お早うネットワーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年7月31日 (木) 00:31時点におけるYNT1988 (トーク)による版 (平日版の体制)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

お早うネットワーク(おはようネットワーク)は、NRN系列全国33局ネットで、一部の地域を除き、月曜 - 金曜の朝7時台に放送しているラジオ番組1968年スタート。現在は放送上ではこのタイトルをコメントはしていないものの、ゾーンとしては継続している。
なお、NRN系列局でも、栃木放送朝日放送ラジオ大阪山陽放送では放送されていない。
かつて後述のAパターンで「アミューズメントワールド」を放送していた時代は全パターンで土曜日の放送もあったが、2008年9月の「アミューズメントワールド」終了を持って金曜までに縮小されている。

概要

2010年7月の改編以降、放送形態が3つ存在している。

  1. Aパターン…月〜金曜7:10 - 7:25の15分間、ニッポン放送制作同時ネット生放送「やじうまニュースネットワーク」を放送している地域。【CM→提供クレジット→(CM)→本編→CM→提供クレジット】が放送パターン。
  2. Bパターン…月〜金曜まで、ニッポン放送制作・裏送りの5分番組「情報宝島」を放送する地域。【タイトルコール・提供クレジット→本編→CM→提供クレジット】が放送パターン。
  3. Cパターン…ニッポン放送制作番組はネットせず、自社制作番組を放送。スポンサーのみ、ネットする地域(いわゆる企画ネット番組

2014年7月現在、アミールS(全曜日 2014年4月1日〜)のスポンサードである。
ノンスポンサーの場合は全篇パーティシペーション枠となる(一部のCM枠はACジャパンのもので穴埋めしている)。
2011年4月下旬に長期にわたってレギュラースポンサーを務めた大正製薬が、放送前のCM(カウキャッチャー扱い)に移行して以降はノンスポンサーが続いていた(2013年9月から2014年6月までは、大正製薬もカウキャッチャーから撤退していた)。この他、定期的にスポンサークレジットに載ったり、クレジットなしで、CMを流す企業が数社存在する。

放送対象地域に限れば、現在放送されていない地域は岡山県[1]のみとなっている(越境受信による、隣接県局の聴取は可能)。

大半の放送局では、「生島ヒロシのおはよう一直線」(TBSラジオ/JRN)をネット受けしている。加えて一部の局では「おはよう寺ちゃん 活動中・ネットワークゾーン」(文化放送/NRN)をネットする局もあり、この時間のネットワークニュースを、全系列キー局から受けている局もある。

ニッポン放送 ワイド番組時代

テンプレート:節stub

  • 1972年4月7日までは平日6:00〜9:30のワイド番組として放送だったが、終了後は7:00〜8:00に「山谷親平ショー」、8:00〜9:00に「高山栄ショー」などに分割した。

Aパターン

NRN系列33局中、22局ネットで放送されている番組。これは前述通り、ニッポン放送でも放送されている。現在放送の「やじうまニュースネットワーク」は2010年6月28日放送開始。

