東武動物公園駅
テンプレート:駅情報 テンプレート:Vertical images list 東武動物公園駅(とうぶどうぶつこうえんえき)は、埼玉県南埼玉郡宮代町百間二丁目にある東武鉄道の駅。駅番号はTS 30。宮代町の代表駅である。利用客からは動物公園やトウブコウとも呼称されている。
伊勢崎線と日光線の2路線が乗り入れている。日光線は当駅が起点であるが、南栗橋方面からの列車のほとんどは伊勢崎線北千住方面へ直通している。伊勢崎線系統と日光線系統の双方が乗り入れる伊勢崎線の浅草駅・押上駅 - 当駅の間は「東武スカイツリーライン」の愛称が付けられており、愛称のない当駅から久喜方面の区間とはラインカラーなどの案内上でも区別されている。
目次
歴史
- 1899年(明治32年)8月27日 杉戸駅として開業[1]。
- 1929年(昭和4年)4月1日 日光線が当駅から 新鹿沼駅まで開通。その後7月7日に下今市駅まで、10月1日に東武日光駅まで開通し全線開業。
- 1981年(昭和56年)3月16日 東武動物公園開園(同年3月28日)に伴い、駅名を東武動物公園駅に改称し橋上駅舎化[1]。また、営団地下鉄(現:東京地下鉄)日比谷線直通列車の乗り入れ区間が北春日部駅から当駅まで延長される。
- 2003年(平成15年)3月19日 特急「りょうもう」全列車停車開始。営団地下鉄(現:東京地下鉄)半蔵門線・東急田園都市線直通列車の運転開始。
- 2004年(平成16年)3月31日 東武鉄道杉戸工場廃止。南栗橋車両管区へ統合。
- 2006年(平成18年)
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)9月30日 - 定期券・回数券うりば営業終了。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)5月13日 - 新設の西口及び跨線橋が供用開始。既存の西口及び跨線橋を閉鎖[4]。
駅構造
島式ホーム2面4線の地上駅で、橋上駅舎を有している。自動券売機前と上下ホームにはフルカラー液晶ディスプレイによる発車標、改札口にはフルカラーLED式発車標が設置されている。また券売機前と改札口の発車標には、東武スカイツリーライン北千住方面と伊勢崎線久喜方面、日光線南栗橋方面の3方向に分かれて表示されている。
1番線は橋上駅舎竣工と同時に廃止されたが線路が一部残っている。2番線ホーム上の杉戸高野台駅寄りに、日光線の0キロポストが存在する。当駅北側での平面交差で伊勢崎線から日光線が分岐する。
ホームの柱は伊勢崎線系統ラインカラーの赤色(テンプレート:Color)中心の配色であるが、駅名標は姫宮方は東武スカイツリーラインのラインカラーのオレンジ色(テンプレート:Color)と青、杉戸高野台方を日光線系統のラインカラーのオレンジ色と臙脂色、和戸方を伊勢崎線系統ラインカラーの赤と灰色で塗り分けた形になっている。2006年(平成18年)のダイヤ改正前は5番線のみ赤色中心の線が引かれている駅名標であったが、改正後は全線でオレンジ色中心の線に統一され、赤色中心の線は和戸駅以北の駅となっていた。さらに2012年の「東武スカイツリーライン」の愛称制定後は2番線のみ日光線系統のラインカラーのオレンジ色(テンプレート:Color)中心の配色、3 - 5番線が赤色とオレンジ色を併用した配色となっている。下りホーム駅名標の隣接駅名表記は4番線が日光線(杉戸高野台駅)、5番線が伊勢崎線(和戸駅)と分かれていたが、後述する緩行線の使用により現在は両方面併記されたものが使われている。
2006年(平成18年)秋に駅構内の商店強化工事が行われ、明かり取り天窓の増設や、既存店舗のリニューアルや統廃合が実施され、理髪店、洋菓子店などが開店し、"STATION GARDEN"と名付けられた。合わせて西口へのアクセス通路の変更などが実施された。
2008年(平成20年)度に、駅構内の案内板をピクトグラムを用いたデザインに一新した。ホームにあった吊下式駅名標と路線図は撤去され、駅名標・路線図・所要時間と一体型になった自立式案内板が設置された。同時に5番線の番線表記の色はオレンジ色から赤色に変更され、実質2006年のダイヤ改正前の状態になった。2011年(平成23年)1月にはエレベーター設置に伴い、案内板にある時刻表・所要時間の配置が一部変更され、同時に特急「りょうもう」の所要時間が追加された。
