A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年7月5日 (土) 23:11時点における超アニラジ男 (トーク)による版 (文化放送版)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox animanga/Header2 テンプレート:Infobox animanga/Radio テンプレート:Infobox animanga/FooterA&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン』は、櫻井孝宏井口裕香がパーソナリティを勤める文化放送ラジオ番組。通称「こむちゃ」。2002年10月12日放送開始。基本的に一週間ごとのアニメおよびゲームなどに関する楽曲のランキングを発表する。また毎年最後には年間のチャートを集計した年間ベスト10が放送される。

内容

基本的に、一週間ごとにリスナーから「こむちゃミュージック」と呼ばれる、アニメゲーム声優特撮関連楽曲のみのアンケートを(メール、葉書、或いは公式HP上等で)とり、それを元に集計されたデータを元に、曲を発表し、放送するカウンドダウン番組である。ランキング(正式名称・こむちゃーと)首位、あるいは上位を取った曲に限り、2番まで、またはフルコーラスを流すが、基本的には1番までしか流さない。同じ曲へのリクエストは何票であれ、一人につき週1通として加算される。だが、前番組である『SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン(通称:ドリカン)』末期の頃と違い、一般のアーティストの歌うアニメの主題歌、ゲームの主題歌がランクインの対象外となるというようなことはない。番組名の「こむ」に表されるように、メールや公式HP等のインターネット通信によるリスナーとの交流をメインとしている。

また、歌手としても活動しCDを出している声優や、アニメ・ゲーム関連曲を主に歌う歌手を中心に、ゲストを頻繁に招いている。初登場、もしくは以前の登場回で聞きそびれていたゲストに対しては、番組内外で家族ぐるみの付き合いをしていこうという趣旨で、「こむちゃファミリー」の一員として、その中で好きなポジションを選んでもらう企画を行っている。その中身は人間や動物から、建物や職業に至るまで多種多様である(詳しくは、番組公式ホームページ参照)。また、毎回リスナーから定められたテーマを基にメールを募集し、テーマ自体もリスナーからの公募。その内容は週によってゲストへの質問やリスナーの体験話など、様々である。

なお箱番組を流していた時期もあり、12回目放送まで『おねがい☆ティーチャー はちみつ授業 ほ・しゅ・う』が、13 - 25回までは『みっくすJUICEのワンダバスタイル』が番組内で放送されていた。他にもこむちゃモバイルインフォメーションというコーナーがあり、かつては着メロの最新情報を発表や、月に1回着メロのダウンロードランキングの発表も行っていたが、2007年3月限りで着メロ情報・着メロランキングは廃止された。

かつては角川書店の他に、バンプレストNTTドコモ、サイバーフェイズ、やまとワークジャムSALAエンターテイメントアカデミーなども提供スポンサーに名を連ねていたが、2009年7月からは角川書店のみによる一社提供番組となっていた。しかし、2009年10月3日をもって、前身番組から長く提供を続けてきた角川書店も、広告費削減と「アニスパ!」内フロート番組(2009年10月10日スタートの「カドまる情報局」)へのスポンサー移動に伴い降板。2009年10月10日放送分より文化放送・超!A&G+の番宣CMでCM枠を埋めている。2013年7月からは文化放送A&GxKIRIN Mets COLA ドリームギフトプロジェクトにより、キリンビバレッジがキリン・メッツコーラ名義で提供スポンサーになっている(直前番組「アニスパ!」も同様)。

放送中にアナウンスされるこむちゃーとの回数は番組の放送回数では無い。これは、放送予定日であった2005年12月31日が大晦日により通常放送が無く特別番組が放送されたが、公式ページではその週のこむちゃーとが発表されたためである。また、2011年12月31日は土曜日であったが、大晦日の特別編成(23:00 「いたずら黒うさぎ」◇23:30 「さだまさし カウントダウンスペシャル」)となったため、翌週放送回にてランキングのみ読み上げられた。