平日版の体制

「お早うネットワーク」の先駆け
  • 番組開始当初(1968年)は「お早うネットワーク」の統一タイトルで、30分番組として放送。前半10分間が、各局ローカルで、7時10分より「今朝の焦点(けさのしょうてん)」。7時25分より「朝の発言(あさのはつげん)」といった構成だった(Cパターンの九州朝日放送では「今朝の焦点」を1999年3月まで、タイトルのみの企画ネットとして使用していた)。
  • その後、ニッポン放送は「山谷親平のお早うニッポン」(7:00~8:00)内に包含され、ネット各局も、ネットパターンが分かれ、「今朝の焦点」「朝の発言」それぞれをネットする形のパターンと、自社製作で、スポンサーネットするパターンに分かれたが、「今朝の焦点」「朝の発言」は、セットでネットする局が、多数を占めた。
「お早う!中年探偵団」スタート後→パターンの分裂
  • 山谷親平の急死後、「お早うニッポン」に代わり、ニッポン放送では、高嶋ひでたけがパーソナリティーを務めた「高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団」が1985年にスタートし、同番組枠内で「今朝の焦点」の後継番組として、「高嶋ひでたけの夜討ち朝がけ(たけしまひでたけのようちあさがけ)」→「高嶋ひでたけの世直し研究所( - よなおしけんきゅうじょ)」→「高嶋ひでたけのお出かけ気にかけ ニュース塾( - おでかけきにかけにゅーすじゅく)」→「高嶋ひでたけのお早うニュース塾」を、2004年3月19日まで放送していた。ニュース読みは石川みゆき小口絵理子(当時、ニッポン放送アナウンサー)→冨田憲子(当時、ニッポン放送アナウンサー)→山本かおると替わった。
    また、「朝の発言」は「情報宝島」のタイトルに変わり、この辺りから、本項で言う、A・B・Cパターンに分かれた。
    なお、「夜討ち朝がけ」は、タイトル改題した後も、Cパターンの中国放送では2010年3月まで、タイトルに取り入れ続けていた。また、毎日放送でも、タイトルに取り入れ続けていた。「世直し研究所」は九州朝日放送でも長年、タイトルに取り入れ続けていた。
  • 高嶋ひでたけのお早よう!中年探偵団」終了後、2004年3月22日より、経済アナリストの森永卓郎がパーソナリティを務めた「森永卓郎の朝はモリタク!もりだくSUN」→「森永卓郎 朝はニッポン一番ノリ!」→「森永卓郎と垣花正の朝はニッポン一番ノリ!」枠内で「なるほど! ニュースネットワーク」を、2007年9月28日まで放送していた。ニュース読みは、増田みのり那須恵理子が務めた。
  • 2007年10月1日から2010年6月25日まで、上柳昌彦(ニッポン放送アナウンサー)がパーソナリティを務めた「上柳昌彦のお早うGoodDay!」の枠内で「GoodDay! ニュースネットワーク(グッデイ! - )」を放送していた。この時は、提供クレジットや全体の進行を上柳が行い、ニュースリーダーを、アシスタント(石川・那須・増山さやか)が務めた。また、全国のリスナーに配慮して「全国のみなさん、お早うございます。上柳昌彦です。」という挨拶を入れていた。また、このころまでは、後述の森田の他にも、畑中秀哉宮崎裕子藤原高峰館野美欧ら、ニッポン放送報道部記者が出演していた。
現在
  • 2010年6月28日から、6年振りに、朝の番組へ復帰することになった、高嶋ひでたけがパーソナリティを務める「高嶋ひでたけのあさラジ!」が開始。この番組枠内で「やじうま ニュースネットワーク」を放送。
    2011年10月3日からは長年未ネットであった茨城放送でネット開始。

土曜版の体制

  • 1980年代当時は平日版と同じタイトルを放送していた。
  • 1989年4月スタートの土曜朝ワイド「目覚ましかぼちゃモーニング」(~1998年3月)の枠内で「我ら アドベンチャーファミリー」を放送。その後番組である「土曜だ!いい朝KOASAクン」(1998年4月~6月)の「おはよう事件フラッシュ」までは、ニッポン放送の制作で同時ネットにて放送していた。
  • 1998年7月、ニッポン放送では「お願い!DJ!克也とミッちゃんはっぴぃウィークエンド」がスタートしたが、この番組開始をきっかけに同局制作の裏送り番組に変更した(「お願い!DJ!小林克也青春ベストヒットリクエスト」に至るまでの間「かけまくリクエスト」を放送、いち早く2007年3月に終了)。
  • 同時期にネット局では平日版と同じ放送枠で「アミューズメントワールド」を開始。常倉十紀二と「お早よう!中年探偵団」の女性アシスタントがパーソナリティを務めた「トキちゃんのアミューズメントワールド」(トキちゃんは、常倉のアダ名)であったが2003年に常倉が死去。それ以降は番組タイトルから“トキちゃんの”を外し、冨田憲子増田みのり垣花正上柳昌彦がパーソナリティを務めた「アミューズメントワールド」として放送され、2008年9月27日の放送をもって、最終回となった。それと同時に上記にある通り土曜版は廃止となり、「情報宝島」も土曜日の放送を取りやめた。

放送形態(2014年7月現在)

