大竹駅
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大竹駅(おおたけえき)は、広島県大竹市新町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)山陽本線の駅である。
広島県最西端で最南端の駅である。
駅構造
単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅。駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式ホーム(3・4番のりば)へは跨線橋で連絡している。 西広島駅が管理し、ジェイアール西日本広島メンテックが駅業務を受託する業務委託駅かつICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color山陽本線 | 上り | 宮島口・広島方面 |
3 | テンプレート:Color山陽本線 | 下り | 岩国・柳井方面 |
4 | (貨物列車専用ホーム) |
- 1番線と3番線の間にホームのない中線(2番線)があり、上り貨物列車が発着する。
- 4番線の外側・本駅東側には貨物線がある。
- 自動券売機は二台設置(ICOCAおよび高額紙幣対応一台、みどりの券売機(MV)一台)
- みどりの窓口は2008年(平成20年)4月から営業時間が22時30分までに短縮された。以降は出改札窓口も無人となる。
- 改札上には、電照幕式の発車案内があり、1時間分毎の列車の時刻が印刷されていた。この電照幕式発車標は長く使われたが、2012年(平成24年)3月にLED式に切り替えられた。
貨物駅
JR貨物の貨物駅は、旅客駅の東側および北側の二箇所に分かれている。
取扱貨物
- コンテナ貨物
- 車扱貨物
- 化学薬品を取り扱う。
- 産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。
駅構造
- 2面のコンテナホーム、2本の荷役線、その他数本の側線を有する。
- 営業窓口であるJR貨物大竹営業支店を併設する。
- ダイセルのタンク車用荷役線があり、同社大竹工場の化学薬品の出入荷を行っている。かつては当駅→新井駅間でプロピオン酸輸送が、新井駅→当駅間でパラアルデヒド、酢酸ビニル輸送が行われていた。
- かつては、三井化学岩国大竹工場へ専用線が続いていたが、タンク車による化学薬品輸送がタンクコンテナによる輸送に切り替わったことにより2000年(平成12年)頃に廃止になった。そこから分岐し、興亜石油(現・JX日鉱日石エネルギー)麻里布製油所へ続く専用線も存在し石油出荷に使用されていたが、1980年代に廃止されている。
2008年(平成20年)1月7日、分岐器の切り替えミスにより入換中の8両のコンテナ車を仕訳線に押し込んでいた際に、在線していた14両のコンテナ車に衝突し、合計6両が脱線する事故が発生した。脱線した車両が架線柱を倒したため停電となり、山陽本線が約5時間に渡り不通となった。
利用状況
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2001年 | 4,959 |
2002年 | 4,855 |
2003年 | 4,763 |
2004年 | 4,669 |
2005年 | 4,552 |
2006年 | 4,470 |
2007年 | 4,387 |
2008年 | 3,925 |
2009年 | 3,718 |
2010年 | 3,616 |
2011年 | 3,509 |
2012年 | 3,462 |
駅周辺
- 三井化学岩国大竹工場
- 三井デュポンポリケミカル大竹工場
- 三菱レイヨン大竹事業所
- ダイセル大竹工場
- JX日鉱日石エネルギー麻里布製油所
- 日本製紙パピリア大竹工場
- 広島県立大竹高等学校
- 大竹市立大竹中学校
- 大竹市立大竹小学校
- すみれ洋裁専門学校
- 大竹簡易裁判所
- 大竹警察署
- ハローワーク大竹
- 国道2号
歴史
- 1897年(明治30年)9月25日 - 山陽鉄道 広島駅 - 徳山駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2012年(平成24年)3月9日 - これまでの電照幕式発車標に変わりLED式発車標の使用開始。
- 2013年(平成25年)
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山陽本線
- テンプレート:Color快速「通勤ライナー」(広島方面のみ運転)
- テンプレート:Color普通(呉線内で快速となる列車を含む)