「アニスパ!」と同じく、文化放送土曜夜の顔でもある。

番組の概ねの流れ・コーナー

文化放送版

  • 23:00 オープニング(メールテーマ発表、今週の1曲目)
  • 23:05 フリートーク
  • 23:08「伊藤かな恵のキコエルケシキ」(パーソナリティ:伊藤かな恵、Lantis提供)
  • 23:10 今週のこむちゃーとベスト10発表(前半)
  • 23:20 ゲストコーナー - 年2回ある櫻井・アシスタント誕生日近辺の回は、誕生日企画
  • 23:40 今週のこむちゃーとベスト10発表(後半) 
  • 23:55 エンディング(次週のメールテーマ発表、後続番組「田村ゆかりのいたずら黒うさぎ」予告)[1]
スペシャルウィーク時はサイン色紙のプレゼント告知、キーワード発表
コーナー
今週のこむちゃーとベスト10発表
番組の核となるチャート発表。
曲紹介時は曲名と合わせて前週からの順位変動を紹介し
曲放送後に投票したリスナー数名の紹介共にリクエストを頂いた旨の報告後、再度曲紹介をする
こむちぇっく
生放送中に行われるリスナー投票企画。現在は終了している。
順位予想クイズ こむちぇっく6( - シックス)
順位予想当てクイズ。放送終了後から次週放送開始前までに「こむちゃーと」の第6位を予想する。6位発表時に合わせて正解発表をしている。現在は終了している。
ゲストコーナー
新譜発売を控えた声優・アニソンアーティストを迎えて話を伺う。前半は新譜について話を伺い、後半は「こむちゃ的! ○○へのメッセージ大募集!」として募集した、ゲストへの質問や応援メッセージを紹介する。
誕生日企画
櫻井およびアシスタントの誕生日間近の回に行われ、声優や、誕生日の人と関連ある有名人(井口の場合板東英二、櫻井の場合はあやまんJAPAN、など)からメッセージを放送するなどの企画を行う。

ネット局版

  • 番組スタートと同時にオープニング - 概要のみ読み上げる。なお、カウントダウンのみのためナレーションをするかのように淡々と読み上げる
    • CM
  • こむちゃーとの前半(10位から6位) - 文化放送では「○月○日付、第□回 こむちゃーとベストテン」と読み上げるものは、日付を省いて「第□回 こむちゃーとベストテン」と紹介する
    • CM
  • こむちゃーとの後半(5位から1位)の発表
    • CM
  • エンディング - 文化放送では省かれることの多い、「1人で何票投票しても1票と計算する」ことなどを含め、宛先を読み上げる。

番組の歴史

2002年10月5日まで放送されていた文化放送の番組『SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン』(略称:ドリカン)の後を継ぐ形で、櫻井孝宏植田佳奈のパーソナリティで2002年10月12日に放送を開始した。

2003年11月2日 - 神宮外苑で行われた「文化放送ラジオフェスティバル2003収穫祭」で水樹奈々をゲストに迎え番組初の公開録音「こむちゃっとカウントダウン HIRU!」を開催した。

2006年7月22日 - 文化放送社屋が四谷から浜松町に移転することにより、前の時間の番組『A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜』と連動して放送した。それぞれのコーナーは大きくは変わらないが、放送時間内に旧社屋を探索するコーナーがあるため6位以下のこむちゃーとは小清水亜美と浅野真澄が務め、1-5位は櫻井孝宏と鷲崎健が務めた。

2006年8月5日 - 放送回数が200回を迎えた。

2007年11月17日 - 初代アシスタントパーソナリティの植田佳奈をゲストに迎えて2回目の公開録音「5周年記念こむちゃフェスティバル〜GO!GO!のこむ茶」が文化放送のメディアプラスホール行われた。このとき、水樹奈々、松来未祐が電話でゲスト出演した。

2010年1月23日 - 水樹奈々の「PHANTOM MINDS」が番組史上初となるチャート初登場第1位を獲得。

2010年6月12日 - 放送回数が400回を迎えた。

2010年6月19日 - 2010 FIFAワールドカップ中継『日本×オランダ』の中継(20:10 - 22:40)をするため、22:40 - 24:00にて「アニスパ!」80分版で(超!A&G+サイドでは「アニスパ!・プラス」が22:00 - 24:00で)放送された。よって、「こむちゃっとカウントダウン」(超!A&G+サイドでは「こむちゃっとカウントダウン・プラス」生放送側)が共々休止となった。公式サイトでも「こむチャート」が発表されなかったのはこの週が初めてであり、2013年末現在ではこの週のみである。また、この前後にランクインした曲は2010年の年間ベストヒット10の集計で、1週分の不利を被ることになった[2]

2010年6月27日 - 番組400回を記念した特別番組文化放送ホームランナイター センパツ!スペシャル 放送400回突破記念! こむちゃっとプレミアム」茅原実里GRANRODEO坂本真綾をゲストに迎えて放送された。

2011年3月12日 - 前日に発生した東北地方太平洋沖地震関連の報道特別番組(23:30まではNRN報道特番扱い)のため、超!A&G+も含めて休止。ただし「こむチャート」の集計は行っており、公式サイトで「2011年3月12日付け 第439回こむチャート」として発表されている[3]

2011年7月27日 - ボーカルCD「こむちゃっとカウントダウン Vocal CD 2011」発売。収録曲「Party-Life!!」は、第460回 こむチャートで初登場6位、第465回のこむチャートより、4連続首位(V4達成)を記録し、同年の年間チャート1位を獲得した。

