五稜郭タワー

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ファイル:Gtwintower.JPG
現タワーと旧タワー(2006年1月)

五稜郭タワー(ごりょうかくタワー)は、北海道函館市特別史跡五稜郭に隣接する展望塔。五稜郭タワー株式会社が経営する民間の観光施設である。

概要

1964年(昭和39年)12月に五稜郭築城100年を記念して高さ60mの旧タワーが開業した。その後タワー施設の老朽化で新タワーの建設計画が持ち上がり、建設地には旧タワーの隣にあった料亭「稜雲亭」跡地が選ばれた。2004年11月、新タワーが着工。2006年3月竣工、同年4月1日に開業、同年12月1日に旧タワー跡地に「アトリウム」が完成しグランドオープンした。

新タワーの構造は、五稜郭にちなみ、断面形状を塔体は星形展望台五角形とした。

  • 1階 : アトリウム、タワーチケットカウンター、売店、床下ディスプレイ「箱館の光」がある。
  • 2階 : 和食のレストラン「旬花」、五島軒「カレーEXPRESS」、ジェラート店「ミルキッシモ」がある。
  • 展望台 : 2層からなり、約500人が収容可能。特別史跡五稜郭函館市街を一望することができる。
    • 展望1階 : 売店、カフェスタンドがある。
    • 展望2階 : 五稜郭に関する展示スペース「五稜郭歴史回廊」を常設。その他に築造当時を再現した「五稜郭復元模型(1/250)」やブロンズ座像「土方歳三之像」がある。

新タワーの竣工に伴って旧タワーは閉鎖・解体され、跡地にガラス張りのアトリウムが建設された。アトリウムには、植栽やベンチ、ステージの他に土方歳三のブロンズ立像や焼きたてのパンなどを販売している「Food&Drink107」がある。また、タワーの形をした「手回しオルガン」や箱館五稜郭祭で使用する大砲が常設されている。

イメージキャラクターは公募によって選ばれたGO太くん。GO太くんは毎週土・日曜と祝日にアトリウムに登場する他、オリジナルグッズが販売されている。

建物諸元

  • 構造
    • タワー部:鉄筋コンクリート
    • 展望台部、低層部:鉄骨造
    • 建物高さ:98m
    • 避雷針高さ:107m
    • エレベーター:展望台用2基(1基30人乗り)
  • 展望台
    • 高さ:1階床86m、2階床90m
  • 性能:スーパースロッシングダンパー(SSD)などにより、地震に関しては震度7に対しても安全であり、強風に関しても風洞実験等の検証により最大瞬間風速50m/sに対しても構造的な問題は生じないように設計されている。
  • 設計・施工:清水建設株式会社
  • 照明デザイン:株式会社トミタ・ライティングデザイン・オフィス
  • 展示・什器:清水建設株式会社・株式会社 丹青社

交通アクセス

  • 住所:北海道函館市五稜郭町43-9
  • 函館市電:停留所「五稜郭公園前停留場」下車、徒歩で約15分
  • 函館バス:「五稜郭(電停前)」下車、徒歩で約15分もしくは「五稜郭公園入口」下車、徒歩で約7分
  • 函館バス:函館駅前発着 「五稜郭タワー・トラピスチヌ シャトルバス」
  • 函館バス:函館空港発着 空港循環バス「とびっこ」

加盟団体

外部リンク

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テンプレート:全日本タワー協議会

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