扇形庫
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ファイル:TRA Changhua Roundhouse 01.jpg
彰化駅構内にある扇形庫。
扇形庫(せんけいこ)(英:roundhouse)は、鉄道の機関車格納庫の一形態で、転車台を中心に扇の骨の形に広がった線路の先に扇形の格納庫を設けるもの。
かつての蒸気機関車は前後の区別があったため、進行方向を変えるには機関車の向きを変える必要があった。このため多くの駅に向きを変える転車台があったが、機関区を併設する場合に扇形庫を活用すれば分岐器の数や設置面積を大幅に節約できるため、多くの機関区でこの形が用いられた。その後の電気機関車やディーゼル機関車は雪かき車など一部を除いて転車台を必要としないため、現在残っているものは少ない。
目次
[非表示]現存する主な扇形庫
日本
- 梅小路蒸気機関車館(西日本旅客鉄道株式会社梅小路運転区)
- 旧津山扇形機関車庫(岡山気動車区津山派出)
- 旧豊後森機関庫
- 天竜浜名湖鉄道 天竜二俣駅扇形庫
- 郡山総合車両センター会津若松派出所扇形庫
- 荒屋新町駅
- 新津運輸区
- 直江津駅
- 苗穂運転所
- 米子駅