2011年7月30日 - 番組400回記念イベント「こむちゃフェス2011」開催

2012年6月2日 - 番組500回。記念の公開録音を開催(なお、概要の項で述べたとおり、オンエアとチャートにはズレがあるためチャートは5月12日に500回となった)。

2012年4月27日 - 番組600回記念イベント「こむちゃフェス2014」開催

2014年5月3日 - 番組600回。

パーソナリティ

メインパーソナリティ
アシスタント[注 1]
代役

年間ランキング1位獲得曲

年度 曲名 アーティスト名
2003年 君がいた物語 See-Saw
2004年 心晴れて 夜も明けて 堀江由衣
2005年 サクライロノキセツ yozuca*
2006年 ヒカリ 堀江由衣
2007年 MASSIVE WONDERS 水樹奈々
2008年 Climax Jump DEN-LINER form モモタロス(関俊彦
ウラタロス(遊佐浩二
キンタロス(てらそままさき
リュウタロス(鈴村健一
2009年 深愛 水樹奈々
2010年 NO,Thank You! 放課後ティータイム
2011年 Party-Life!! 櫻井孝宏
井口裕香
2012年 BRIGHT STREAM 水樹奈々
2013年 紅蓮の弓矢 Linked Horizon
2003年の年間1位、See-Sawの『君がいた物語』は8週連続第1位を記録しており、5週連続第1位を記録した前作『あんなに一緒だったのに』に続く2曲目の1位獲得曲となった。また、『君がいた物語』から2年7ヶ月後にリリースされた『君は僕に似ている』も2週連続第1位を獲得し、2005年の年間5位にランクインしている。
2004年の年間1位、堀江由衣の『心晴れて 夜も明けて』はテレビ東京のアニメ『十兵衛ちゃん2〜シベリア柳生の逆襲〜』のエンディングテーマだった。レギュラーランキングでも10週連続で1位を獲得し、当時の番組新記録を打ち立てる(前記録は9週連続第1位を獲得したcan/gooの『まぼろし』)。番組の100回を記念して2004年9月に放送された「100回記念ベスト10」、200回を記念して2006年8月に発表された「200回記念ベスト100」でも1位に輝いている。
2005年の年間1位、『サクライロノキセツ』は4週連続&返り咲き3週連続第1位を記録している。なおyozuca*は『サクラサクミライコイユメ』でも2003年の年間2位を記録している。
2006年の年間1位、『ヒカリ』は6週連続第1位と当時の番組新記録21週連続チャートインを果たしている(前記録は18週連続チャートインを果たした保志総一朗の『Shining Tears』。後に記録を破ったのは22週連続チャートインを果たした水樹奈々の『Justice to Believe』)。
2007年の年間1位、水樹奈々の『MASSIVE WONDERS』は同年8月から12月にかけて13週連続1位を記録。現在のところこの曲が番組最長1位記録である。(ドリカン時代の記録であるTWO-MIXRHYTHM EMOTIONの12週連続1位も上回っている[注 2]。)また彼女にとってはこの曲が自身初のこむちゃ年間ランキング1位となった。
2008年の年間1位、『Climax Jump DEN-LINER form』は「特撮部門」から初の年間1位を獲得した楽曲である。また「男性だけ」のユニット、ならびに「前年に初登場した曲」としても初の年間1位獲得となった[注 3]

放送時間

超!A&G+サイドでは、全体のオープニングの前に「A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン・プラス」というタイトルコメントが付加されるため、地上波放送より数秒遅れている。
また、文化放送でナイターシーズン(4月 - 9月)にナイター中継が延長されると場合によっては「A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜」が23時30分まで放送されるため、23時30分からの24時までの短縮版となる場合がある。短縮版となった場合、ランキング発表時の曲が流れる時間が削られる。
ネット局では、録音での放送となり、30分版で一部内容を編集して放送している。内容は基本的に週間「こむちゃーと」の発表のみで、ゲスト出演は一切ない。日付は差し替わっているが文化放送のランキングと同じなので、純粋にランキングのみを楽しめるとの理由からこちらの方を聞くリスナーもいる[注 4]

現在のネット局

放送対象地域 放送局 系列 放送時間 放送期間 備考
関東広域圏 文化放送
制作局
NRN系列 毎週土曜日
23:00 - 24:00
2002年10月12日 - 野球中継延長による短縮・時間繰り下げの場合あり。
全国
ストリーミング配信)
超!A&G+ -- 毎週土曜日
23:00 - 24:00
2007年9月8日 - 「こむちゃっとカウントダウン・プラス」として。
2008年4月 - 9月期の本放送は、1週遅れの放送
2011年3月まではリピート放送もあった
石川県 北陸放送(MRO) JRN・NRN
クロスネット
毎週日曜日
21:30 - 22:00
2012年4月8日 - 過去にも放送していたことがある。
2012年9月までは毎週日曜の22:00から放送していた。8日遅れでの放送。

