「蘂取村」の版間の差分

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2014年6月12日 (木) 20:14時点における最新版

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蘂取村(しべとろむら)は、北海道根室振興局蘂取郡に属する。日本で4番目に大きな面積を持つ村であり、日本最北端の村でもある。

村名の由来は、アイヌ語のシ・ペッ・オロ(大きい川のところ)から。

当該地域の領有権に関する詳細は千島列島及び北方領土問題の項目を、現状に関しては現在の択捉島の項目を参照のこと。

地理

択捉島東部にあり、択捉海峡に面している。 地勢は留茶留原野(地峡)以東の高地(島に4ヶ所ある高地の東端)にあたり、地形は概ね険阻で活火山である茂世路岳および神威岳、ラッキベツ岳などが幾重にも連なり[1]、標高は1200m程度だが、広い山麓にカモイワッカ岬(日本最北端)、ラッキベツ岬(島の東端)、さらに日本最大(最高落差140m以上)のラッキベツの滝を擁している。

中心集落の蘂取は、郡内最大の蘂取川河口に位置し、島内第3の集落として賑わいを見せ[2]、その他の集落も北西岸のオホーツク海側に集中していた。

  • 山:神威嶽(1,322m)、ラッキベツ岳(1,206m)、茂世路岳(1,124m、活火山)
  • 河川:蘂取川(5km)
  • 湖沼:蘂取沼(2.71km²)、トウロ沼

隣接している自治体

歴史

蘂取郡成立以前の歴史については、択捉島の歴史を参照

沿革

行政

  • 村長:首長名(xxxx年から)
  • 現在、蘂取村に関する戸籍事務は根室市役所が代行している。なお、戦前の戸籍簿・除籍簿の一部は釧路地方法務局根室支局に保管され、根室支局が証明書の請求窓口となっている。

経済

産業

公共機関

地域

人口

  • 総人口:349人
    • 男性: ---人
    • 女性: ---人
  • 世帯数:89世帯

1945年(昭和20年)8月15日現在)[7]

1920年(大正9年) 885人 男747人、女138人 世帯数85
1925年(大正14年) 1,231人
1930年(昭和5年) 1,513人
1935年(昭和10年) 1,482人 男1,272人、女210人 定住人口354人
1940年(昭和15年) 881人 男662人、女219人 世帯数120

総務省統計局 / 国勢調査

健康

  • 蘂取病院

教育

  • 蘂取国民学校(1896年蘂取村立蘂取尋常小学校として開校)

交通

道路

準地方費道
準地方費道85号線根室蘂取線(北海道の地方費道一覧)
  • 蘂取-茂世路線
官設駅逓
蘂取駅
幌須(ポロス)駅
曽木谷(ソキヤ)駅
茂世路(モヨロ)駅
年瑠璃(トシルリ)駅

船舶

  • 蘂取港
  • 茂世路港

その他

墓地

  • 蘂取共同墓地
  • トルシリ墓地

寺社

  • 蘂取神社
  • 可水山瑞泉寺

ロシア人の村

ソ連占領後の蘂取は、ロシア名スラヴノエ(Славное)集落となった。 のち、島内の大部分が自然保護区に指定され、蘂取村も地元のロシア人さえも立ち入りを制限された地域となった。 紗那村からの道路も廃道状態で、ヘリコプター以外で行く事は困難な、寂しい廃村となっている。 2003年にはサケマス孵化場の事務所建家が残っていた[8]が、その後倒壊または取り壊された。

脚注

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参考資料

  • ばあちゃんのしべとろ 三船志代子 瑞雲舎 ISBN:9784916016430

外部リンク

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テンプレート:北方領土における日本側の行政区分
  1. 千島列島 擇捉島(1)外邦図デジタルアーカイブ 東北大学付属図書館
  2. 蘂取(しべとろ)・ニケウル・ドロメナ 北方四島居住地図 千島歯舞諸島居住者連盟
  3. 茂世路岳北方領土の活火山 気象庁
  4. ソ連軍の侵入(鈴木 咲子)元島民が語る「北方領土」 北方領土問題対策協会
  5. 北方四島への墓参 北方領土問題対策協会
  6. 北方領土関係の事務について 釧路地方法務局
  7. 北方領土の人口 独立行政法人北方領土問題対策協会
  8. 北方領土の日本家屋北方領土返還要求運動神奈川県民会議