カナリア (お笑い)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年5月4日 (日) 20:29時点におけるBlogara (トーク)による版 (外部リンク)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:Infobox お笑いコンビ

カナリアは、吉本興業東京本社(東京吉本、厳密には子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属のお笑いコンビ。メンバー共に大阪NSC21期生。2003年結成。

メンバー

  • 安達健太郎(あだち けんたろう、1979年5月14日 - )ボケ担当(本人曰く「ボケとツッコミ担当」)
  • ボン溝黒(ボンみぞくろ、本名:溝黒 和昭(みぞくろ かずあき)、1979年6月14日 - )ツッコミ担当(安達曰く「ユニーク担当」)

概要

  • 98年にボンは「ババリア」、安達は「シュガーライフ」というコンビを組み、大阪・baseよしもとを中心に活動していたが、2003年に相次いで解散。安達が声を掛け同年カナリアを結成し、同時に東京に拠点を移した。なお上京したきっかけは、千原ジュニアの「お笑いやるなら大阪より東京の方がいい、マクドナルドのアルバイトでも大阪より東京の方が絶対ええやろ」という発言に納得したからだと語っている。しかし、上京後にジュニア本人にその事を話すと「(同じマクドナルドなら)東京でも大阪でもマニュアルに従うだけ」と言われ落胆したと言う。
  • コンビ名は「カナリア」のほかに「ヘルメットキッチン」「ドラキュラーズ」という候補があり、ボンが後藤輝基フットボールアワー)に話して決めてもらった。安達曰く「『カナリア』を最初の候補に出してから『ドラキュラーズ』を言おうとしたら、『ドラキュ』位で『カナリアやろ!』と言われた」。
  • 安達がボケ担当、ボンがツッコミ担当となっているが、安達曰く「安達がボケ・ツッコミ担当で溝黒はユニーク担当」。そのためか、ネタは安達の方が「もうええわ」と言って締める。
  • 2009年7月22日AGE AGE LIVEでは、安達が過労で入院し出られなかったため、ボンがピンでネタを披露した。しかし2009年7月30日のイロモネアの「ゴールドラッシュ」は撮影した日が入院する前だったため、2人とも出演していた。同年7月29日のAGE SAGE LIVEでは、同上の理由にて、ボンがピンでネタを披露し、第3位になりAage残留となった。また、翌月のAGE SAGE LIVEでは今度は安達がピンでネタを行い第1位となった。しかし翌月には2人で漫才を披露したが、Bageに落ちてしまった。
  • M-1グランプリには2003年から出場。翌2004年には初めて準決勝に進出した。
    • その後2009年まで6年連続で準決勝敗退だったが、2010年大会で初の決勝進出を果たす。しかし初出場の上にトップバッターというハンデもあってか、結果は第9位(最下位)だった[1]。また童謡(ペギー葉山訳詞の『ドレミのうた』)をネタにしたものであったため、DVDでは権利の関係上ネタを全てカットされ、代わりに準決勝のネタが収録されている。この年のファイナリストの中で決勝で準決勝と違うネタをしたコンビは彼らのみで、準決勝のネタをやめた理由は安達曰く「ボケが3つしかなかったから」。
    • 放送作家の倉本美津留は「(準決勝の審査会議で)これは決勝あげてもいいでしょう。準々決勝のネタ(手合わせ歌)でも準決勝のネタ(輪唱)でもどっちでもいい」となったが、決勝で全く違うネタを披露したことに驚いたという。倉本はさらに「優勝を意識しすぎてネタを選択ミスしたのでは」と述べている。[2]
  • 2013年現在もレギュラーは1本もない。いきなり!黄金伝説。で、ボンの家に訪れた際に相当な汚宅となっており、強制的に掃除させられた。

ネタ

主に漫才。安達の歌唱力を生かしたネタがある。コントを行うこともあるが、漫才と比べると頻度はかなり少ない。 また最近ではTVのショートネタ見せ番組などで、以下のようなネタを披露する事が多い。

アンパンマンの歌の替え歌で、アソパソマソの人間像を安達が歌っていくもの。溝黒はそれに対し、騒ぎながら感想を述べている。
ちなみにこのネタで使われる絵は安達が描いている。
  • 『二者択一 on my mind』
井上陽水の『最後のニュース』のメロディーで、「○○と××ではどっちが△△なの〜」等と安達がネタを歌う。溝黒はギターを弾く。
  • 『日本語教室』
フリップに書いてある英語の日本語訳を面白おかしく安達が言い、生徒役の溝黒が復唱する。
(例)NEVER ENDING STORY→こち亀or校長の挨拶、CHANGE THE WORLD→性転換、HOW MANY→どんだけ〜 など。
  • 『カナリア国語辞典』
溝黒がめくっていくフリップに書いてある日本語を、安達が国語辞典風に面白おかしく説明していく。
(例)小倉智昭→「インターネット検索で、『天達 天達 天達』と入力すると、本物の天達さんを差し置いて検索結果のトップに入る人物」
木の実ナナ→「インターネット検索で『2時間 湯けむり ジャネット・ジャクソン』で検索すると本物のジャネット・ジャクソンを差し置いて最初に出てくる人物」
地井武男→「インターネット検索で、『俳優 散歩 5080喜んで』と入力すると出てくる人物」
八嶋智人→「インターネット検索で、『俳優 眼鏡 高橋克実の横』と入力すると出てくる人物」など
本人は「ちなみにYahoo!で検索してもGoogleで検索しても天達武史が最初に出てくるし、同様にやっても木の実ナナも始めに出てこない。ただのネタとして受け取るべき」などと「本気で勘違いする人がいるため困っている」とAGE AGE LIVEで発言していた。実際このネタが爆笑レッドカーペットで披露された日、Yahoo! JAPANの急上昇ワードランキングで「天達 天達 天達」がランクインした事がある。

出演

テレビ

コンビでの出演。安達のみ、溝黒のみの出演は安達健太郎ボン溝黒を参照。

ラジオ

書籍

DVD

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:M-1グランプリ2010
  1. 第2回以降初出場組でトップバッターを務めたのは彼らと第3回の千鳥のみであったが、千鳥も最下位に沈んでいる。
  2. M-1グランプリ2010DVD特典「木村祐一×倉本美津留 M-1秘話&漫才論