徳島製粉
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テンプレート:Infobox 徳島製粉株式会社(とくしませいふん)は、徳島県徳島市南二軒屋町に本社を置く、日本の製粉業者・食品加工品業者である。
概要
小麦粉、インスタントラーメン、カップ麺の製造・販売を行っている。即席麺は「金ちゃん」ブランドとして販売されている。なお、「金ちゃん」の名は徳島製粉で製造していた小麦粉の商品名「鳴門金鶴(なるときんつる)」から採用したものである。[1]また、「金ちゃんラーメン」発売前は「ナルトナミキンツルラーメン」と称するラーメンを製造していた。鳴門金鶴に由来する金色の鶴と波を組み合わせたパッケージデザインであった。
即席麺製品の販売地域は、富山県、愛知県、岐阜県以西の西日本地区(九州地方の一部を除く)および静岡県や新潟県の一部などとなっている。最近は静岡県以外の東日本でも試験的に発売(但し、金ちゃんヌードルのカップのみ)[2]が行われているようである。
また沖縄県では、日清食品のカップヌードルよりも先に進出したこともあり、金ちゃんヌードルがカップ麺の定番となった[3]。現在でも月に3万~4万ケースが沖縄県に出荷されており、他都道府県の1.5倍近い売り上げだという。沖縄食材の販売店等にも置かれていたり、沖縄土産として持ち帰る、といったケースもある。
創業以来、長きに渡って社長を務めてきた田中殖一(たなか ふいち)が2008年8月8日に死去。享年101。
会社概要
- 会社設立
- 本社及び工場
- 徳島県徳島市南二軒屋町三丁目1番8号
- 製粉部門と即席麺の工場。
- 小松島工場
- 営業所
小麦粉
パン用、麺用、菓子用、中華用とある。
パン用
- 鳴門コスモス
- 特・剣山
- 上・剣山
- 金鶴(これが後述するインスタントラーメンシリーズ「金ちゃん」ブランドの元になった)
麺粉
- 桜
- 白富士
- 鳴門渦
- 麺・眉山
中華麺粉
- 特・中華万里
- 中華万里
菓子粉
- かえで
- 菓・特桜
即席麺
- 袋入り即席麺
- 金ちゃんラーメン(袋入り)
- 金ちゃん徳島ラーメン(袋入り)
- 金ちゃん棒ラーメン ※同じ徳島県の岡本製麺のOEMである。
- カップ麺
- 金ちゃんヌードル(しょうゆ味)
- 金ちゃんヌードル(しお味)
- 金ちゃんヌードル(カレー味)
- 金ちゃんラーメン(カップ)
- 金ちゃん徳島ラーメン(カップ)
- 金ちゃんねぎラーメン
- 金ちゃん飯店焼豚ラーメン
- 金ちゃんうどん(縦型カップ)
- 金ちゃんきつねうどん
- 金ちゃん肉うどん
- 金ちゃん天ぷらそば
- 金ちゃん焼そば
- 金ちゃん焼そば(カレー味)
- 金ちゃんお好み焼そば
- 生タイプカップ麺
- 金ちゃん亭うどんシリーズ(きつね、天ぷら、肉、カレー)
- 金ちゃん煮込みうどんシリーズ(きつね、天ぷら、肉、カレー)※IHクッキングヒーター対応のアルミ容器入り。
- 金ちゃんぶっかけうどん(きつね、天ぷら、肉)
- ほか
歴代CMキャラクター
- 林美穂
- かしまし娘
- 横山やすし
- 西川きよし
- オール阪神・巨人
- 今いくよ・くるよ(当時の徳島製粉社長である田中殖一と共演するシリーズが多かった)
- 非常階段
- 水前寺清子
- 萩本欽一(全国でCMを展開した際に起用された。金(欽)ちゃんであることから)
- 水野雄仁(徳島県出身)
備考
- 即席麺業界では日本初のISO 22000食品安全マネジメントシステム認証取得企業である。
- 徳島製粉とは逆に、東日本を中心にカップ麺を発売している会社として、ペヤングブランドを展開しているまるか食品(群馬県伊勢崎市)がある。ただし、まるか食品は近年は西日本にも本格進出している。なお、北海道は徳島製粉・まるか食品の両社の製品とも、ほとんど出回っていない。
- 「金ちゃん徳島ラーメン」CMには、JR徳島駅2・3番ホームで撮影されたものもある。
- 過去にはTBS系列で放送された『ろぼっ子ビートン』のスポンサーを担当していた。
- 2003年から、小松島競輪場で「金ちゃんヌードル杯争奪戦」競走が開催されている。