かつて当時の西口とコンコースの間には、かつての杉戸機関区・杉戸工場の跡地を跨ぐ、長い跨線橋が設置されていた。現在、宮代町とUR都市機構が主体となり再開発事業が行われており、この跨線橋は新設される跨線橋及び仮設通路の共用開始に伴い、2014年5月12日の終電をもって閉鎖、撤去作業が行われている。
2010年(平成22年)度にはエレベーター4基(東口・西口・上下線ホーム)と多機能トイレを設置、2011年(平成23年)4月1日より供用を開始し、駅構内のバリアフリー化を図った。工事期間は、2010年(平成22年)9月末から2011年(平成23年)3月までであった。
2011年(平成23年)1月21日より、発車メロディが導入された(春日部駅東武スカイツリーラインホームと同日に運用を開始)。2013年(平成25年)8月1日からは、東武動物公園のテーマソングをアレンジしたものを使用している。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
2・3 | テンプレート:Color東武スカイツリーライン | 春日部・北千住・とうきょうスカイツリー・浅草・ H地下鉄日比谷線 中目黒・Z地下鉄半蔵門線 渋谷・ テンプレート:Color東急田園都市線 中央林間方面 |
|
4 | テンプレート:Color日光線 | 南栗橋・新栃木・東武日光・ テンプレート:Color鬼怒川線 鬼怒川温泉方面 |
一部は5番線 |
5 | テンプレート:Color伊勢崎線 | 久喜・館林・足利市・太田・テンプレート:Color桐生線 赤城方面 | 一部は4番線 |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
ホーム・配線
- 特急「りょうもう」は浅草方面は3番線から、館林方面は5番線から発車する。駅員による特急券確認のため乗降口を6両編成中の2号車と5号車に限定している。
- 特急「けごん」「きぬ」「しもつけ」臨時「きりふり」「ゆのさと」は通過する際、浅草方面は2番線、東武日光・鬼怒川温泉方面は4番線を走行する。
- 橋上駅舎化後は4番線が下りホーム、5番線が臨時ホームとなっていた。その後、列車の増発や誤乗防止のため4番線を日光線下り・当駅止まりホーム、5番線を伊勢崎線下りホームと変更した。しかし、当駅止まりが4番線のみだったため後続の列車が駅の目の前で待たされることがあった。また、上り始発列車も3番線発着のみだったので2番線に当駅始発、5番線に当駅止まりの列車が発着できるよう構内改良工事に着手。さらに地下鉄半蔵門線・東急田園都市線直通運転開始を見越して20m車8両編成対応の引き上げ線を10両編成対応にする工事も実施され、いずれも2001年(平成13年)3月のダイヤ改正より使用開始した。ちなみに、以前の引き上げ線は駅北側にある踏切手前に敷設されていたが、現在は踏切を越えた和戸駅寄りに敷設されている。
- 下りの緩行線(伊勢崎線は4番線・日光線は5番線)の使用を地下鉄半蔵門線・東急田園都市線直通運転開始と同じ2003年(平成15年)3月に開始した。それにより特急等の待避で4番線から久喜・館林方面、5番線から南栗橋・新栃木方面の列車が発車することがある。なお、5番線から発車する日光線は引き上げ線2本と伊勢崎線上り線を跨ぐのでかなりのうねりが生じる。ちなみに上りは伊勢崎線同士・日光線同士の待避は不可なので前者は久喜駅、後者は杉戸高野台駅か南栗橋駅で行う。
運転・案内
- 特急「けごん」「きぬ」「しもつけ」臨時「きりふり」「ゆのさと」は当駅を通過するが、例外として「きりふり」285号は当駅に停車する。また、当駅から「きりふり」285号に乗車する際特急料金は不要である。
- 当駅より久喜・南栗橋方面に向かう急行・区間急行は各駅に停車する。
- 下りの当駅始発と上りの当駅終着が数本ある。いずれも北春日部駅に隣接する南栗橋車両管区春日部支所と当駅間を回送する。
- 日比谷線直通列車は2003年3月19日から設定されていた朝の南栗橋発中目黒行上り1本を除き当駅までの運転となっていたが、2013年3月16日のダイヤ改正から下りも南栗橋駅まで延長された。しかし、現在も当駅始発と終着が依然多く設定されている。