  • 月〜金 7:10.00 - 7:23.00 「やじうま ニュースネットワーク
    • 内容:放送時間までに入った、注目すべきニュースを、2項目放送(開始当初は3項目だったが、重点的な解説をするためか2つにしている)。報道記者が出演して、ニュースを解説。コメンテーターが、その項目にコメントを付ける。生放送番組。
    • パーソナリティ:高嶋ひでたけ
    • ニュースリーダー、提供クレジット読み:箱崎みどり(月・火・水)、増山さやか(木・金) - いずれもニッポン放送アナウンサー
    • ニュース解説:森田耕次(月・木・金担当、ニッポン放送報道部 解説委員)/上村貢聖(毎週火曜日担当、ニッポン放送報道部 解説委員。2011年8月 - )/畑中秀哉(毎週水曜日担当、ニッポン放送報道部 記者。2011年12月 - )
    • コメンテーター
高嶋ひでたけのあさラジ!#ニュースゾーン」を参照のこと。

ネット局

括弧内は内包番組。記述の無い局は単独番組として放送されている。


変則ネット

12月25日が平日の場合、ニッポン放送では『ラジオ・チャリティー・ミュージックソン』を放送するため、ネット局向けの裏送りとなる(CMのみネット)。
STVラジオ、青森放送、IBC岩手放送、和歌山放送では各局独自の内容で『ミュージックソン』を放送しているが、こちらについては各局で編成については委ねられる(青森放送週間番組表をみてわかるように、『ミュージックソン』編成局ではあるがネットされることもある)。
その他のネット局は裏送りのものを放送する。
また1月1日もニッポン放送では新春特別番組を放送するため放送されない。この場合もネット局では裏送りにて放送される。
そのときは、内包先である「あさラジ!」自体が休止のため、高嶋とニュースリーダー担当アナウンサーは通常通りだが、解説者とコメンテーターが異なることが多い。また1月1日は特別編成になりやすく、「やじうまニュースネットワーク」を単独編成する局が多い。

2012年12月25日(火) - 高嶋、石川みゆき、乾正人、森田が出演。
2013年12月25日(水) - 高嶋、箱崎、須田慎一郎、上村が出演。
2014年テンプレート:01月テンプレート:01日(水) - 高嶋、箱崎、浅川弘忠、上村が出演。
2014年テンプレート:06月20日(金) - 高嶋、箱崎、鈴木哲夫、森田が出演。 - ニッポン放送と一部の局ではワールドカップ中継で休止となったが中継をしない局向けに裏送り。なお、「あさラジ!」はあったので通常の金曜日と同じ顔触れとなった。
2014年テンプレート:06月25日(水) - 高嶋、箱崎、須田、上村が出演。 - ニッポン放送と一部の局ではワールドカップ中継の延長オプション対策で休止となったため、中継をしない局向けに裏送り。「あさラジ!」は7:10からの放送となり特別態勢を敷いたため火曜日と同じ顔触れに。

