歌内駅

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ファイル:Utanai eki.jpg
1977年の歌内駅と周囲約500m範囲の状況。上が稚内方面。相対式ホーム。駅裏に貨物ストックヤードがあるが、この写真の頃には既に使用されていない様である。駅前通りには多くの民家が見える。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

歌内駅(うたないえき)は、北海道上川総合振興局中川郡中川町大字問寒別小字川口にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線駅番号W65電報略号タナ

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の西側(稚内方面に向かって左手側、旧1番線)に存在する[4]分岐器を持たない棒線駅となっている[4]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[5]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム南側と対向側ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡した[5]。駅舎側(西側)が下り1番線、対向側ホームが上り2番線となっていた[5]。そのほか1番線の稚内方から分岐し駅舎北側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[5]。交換設備運用廃止後は線路は撤去されたが、ホーム前後の線路は分岐器の名残で湾曲していた[4]

無人駅となっている。駅舎は構内の西側に位置しホーム中央部分に接している[4]有人駅時代からの駅舎は改築され、ヨ3500形車掌車[6]を改造した貨車駅舎となっている[4]。旧駅舎の基礎の上に設置されている[7]。出入口にはスロープが新たに設置されている[7]。トイレを有する[7]

駅名の由来

当駅の所在する地名より[8]。地名は、旧名の「宇戸内」が変えられたものである[4]

旧駅名の宇戸内(うとない)は、アイヌ語の「ウッ・ナイ」(細い脇の川)に由来する[8]テンプレート:Ambox

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は16人[5]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は10人[4]

駅周辺

附近は山わさびの採取地で、エゾモモンガの生息地である[7]

隣の駅

北海道旅客鉄道
宗谷本線
天塩中川駅 (W64) - 歌内駅 (W65) - 問寒別駅 (W66)
かつて天塩中川駅と当駅との間に下中川駅が存在した(1955年(昭和30年)12月2日仮乗降場として開業、1959年(昭和34年)11月1日駅に昇格、2001年(平成13年)7月1日芦川駅上雄信内駅とともに廃駅)[2]

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:宗谷本線

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)179-180ページより。
  2. 2.0 2.1 2.2 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)47ページより。
  3. 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社2011年6月発行)149ページより。
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)148-149ページより。
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)183ページより。
  6. 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫2007年5月発行)23ページより。
  7. 7.0 7.1 7.2 7.3 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)216ページより。
  8. 8.0 8.1 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、(2004年2月発行))123-124ページより。
  9. 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)16ページより。