- 半蔵門線・田園都市線直通列車も準急の当駅始発・終着の設定があり、急行も終着のみ設定されていたが、2013年3月16日から始発も設定された。
- 昼間時に久喜発着の区間準急列車は、南栗橋発着の急行列車の接続を行った。そのため当駅で2分から9分程度停車した。ただし、急行列車に大幅な遅延が発生している場合、区間準急列車は接続をとらず先に発車することがあった。2013年3月16日から昼間時間帯の列車が浅草 - 竹ノ塚間の普通列車に格下げによりこの措置は廃止されたが、かわりに南栗橋発着の日比谷線直通列車が久喜発着の急行列車の接続を行うようになった。
- 北千住駅、春日部駅などの主要駅では順次駅自動放送を取り入れているが、当駅は終着列車の確認などで駅員がホームに駐在している関係で2012年現在、駅員による案内が行われている[5]。発車メロディに関しては2011年(平成23年)1月21日より導入、その後2013年(平成25年)8月1日よりメロディを「東武動物公園テーマソング」に変更した。伊勢崎線(東武スカイツリーライン)発着の3番線・5番線はストリングス調のメロディを、日光線発着の2番線・4番線は金管楽器調のメロディをそれぞれ使用されている。
- 臨時特急「スカイツリートレイン」は、太田発の2号は当駅に停車し、日光線方面発着の1・3・6・8号は当駅を通過する。
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は32,391人である[6]。
近年の1日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均乗降人員 | ||
---|---|---|---|
1日平均 乗降人員総数 |
定期 | 定期外 | |
1993年(平成テンプレート:05年) | 40,850 | 30,574 | 10,276 |
1994年(平成テンプレート:06年) | 40,165 | 29,806 | 10,359 |
1995年(平成テンプレート:07年) | 39,460 | 29,232 | 10,228 |
1996年(平成テンプレート:08年) | 38,517 | 28,342 | 10,175 |
1997年(平成テンプレート:09年) | 37,131 | 27,236 | 9,895 |
1998年(平成10年) | 36,288 | 26,542 | 9,746 |
1999年(平成11年) | 35,552 | 25,806 | 9,746 |
2000年(平成12年) | 35,338 | 25,418 | 9,920 |
2001年(平成13年) | 34,358 | 24,748 | 9,610 |
2002年(平成14年) | 33,635 | 24,048 | 9,587 |
2003年(平成15年) | 33,550 | 23,742 | 9,808 |
2004年(平成16年) | 33,214 | 23,492 | 9,722 |
2005年(平成17年) | 32,998 | 23,230 | 9,768 |
2006年(平成18年) | 32,870 | 23,032 | 9,838 |
2007年(平成19年) | 33,110 | 22,766 | 10,344 |
2008年(平成20年) | 33,259 | 22,612 | 10,647 |
2009年(平成21年) | 32,427 | 22,044 | 10,383 |
2010年(平成22年) | 31,952 | 21,828 | 10,124 |
2011年(平成23年) | 31,859 | 21,822 | 10,037 |
2012年(平成24年) | 32,391 | 22,006 | 10,385 |
この数値は、伊勢崎線・日光線との乗り換え客は含まれていない。伊勢崎線内では第16位、日光線内では第1位である。
伊勢崎線・日光線が分岐する交通の要衝であり、当駅以南からの速達列車と始発の多さから当駅の利用圏は南埼玉郡宮代町のほかに、かつての駅名でもあった北葛飾郡杉戸町、隣接する白岡市東部や幸手市東部、春日部市北東部(旧庄和町地域)、千葉県野田市北部(旧関宿町地域)、さらに利根川を越えて茨城県猿島郡境町、坂東市の一部など、広範囲に及ぶ。
