161 5261 5361 5461 5561 5661 1996年 日立製作所
5162 5262 5362 5462 5562 5662
5163 5263 5363 5463 5563 5663
5164 5264 5364 5464 5564 5664 1997年 三菱電機
5167 5267 5367 5467 5567 5667
5168 5268 5368 5468 5568 5668 1998年 東芝
5171 5271 5371 5471 5571 5671
5172 5272 5372 5472 5572 5672 1999年 日立製作所
5173 5273 5373 5473 5573 5673
5174 5274 5374 5474 5574 5674
5175 5275 5375 5475 5575 5675 2000年 三菱電機
5176 5276 5376 5476 5576 5676
5177 5277 5377 5477 5577 5677

機器改造・ソフト変更

2004年に保安装置が打子式ATSからCS-ATCに、運転席の速度計が運転士からの要望によって、デジタル式からアナログ式にそれぞれ交換されたほか、2012年からはワンマン運転化や可動式ホーム柵の導入計画に伴い、順次ATO・ホームドア対応改造及び、VVVF制御装置のベクトル制御化(更新後は、2123編成と後期型の名城線・名港線2000形に近い変調音)が実施されており、今後、全ての編成に以上の更新改造が行われる。

営業区間

外部リンク

テンプレート:名古屋市交通局の鉄道車両