寺井駅
テンプレート:駅情報 寺井駅(てらいえき)は、石川県能美市大成町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)北陸本線の駅である。
駅構造
島式ホーム1面2線と側線1本を有する地上駅。カーブの途中にあり、停車する列車はかなり傾く。乗降確認用のビデオカメラが、ホームの端に設置されている。コンクリート平屋建ての駅舎を線路東側に備え、ホームとは地下道で連絡している。駅舎の橋上化工事により、2012年8月27日から仮駅舎に移行し、2014年3月9日に橋上駅舎が使用開始となった[1]。なお、2015年春に「能美根上駅」(のみねあがりえき)への駅名改称が予定されていることから[2]、この橋上駅舎の外壁部分には駅名が掲げられていない[3][4]。
小松駅が管理し、ジェイアール西日本金沢メンテックが業務を受託する業務委託駅でみどりの窓口がある。自動改札機は設置されていないが、代わりに入場印字機がある。
駅待合室には鉄道雑誌や小説などの古本が何冊も置かれていて列車やバスの待ち時間に読書をすることも可能。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color北陸本線 | 上り | 小松・福井方面 |
2 | テンプレート:Color北陸本線 | 下り | 金沢・富山方面 |
貨物取扱
現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっている。貨物列車の発着はなく、貨物設備や専用線も当駅には接続していない。
かつては、上記の側線から分岐し、本線西側に沿って1kmほど北上し電気化学工業根上サービスステーションの荷役設備へ至る専用線があった。この専用線は、青海駅から当駅まで輸送されてきたセメントを施設まで輸送するために使用されていたが、2004年ごろに廃止された。
利用状況
- 1日平均乗車人員(石川県統計書、能美市統計書より)
- 1998年度(平成10年度) 860人
- 1999年度(平成11年度) 860人
- 2000年度(平成12年度) 821人
- 2001年度(平成13年度) 843人
- 2002年度(平成14年度) 816人
- 2003年度(平成15年度) 834人
- 2004年度(平成16年度) 802人
- 2005年度(平成17年度) 798人
- 2006年度(平成18年度) 833人
- 2007年度(平成19年度) 889人
- 2008年度(平成20年度) 946人
- 2009年度(平成21年度) 928人
- 2010年度(平成22年度) 978人
- 2011年度(平成23年度) 1,016人
- 2012年度(平成24年度) 1,023人
駅周辺
駅名は「寺井駅」であるが、能美市寺井地区(旧・能美郡寺井町)ではなく同市根上地区(旧・能美郡根上町)に位置している。このことから、能美市は2013年12月に、2015年3月の北陸新幹線開通に伴うダイヤ改正と同時に「能美根上駅」に改称するよう要望しており[5][1]、2015年春に改称されることになった[2]。
- ホームラン通り - 当地出身の野球選手、松井秀喜に因む。
- 根上大浜郵便局
- 根上ショッピングプラザ
- 能美市根上庁舎
- 能美市立浜小学校
- 能美市立根上中学校
- ふれあいプール
- 能美市立病院
バス路線
かつて能美線代替バス(北陸鉄道→加賀白山バス「能美線」)が鶴来駅から根上(一部美川駅)まで運行していたが、北陸鉄道の分社化などに伴い、旧根上 - 旧寺井の部分がカットされ、旧辰口町内の倉重や旧寺井町の寺井史跡公園前で折り返しとなった。しかし寺井・辰口・根上の3町合併により再び寺井駅まで延伸された。2006年にはこの他旧寺井町のコミュニティバスが旧辰口町内まで延伸されるようになった。しかし、路線バス「能美線」は2007年12月31日をもって全線が廃止された。廃止後は能美市コミュニティバスと北陸先端科学技術大学院大学のシャトルバスが同路線の代替を引き継いだ。
2012年現在、駅前からは以下のコミュニティバスが運行されている。
- のみバス「連携バス」
- 寺井庁舎前、辰口福祉会館、北陸先端科学技術大学院大学方面行き
- のみバス「根上地区循環バス」
- 山口方面
- 赤井方面
- 中ノ江方面
- 吉野釜屋方面
歴史
- 1912年(大正元年)12月20日 - 国有鉄道北陸本線の小松駅 - 小舞子仮停車場間に新設開業(一般駅)。
- 1925年(大正14年)8月13日 - 能美電気鉄道線(後の北陸鉄道能美線)の新寺井駅が開業。
- 1980年(昭和55年)9月14日 - 北陸鉄道能美線の新寺井駅が廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
- 2012年(平成24年)8月27日 - 仮駅舎供用開始。
- 2014年(平成26年)3月9日 - 橋上駅舎供用開始。
- 2015年(平成27年)春 - 能美根上駅に改称予定[2]。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color北陸本線
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ- ↑ 1.0 1.1 石川)JR寺井駅が橋上化 9日使用開始 - 朝日新聞、2014年3月8日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 北陸本線 「寺井駅」の駅名改称について - 西日本旅客鉄道、2014年6月27日
- ↑ JR寺井駅新駅舎・自由通路が完成しました。 - 能美市、2014年3月20日
- ↑ 【JR西】寺井駅橋上駅舎及び自由通路が完成 - RMニュース、2014年3月14日
- ↑ 「能美根上」が有力 寺井駅の名称変更 - 北国・富山新聞、2013年10月8日