泉ガーデンタワー
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泉ガーデンタワー(いずみガーデンタワー)は東京都港区六本木一丁目に所在する、住友不動産所有のオフィスビルである。六本木一丁目西地区第一種市街地再開発事業の一環として旧住友会館及び住友麻布ハイツアパート、多くの民家、そしてアパート、小規模マンションの跡地に建設され、「泉ガーデン」の一角をなす。第45回建築業協会賞(BCS賞)受賞。
建物名の「泉」は、再開発を行った住友グループの屋号「泉屋」から取ったものである。
概要
高さ216m[1]、地上45階・地下2階。2002年(平成14年)6月30日竣工。傾斜地を利用した独特な形状と、オールガラスの外壁が特徴とし、屋外に突き出た独特な形状のエレベーターを備える。
敷地内には他に分譲マンションである泉ガーデンレジデンスが建設されている[2]。
歴史
- 1988年 - 再開発準備組合結成
- 1995年10月26日 - 組合設立認可公告
- 1994年 - 第一種市街地再開発事業、再開発地区計画などの都市計画決定公示
- 1998年4月16日 - 権利変換計画認可
- 1999年 - 着工
- 2000年 - 美術館棟(泉屋博古館)・レジデンス棟着工
- 2002年 - 工事完了
- 大正・昭和初期を代表する作家の1人である永井荷風の邸宅であった偏奇館は、泉ガーデンタワーの敷地の一角に存在していた。そのため、敷地の片隅には港区教育委員会により「偏奇館跡」の碑が建てられている。
主な入居者
低層階にはヴィラフォンテーヌ(住友不動産の子会社「住友不動産ヴィラフォンテーヌ」が運営するビジネスホテル)が、高層階には住友会館が入居している。中層階には、世界規模の法律事務所(ロー・ファーム)や投資銀行が入居する。なおオープンスペースではMzoneやフレッツスポットといった公衆無線LANを利用することができる。23階は機械室のため存在しない。
- 42-45F 住友会館
- 41F ロンバー・オディエ信託
- 38-40F アンダーソン・毛利・友常法律事務所
- 35F ナチュラリープラス
- 34F ジャパネットたかた 東京オフィス
- 33F LGT銀行(LGT Bank:リヒテンシュタインに本拠を置く銀行)
- 32F ディップ
- 31F プリヴェ企業再生グループ
- 30F WCL
- 29F OGIグループ (OGIホールディングス、マイランド、ランドアセット等OGIグループ各社)
- 28F オリック東京法律事務所/オリック・ヘリントン・アンド・サトクリフ外国法事務弁護士事務所(外国法共同事業):オリック・ヘリントン&サトクリフ(サンフランシスコに本拠を置く法律事務所)の東京オフィス
- 24-27F クレディ・スイス
- 21F スキャデン・アープス法律事務所/スキャデン・アープス外国法事務弁護士事務所(外国法共同事業):スキャデン・アープス・スレート・マー&フロム(Skadden, Arps, Slate, Meagher & Flom LLP:総収入額世界最高を誇る法律事務所)の東京オフィス
- 17F-21F SBIホールディングス、SBI証券、SBIライフリビング、モーニングスター等のSBIグループ
- 16F
- マネーパートナーズ
- シンカーミクセル
- ボードルア
- 14-15F ドレスナー銀行(Dresdner Kleinwort:アリアンツ系列の投資銀行)
- 14F
- ラッセル・レイノルズ
- アリアンツ
- 11F-12F KPMG税理士法人
- 10F
- 9F KDDI
- 8F mediba、サミーネットワークス
- 7F アーキテクト
- 5F オペラ ダイニング&ラウンジ
交通アクセス
脚注・出典
外部リンク
- 泉ガーデン
- 泉ガーデンタワー 住友不動産
- 施工実績 泉ガーデンタワー 鴻池組
- ガラス新構法 泉ガーデンタワー 日本板硝子
- Izumi Garden Tower, Tokyo SkyscraperPage.com