過去のネット局

放送対象地域 放送局 系列 放送期間 備考
徳島県 四国放送(JRT) JRNNRN系列
クロスネット
不明
香川県 西日本放送(RNC)
中京広域圏 東海ラジオ(SF) NRN系列 NRN単独加盟局では唯一、放送経歴がある。
兵庫県 ラジオ関西(AM KOBE→CRK) 独立局 2003年4月19日 - 2009年4月2日 アニたまどっとコム』内
2003年の開始当初は土曜27時から放送。
→その後木曜26時30分→金曜24時への時間帯変更を経て、
最末期は木曜深夜25時00分 - 25時30分に放送されていた。
ただし、2008年8月15日放送予定分は別の特番が入り番組が休止された。
長崎県 長崎放送(NBC) JRN・NRN系列
クロスネット
2010年10月9日 - 2011年3月26日 九州のNRN系列局では唯一、放送経歴がある。
佐賀県 NBCラジオ佐賀(NBC)
福島県 ラジオ福島(rfc) 2010年4月10日 - 2012年9月 2011年3月5日までは22:00 - 22:30での放送であった。
翌月からは同じ文化放送の『水樹奈々 スマイル・ギャング』をネット受け。

ナイター延長時の対応

文化放送
- 2007年シーズン
 放送時間が遅れたり、短縮バージョン(トークをカットしこむちゃーとの発表のみ)になることもある。逆に、ゲストがいる際にランキングを読み上げのみとしてトークのみの放送となることもあり、対応はまちまちであった。
2008年シーズン
超!A&G+で再放送を行う都合上、放送時間がずれることはあるが短縮されることは無くなり、必ず1時間の放送がなされるようになった。
2009年シーズン -
引き続き、1時間放送が基本となる。ただし、1時間放送の場合と30分短縮放送の場合があり、対応はまちまちである。(2009年7月11日放送分の場合だと、24:00 - 24:30の短縮版だったが、この時は特集コーナーをメインに行うためか、チャートは読み上げのみで、「こむちぇっく」は休止された。)これは、野球中継が22時を越えて延長した場合、23:30 - 27:00の番組をローテーションで休止させる対応を取っているため、本番組の短縮対応がこのローテーションの中に含まれているためである。
超!A&G+
2008年シーズン
「アニスパ」放送中22:59分でフェードアウトとなり、前週の「こむちゃ」を放送
2009年シーズン - 2010年シーズン
24:00まで対応。地上波での対応が、1時間放送時と30分短縮放送時があるため、本放送が24時までに放送開始された場合、地上波での対応に応じた2パターンの対応がある。1時間放送の場合は、前半30分を放送後、24時でフェードアウトされるが、30分短縮放送された場合は、地上波と30分間同時放送される。
 また、リピート放送枠でも、1時間放送の場合に、後半30分を含めた1時間が補完放送される場合と、30分短縮放送された場合に、1時間のリピート放送枠で2回分のリピート放送を実施する場合がある。
 なお、本放送が24時以降の場合は本放送はなく、リピート放送枠で放送される。
2011年シーズン
本放送での対応は、2010年シーズンまでと同様。ただし、超!A&G+の地上デジタル音声放送実用化試験サービスの終了・ストリーミングサービスへの移行に伴い、超!A&G+で文化放送番組の再放送ができなくなったため、本放送のみ放送となる。
北陸放送
2014年シーズンは日曜日のプロ野球中継を行っていないので、原則として放送の休止、時間の繰り下げ等は発生しない。

刊行物

  • こむちゃっとカウントダウン Vocal CD 2011[4](2011年7月27日)
  • ドリカンからこむちゃへ アニソン黄金伝説

関連番組

脚注

注釈

テンプレート:Reflist

出典

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:前後番組
  1. 「いたずら黒うさぎ」の予告では、アシスタントが読み上げた後に櫻井が「『ずらうさ』です」というのは通例。
  2. 前後の週で1位を記録し、年間ベストヒット10にもランクインした田村ゆかり『おしえてAtoZ』など。
  3. 通常は「~放送分 第~回こむチャート」と表記される。
  4. テンプレート:Cite web


引用エラー: 「注」という名前のグループの <ref> タグがありますが、対応する <references group="注"/> タグが見つからない、または閉じる </ref> タグがありません