「レークプラシッドオリンピック (1980年)」の版間の差分
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テンプレート:告知 テンプレート:オリンピックインフォメーション レークプラシッドオリンピックは、1980年2月13日から同年2月24日)までアメリカ合衆国ニューヨーク州のレークプラシッドで行われた冬季オリンピック。
ハイライト
1932年以来2回目のオリンピック開催。 スピードスケートでアメリカのエリック・ハイデンが5種目完全制覇の偉業を成し遂げた。距離別のスペシャリスト化が始まっていた中、空前絶後の記録である。タイム差もかなりあり、危なげない5冠達成であった。銀メダルは1500mと5000mが同じ選手だったため4人。そのうち2人はインスブルックオリンピックの金メダリストで、1人はサラエボオリンピックで二冠を達成している。この大会でのアメリカの金メダルはハイデンの5個と最終日のアイスホッケーで計6個であった。
最終日に行われたアイスホッケー競技決勝では、大学生で構成されたアメリカ合衆国チームが20年ぶりの金メダルを手にした。それまで同種目を4連覇し無敵と称されたソビエト連邦チームを準決勝で破った上での栄冠であり、後に氷上の奇跡と称される歓喜のフィナーレとなった。
当時アメリカのジミー・カーター大統領が、同年夏のモスクワオリンピックにボイコットの方針を表明して賛否両論の議論を巻き起こしていた。レークプラシッド大会終了後、カーター大統領は五冠のハイデンやホッケー選手ら今大会の英雄を昼食会に招いたが、その場で彼らにボイコット反対を表明されるしっぺ返しを受けてしまった。
マスコット
ロニ(アライグマがモチーフ)
実施競技
主な競技会場
- オリンピックセンター(アイスホッケー、フィギュアスケート)
- ボブスレー・リュージュ・パーク
各国の獲得メダル
1 | テンプレート:FlagIOC | 10 | 6 | 6 | 22 |
2 | テンプレート:FlagIOC | 9 | 7 | 7 | 23 |
3 | テンプレート:FlagIOC(開催国) | 6 | 4 | 2 | 12 |
4 | テンプレート:FlagIOC | 3 | 2 | 2 | 7 |
5 | テンプレート:FlagIOC | 3 | 0 | 1 | 4 |
6 | テンプレート:FlagIOC | 2 | 2 | 0 | 4 |
7 | テンプレート:FlagIOC | 1 | 5 | 3 | 9 |
8 | テンプレート:FlagIOC | 1 | 3 | 6 | 10 |
9 | テンプレート:FlagIOC | 1 | 2 | 1 | 4 |
10 | テンプレート:FlagIOC | 1 | 1 | 3 | 5 |
主なメダリスト
- ファイル:Med 1.png 金メダル
- インゲマル・ステンマルク(スウェーデン、アルペンスキー男子回転)
- インゲマル・ステンマルク(スウェーデン、アルペンスキー男子大回転)
- アンネマリー・モザー=プレル(オーストリア、アルペンスキー女子滑降)
- ハンニ・ウェンツェル(リヒテンシュタイン、アルペンスキー女子大回転)
- ハンニ・ウェンツェル(リヒテンシュタイン、アルペンスキー女子回転)
- トーマス・ワシュベリ(スウェーデン、クロスカントリースキー男子15km)
- ライサ・スメタニナ(ソビエト連邦、クロスカントリースキー女子5km)
- エリック・ハイデン(アメリカ、スピードスケート男子500m)
- エリック・ハイデン(アメリカ、スピードスケート男子1000m)
- エリック・ハイデン(アメリカ、スピードスケート男子1500m)
- エリック・ハイデン(アメリカ、スピードスケート男子5000m)
- エリック・ハイデン(アメリカ、スピードスケート男子10000m)
- アネット・ペッチ(東ドイツ、フィギュアスケート女子シングル)
- イリーナ・ロドニナ、アレクサンドル・ザイツェフ(ソビエト連邦、フィギュアスケートペア)
- アメリカ(アイスホッケー男子)
- ソビエト連邦(バイアスロン男子4×7.5kmリレー)
- ファイル:Med 2.png 銀メダル
- 八木弘和(日本、スキージャンプ70m級)
- ソビエト連邦(クロスカントリースキー女子4×5kmリレー)
日本人選手の成績
- スキージャンプ70m級で、八木弘和が2本共に安定したジャンプを披露し、2位入賞・銀メダルを獲得。これは1972年の札幌オリンピック・同スキージャンプ70m級で金・笠谷幸生、銀・金野昭次、銅・青地清二と日本勢3人が表彰台を独占した時以来、冬季オリンピックでは2大会ぶりに日本人として通算5人目のメダル獲得となった。
- 同じくスキージャンプ70m級で、秋元正博はメダルに僅か50cm届かず、惜しくも4位入賞だった。
- スピードスケート女子500mでは、前回1976年のインスブルックオリンピックで7位に終わった長屋真紀子が、5位入賞を果たした。
- 女子フィギュアスケートでは、前回インスブルック五輪13位の渡部絵美が、ショートプログラムの失敗が響いてメダルは逃したが、6位入賞。
- 以上、日本人選手として同オリンピックでの6位以内の入賞者は合計4人だった。
関連項目
- 国際オリンピック委員会
- 冬季オリンピック
- ヤイロパラリンピック
- ミラクル (2004年の映画) - 米国アイスホッケーナショナルチームを描いた映画
- プロジェクト:オリンピック