牡鹿半島
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牡鹿半島(おしかはんとう/おじかはんとう[1])は、宮城県北東部にあって、太平洋に向かって南東に突きだした半島。同半島周辺の島嶼群は牡鹿諸島と呼ばれる。
地理
三陸海岸の最南端に位置する。西に石巻湾を抱き、東は太平洋に面する。半島の西付け根に万石浦がある。先端は黒崎。半島全域に渡って山地であり、海岸はリアス式海岸となっている。中心地は、半島先端の石巻市鮎川地区。黒崎の東に金華山瀬戸を挟んで金華山と呼ばれる島がある。
2011年に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で、地震前に比べて半島が東南東に約 5.3 m移動し、約 1.2 m沈下した(国土地理院調べ)[2]。
行政地域
交通
道路
産業
3月11日東日本大震災で起こった津波被害による浸水区域に牡鹿稲井商工会、牡鹿復興支援協議会が 2011年6月より牡鹿復興市を共催、地域産業の再生第一歩を歩みだす。 ボランティアで牡鹿入りをしていた遠藤太一氏の発案で4月に牡鹿総合支所、5月に牡鹿稲井商工会に 仮設商店街構想が持ち込まれ、仮設商店街構想がスタートする。 6月に牡鹿復興支援協議会が組織され、NPO法人JENほか団体個人に地域産業、生活のインフラを 取り戻すことを掲げた企画が伝わり、NPO法人JENより80万ユーロの資金の取り付け、ほか個人団体より 集まった資金で仮設商店街『おしかのれん街』が2011年11月18日より開業し漁業、商業、観光業の 産業の再生が始まった。