環状運転
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環状運転(かんじょううんてん)とは、公共交通機関において、おおよそ円形状もしくは楕円状に1周する形で運行すること。
運転方向については、複線の環状線上では、一般的に時計回り/反時計回り、「右回り」/「左回り」もしくは、「外回り」/「内回り」と称する。 「外回り」/「内回り」については、複線区間で列車が左側通行となる日本においては、時計回りの列車が常に外側の線路を走行するためにつけられた呼称であるが、利用客が列車の線路の位置を意識することはほとんどなく、わかりにくいため、あまり使用されない。
鉄道の環状運転の例
日本国内
所在地 | 事業者・路線 | 環状部の キロ程 (km)
|
運行形態 | 他系統の乗り入れ |
---|---|---|---|---|
テンプレート:Display none千葉県 佐倉市 | 山万ユーカリが丘線 | 3.1 | ラケット型 反時計回りのみ運転 |
なし |
テンプレート:Display none千葉県 浦安市 | ディズニーリゾートライン | 5.0 | 片方向環状型 反時計回りのみ運転 |
なし |
テンプレート:Display none東京都 区部 | JR東日本 山手線[1] | 34.5 | 完全環状型 | なし[1] |
テンプレート:Display none東京都 区部 | 都営地下鉄大江戸線 | 27.8 | 6の字型、両方向で運転 | なし |
テンプレート:Display none富山県 富山市 | 富山地方鉄道富山市内軌道線(3系統) | 3.5 | 片方向環状型、反時計回りのみ運転 | 他の系統(1・2系統)と一部区間を共用[2] |
テンプレート:Display none愛知県 名古屋市 | 名古屋市営地下鉄名城線 | 26.4 | 完全環状型 | 名港線直通列車が存在(金山 - 大曽根・ナゴヤドーム前矢田間に乗り入れ) |
テンプレート:Display none大阪府 大阪市 | JR西日本 大阪環状線[3] | 21.7 | 完全環状型[4] | 桜島線・関西本線・阪和線・梅田貨物線との直通あり |
テンプレート:Display none兵庫県 神戸市 | 神戸新交通ポートアイランド線 | 3.6 | ラケット型、反時計回りのみ運転 | 三宮 - 市民広場間を神戸空港駅方面の系統も利用 |
テンプレート:Display none愛媛県 松山市 | 伊予鉄道松山市内線(1・2系統) | 6.5 | ラケット型、両方向で運転 | 他の系統(3・5・6系統)とも一部区間を共用 |
かつては大阪市電、京都市電、名古屋市電、横浜市電、仙台市電、札幌市電、函館市電、西鉄福岡市内線などの路面電車でも環状運転を行っていた。
用語
- 「完全環状型」:環状線が円弧を描いて完結する形状のもの。双方向で運行。
- 「片方向環状型」:環状線が円弧を描いて完結する形状のもの。片方向で運行。
- 「ラケット型」:「枝線部分 - 環状線部分 - 枝線部分」の形をしているもの。
- 「6の字型」:「枝線部分 - 環状線部分」の形をしているもの。枝線部分全線を運行した後環状線を1周した(あるいはその逆経路)時点で系統終了となる。
日本国外
- シカゴ・Lオレンジライン・パープルライン・ブラウンライン[5][6]
- モスクワ地下鉄環状線
- ロンドン地下鉄サークル線[7]
- グラスゴー地下鉄
- ソウルメトロ2号線[8]
- ソウル特別市都市鉄道公社6号線 [5][6]
- 北京地下鉄2号線
- 北京地下鉄10号線
- 上海地下鉄4号線
- マドリード地下鉄6号線
- バンクーバー・スカイトレインミレニアムライン[9]
- ベルリンSバーン環状線(リングバーン)[7]