住友不動産

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住友不動産株式会社(すみともふどうさん)は、本店を東京都新宿区西新宿2丁目に置く住友グループの大手不動産会社で、住友グループ広報委員会にも参加する企業である。

概説

三井不動産三菱地所に並ぶ大手総合デベロッパーである。分譲・賃貸などリテール事業に強い。2008年のマンション供給戸数ランキングでは全国7位(2,568戸)、首都圏5位(1,648戸)、近畿圏18位(409戸)。また都内を中心に200を超えるビルを保有・運営している。

住友直系企業グループ(白水会)の中でも旧・住友本社を継承しているという点で、他の住友系企業とは違った特別な存在意義を持っている。「住友家」の不動産資産を継承しており、そのため以前は住友家当主・第16代住友吉左衛門友成が住友不動産の筆頭株主であった。また住友家評議員会の事務局が、住友不動産内に置かれていることからも、旧・住友本社的な性格を持っていることが窺える。

沿革

  • 1949年 - 財閥解体により旧住友本社の不動産部門を譲り受け、泉不動産株式会社を設立する。第16代住友吉左衛門が株式13.9%を保有する筆頭株主となる。
  • 1957年 - 住友不動産株式会社に商号変更。
  • 1963年 - 清算中の株式会社住友本社を吸収合併。香港に現地法人、香港住友置業有限公司を設立。
  • 1970年 - 東京大阪証券取引所第2部に株式上場
  • 1971年 - 東京・大阪両証券取引所第1部に指定替え。
  • 1972年 - ロサンゼルスに現地法人、住友不動産カリフォルニアを設立。
  • 1973年 - 住友不動産建物サービス株式会社を設立。
  • 1974年 - 東京都新宿区に超高層ビル「新宿住友ビル」完成。本社を東京都千代田区から同ビルへ移転。
  • 1975年 - 住友不動産販売株式会社を設立。
  • 1980年 - 住友不動産シスコン株式会社を設立。
  • 1982年 - 住友不動産ホーム株式会社を設立。東京都新宿区に超高層ビル「新宿NSビル」完成。本社を新宿住友ビルから同ビルへ移転。
  • 1987年 - ニューヨーク五番街666番地ビル(ティッシュマンビル)取得。
  • 1996年 - 一戸建て住宅向けのリフォームシステム「新築そっくりさん」販売開始。
  • 1999年 - 個人向けファンド「サーフ九段下」販売開始。一口500万円以上
  • 2003年 - 「新築そっくりさん」の新商品「そっくりオール電化住宅」を静岡県にて限定販売。

主な実績

オフィスビル

ファイル:Shijo Kawaramachi Hankyu.JPG
京都住友ビル(2010年時点)

住宅開発

ファイル:WCT(1).JPG
ワールドシティタワーズ

ホテル

環境破壊問題

住友不動産が東京・大久保で行っている再開発事業では3棟の超高層ビルの建設が計画されているが、これらが2013年に完成すると、神宮外苑イチョウ並木と聖徳記念絵画館や、日暮里富士見坂からの富士山の眺望など、貴重な東京の景観が破壊されることが判明している[1][2]。これらについては、広く報道されるとともに反対運動も起こっている[3][4]

グループ企業

  • 住友不動産販売
  • 住友不動産建物サービス
  • 住友不動産シスコン
  • 住友不動産リフォーム
  • 住友不動産ベルサール
  • 住友不動産ヴィラフォンテーヌ
  • 泉レストラン
  • 住友不動産エスフォルタ
  • いずみ保険サービス

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脚注

  1. 「日暮里富士見坂」損なうビル計画 神宮外苑絵画館 景観にも影響 『東京新聞』 平成23年12月22日朝刊掲載
  2. 風景遺産の継承を 日暮里富士見坂のリーフレット 日暮里富士見坂を守る会 平成23年11月10日
  3. 都心の富士見坂全滅 『東京新聞』 平成23年10月21日、都心から消えゆく「富士見坂」 『朝日新聞』 平成23年11月9日
  4. 情報プレゼンター とくダネ!』 フジテレビ 平成23年12月22日放送

関連項目

外部リンク

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