瑞鷹 (アニメ制作会社)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年6月8日 (日) 21:06時点における肩糊 (トーク)による版 (瑞鷹株式会社(ズイヨー)時代)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

瑞鷹株式会社(ズイヨー、Zuiyo Co., Ltd.)は、日本のアニメ制作会社。旧社名瑞鷹エンタープライズ

忍風カムイ外伝』『ムーミン』の企画、『アルプスの少女ハイジ』を企画製作したことで知られる。

概要

1969年3月、TCJのアニメーション制作部門が独立しTCJ動画センター(エイケン)になるとともに退社した高橋茂人が瑞鷹エンタープライズを設立。企画と営業を主に行なう。ロゴは漫画家の白土三平が作成。この時代のアニメ企画作品としてはTCJ時代高橋が関わった『サスケ』(1968年9月-1969年3月)からの繋がりで同じ白土三平作品のアニメ化『忍風カムイ外伝』(1969年4月-1969年9月)(制作はエイケン)や、『ムーミン』(1969年10月-1970年12月)(制作は東京ムービー、のちに虫プロダクション)、『アンデルセン物語』(1971年1月-1971年12月)『新ムーミン』(1972年1月-1972年12月)(制作は虫プロダクション)がある。瑞鷹エンタープライズには手塚治虫のマネージャーを務めた西崎義展が在籍し、『ワンサくん』『宇宙戦艦ヤマト』を企画した。『アルプスの少女ハイジ』の企画構想が進む(すでにTCJ制作時のパイロットフィルムが存在)。

1973年、アニメ制作部門としてズイヨー映像を設ける。この時高畑勲小田部羊一宮崎駿らが加わる。この時代のアニメ制作作品として『山ねずみロッキーチャック』(1973年1月-1973年12月)『アルプスの少女ハイジ』(1974年1月-1974年12月)がある。

1975年3月、日本アニメーションが設立されズイヨー映像の施設と多数のスタッフ・製作途中の作品を引継ぐ。そのため『小さなバイキングビッケ』(1974年4月-1975年9月)『フランダースの犬』(1975年1月-1975年12月)『みつばちマーヤの冒険』(1975年4月-1976年4月)は途中から製作が日本アニメーションになった。

その後は劇場版アルプスの少女ハイジ(1979年3月)を制作したほかは目立った活動はせず、過去の作品の版権管理が主な業務となっていたが、2000年には『ポピーザぱフォーマー』の製作、及び制作を行った。

作品履歴

瑞鷹エンタープライズ時代

ズイヨー映像時代

瑞鷹エンタープライズ時代(再)

瑞鷹株式会社(ズイヨー)時代

外部リンク