伊藤清永美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊藤清永美術館(いとうきよながびじゅつかん)は、兵庫県豊岡市出石町にある美術館。
豊岡市出石町出身の洋画家の伊藤清永などから作品の寄贈を受け、その保存研究と顕彰を目的として1989年に出石町立伊藤美術館として開館した。常設展では伊藤清永初期の代表作「磯人」、「I夫人像」、後期の代表作の裸婦像等を展示。また黒田清輝から譲り受けたイーゼルや、藤田嗣治のパレット等、記念の品々も観ることができる。企画展も開催され、磁器の公募展「出石磁器トリエンナーレ」の会場にもなる。ひょうごっ子ココロンカードの対象施設になっている。
建物
主要構造はコンクリートでありながら、江戸時代から遺された出石の街並みと調和する数奇屋風の外観にするなど、修景に細心の注意が払われている。天井採光を得るためにガラス瓦を用いた展示室もある。
- 構造 - 鉄筋コンクリート建(一部木造)地上2階 ・地下1階
- 敷地面積 - 2,152.93m²
- 設計 - 宮脇檀建築研究室
- 竣工 - 1989年
施設
- 展示室A、B、C
- ギャラリー
- ラウンジ
- 喫茶室
所在地
- 〒668-0214 兵庫県豊岡市出石町内町98