Bパターン

Bパターンの「情報宝島」(じょうほうたからじま)はNRN系列33局中、8局ネットで放送されている番組。2004年頃に、放送開始。

概要

  • ニッポン放送の裏送り制作番組。
  • 番組の放送時間は5分間だが、CMはAパターンと(内容、時間共に)同じものが使われ、さらに「タイトルコール」や「スポンサー読み」も行われるので、番組の実質的な時間は、3分程度しかない。
  • 番組としては、畑中が一人で、放送原稿を読み上げるだけのもの。取り上げる内容は「今日は何の日」的なもの、時事にかかわる話、ニュースの裏側の解説等、多彩かつ多岐に渡っている。
    • 初めに「畑中秀哉の情報宝島。この時間(番組)は○○の提供でお送りします」(スポンサーがない場合は「この時間は、畑中秀哉の情報宝島をお送りします」)(那須恵理子)とのアナウンスがあり、続けて「おはようございます。畑中秀哉です」とあいさつしてから、本編が始まる。
  • 2009年10月頃から、毎週金曜日は「私の町のお宝情報」と銘打ち、リスナーからの投書を紹介するものになっている。また木曜日には「にっぽん宝探し」と題し、毎週一つの都道府県にスポットを当て、それについての観光・文化・社会について述べるコーナーがある。
  • かつては高嶋ひでたけ比嘉憲雄が担当していた。
  • 福井放送大分放送も、以前は情報宝島を放送していたが、2003年から、Aパターンに変更し、同時ネットに切り替わった。
  • 北陸放送は2006年4月から、平日のみ、Aパターンに移行。2008年4月からは土曜日も、Aパターンに移行した。
  • A・Bの両方の放送は、現在は秋田放送高知放送の2局である。但し、Aパターンと協賛スポンサーが重複するために「情報宝島」についてはノンスポンサー=P・Tの扱いで放送している。特に、高知放送についてはAパターンの放送が終わった後に連続で「情報宝島」を放送する日程が組まれている。なお過去に高嶋ひでたけ担当の頃は、同様のパターンの放送局も多かったが、比嘉のりおに変更してからは、上記2つと山口放送だけになった。
  • また類似例として、東海ラジオは、後述Cパターンの自社制作番組だが、別枠で、平日に、情報宝島を放送していた時期があった。
  • 土曜の放送は、2008年9月をもって終了。
  • 長年ネットされてこなかったKBS京都ラジオでも2013年4月よりBパターンにて開始。
  • 長年ネットしてきた東北放送は2014年3月で放送を終了した。

放送形態

ネット局(放送時間)

Cパターン

NRN系列33局中、6局で行われるパターン。CMのみネットしている「企画ネット」扱いである。

概要・放送形態

実施局

月曜〜金曜「ニュースクローズアップ」(7:30 - 7:41、「おはようワイド Goodモーニング」内)
2014年3月前までは「情報宝島」をネットしていた。「ENEOSプレゼンツ あさナビ」がこの時間に始まることとなり、ネットを打ち切って自社制作に切り替えた。
※なお、「クローズアップ」そのものは「お早うネットワーク」の企画ネット以前からも放送され続けてきた。
月曜〜金曜「静岡新聞ニュース」(7:03 - 7:10、「とれたてラジオ〜One to one〜」→「朝だす!」→「朝番長」内)
2000年代に入る前までは「情報宝島」をネットしていた。
月曜〜金曜「くらべるモルゲン」(7:08 - 7:15、「源石和輝 モルゲン!!」内)
小島一宏 morning あい land」時代の『アイランドBOX』にあたる。
(平日)それより前、「伊藤春雄のさん!さん!モーニング」時代は『ひと声千両! この人にきく』を放送していたが、「天野良春の朝からごきげん」「おはよう松原敬生です」の時代に『情報宝島』のネットとなっている。
(土曜)「心ひらいて 土曜がイチバン」時代に『週刊レポート』、「サタデーパーク アマチン通り」時代に『週刊トピックス』として放送。
月曜〜金曜「MBSニュース」(7:10 - 7:15、『子守康範 朝からてんコモリ!』内)
(平日)『おはようMBS』時代のタイトルは「今朝の焦点~毎日ニュース~」、『おはよう(MBS)川村龍一です』時代は「夜討ち朝駆け ホットな情報~毎日ニュース~」であったが、『はやみみラジオ!水野晶子です』以降の生ワイド番組では定時ニュースの前後にCMを流している。
(土曜)『おはよう!松井さんちの土曜日です』前期までのタイトルは平日版と同じ。後期に「毎日ニュース」と改称した後に、定時ニュースのスポンサードとなる。
月曜〜金曜「おはようフォーカス」(7:15 - 7:28「本名正憲のおはようラジオ」内)
長年自社番組のタイトルは「おはようラジオ」だが、当初の頃は『けさの焦点』、改題して2010年3月までは『夜うち朝がけリンリン情報』というタイトル。
月曜〜金曜「ニュース・クローズアップ」(7:15 - 7:25、「Morning Wave」内)
中村もときの通勤ラジオ」時代は『今朝のスポットライト』、「武内裕之That's On Time」時代は『That'sフォーカス』というタイトル。「長谷川ひろし おはよう7」時代はニッポン放送でかつて使用されていた『今朝の焦点』、それより前及び土曜日にはニッポン放送と同一の『世直し研究所』を使用。

脚注

  1. 1997年9月までは西日本放送共々「準広域放送」としてRNCが岡山・香川県のNRNシングルネット扱いであった