駅周辺
東口
西口
- 宮代郵便局
- 埼玉りそな銀行宮代支店
- 川口信用金庫
- 埼玉縣信用金庫宮代支店
- 宮代町役場
- 宮代町立図書館
- 宮代町立笠原小学校
- 宮代町立百間中学校
- 東武動物公園
- 日本工業大学
- トクホン(工場兼研究所)
- 妙本寺
- ピアシティ宮代
路線バス
東口
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
東武動物公園駅 | 吉田橋・関宿台町・境町役場 | 境車庫 | 朝日自動車 | ||
船戸橋・大凧会館前 | 関宿中央ターミナル | 朝日自動車 |
西口
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
東武動物公園駅 | 東武動物公園 | 茨城急行自動車 | |||
東武動物公園駅西口 | 赤コース(左回り) | 日本工業大学前・和戸駅・西条原 | 公設宮代福祉医療センター六花 | 宮代町町内循環バス | 月水金日運転 |
赤コース(右回り) | 公設宮代福祉医療センター六花・川端公民館・姫宮駅西口 | 公設宮代福祉医療センター六花 | 宮代町町内循環バス | 月水金日運転 | |
青コース(左回り) | 日本工業大学前・和戸駅・須賀上・姫宮駅西口 | 公設宮代福祉医療センター六花 | 宮代町町内循環バス | 火木土運転 | |
青コース(右回り) | 公設宮代福祉医療センター六花 | 宮代町町内循環バス | 火木土運転 |
隣の駅
- 東武鉄道
- テンプレート:Color伊勢崎線(姫宮方はテンプレート:Color東武スカイツリーライン)
- テンプレート:Color特急「りょうもう」停車駅
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color区間急行(和戸側は当駅から各駅に停車)
- テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急・テンプレート:Color普通
- 姫宮駅(TS 29) - 東武動物公園駅(TS 30) - 和戸駅(TI 01)
- テンプレート:Color日光線
- テンプレート:Color特急「きりふり」285号停車駅
- テンプレート:Color快速・テンプレート:Color区間快速
- 春日部駅(東武スカイツリーライン) - 東武動物公園駅(TS 30) - 板倉東洋大前駅(TN 07)
- テンプレート:Color急行・テンプレート:Color区間急行(杉戸高野台側は当駅から各駅に停車)
- 春日部駅(東武スカイツリーライン) - 東武動物公園駅(TS 30) - 杉戸高野台駅(TN 01)
- テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急・テンプレート:Color普通
- 姫宮駅(東武スカイツリーライン) - 東武動物公園駅(TS 30) - 杉戸高野台駅(TN 01)
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 埼玉県道408号東武動物公園停車場線 - 駅前通り
- キップくん
外部リンク
テンプレート:鉄道路線ヘッダー テンプレート:Navbox テンプレート:Navbox
テンプレート:鉄道路線フッター- ↑ 1.0 1.1 1986年(昭和61年)8月26日、当駅と幸手駅との間に杉戸高野台駅が開業している。
- ↑ 東武動物公園駅にエレベーターが完成、宮代町ホームページ、2014年5月21日閲覧
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 5月13日(火)東武動物公園駅西口の出入口が変わります、宮代町ホームページ、2014年6月14日閲覧
- ↑ 駅自動放送を一切導入されていない駅は、東武スカイツリーライン内の急行停車駅に限れば、当駅とせんげん台駅である。
- ↑ 駅情報(乗降人員) - 東武鉄道
- ↑ 埼玉県統計年鑑
- ↑ 07 運輸・通信/31東武動物公園駅乗降人員(1日平均) - 宮代町
- ↑ 深夜急行バスミッドナイトアロー久喜・東鷲宮