中距離弾道ミサイル
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中距離弾道ミサイル(ちゅうきょりだんどうミサイル、テンプレート:Lang-en-short、IRBM)は、弾道ミサイルのうち射程3,000-5,500km程度のもの[1]。
この分類が生まれた米ソの冷戦期においては、米ソの直接対決に使用が想定された大陸間弾道ミサイルには及ばない程度の射程を持ち、かつ戦域内で使用される短距離弾道ミサイルよりは射程の大きいミサイルがこの分類に含まれた。すなわちヨーロッパからソ連またはその逆を目標とする規模の射程をもつミサイルである。
近年は発展途上国に拡散した弾道ミサイルの長射程化により、この範疇に属するミサイルの保有国が増加傾向にある。
中距離弾道ミサイルの一覧
- RSD-10(SS-20) - 1976年配備開始、1988年中距離核戦力全廃条約(INF)により退役。TEL移動式。