ハノーヴァー万国博覧会
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ハノーヴァー万国博覧会(ハノーヴァーばんこくはくらんかい)は、ドイツのハノーファー(ハノーヴァーは英語の発音)で2000年6月1日から2000年10月31日まで開催された国際博覧会である。20世紀最後の万博にしてドイツ初の大型国際博覧会でもある。世界中が地球温暖化等の環境問題に直面する中、テーマを「Mensch, Natur und Technik(人間・自然・技術)」と定め、環境万博を名乗った。会場面積は約160haで、既存のハノーファー・メッセ(見本市会場)の敷地を利用する形で行われ、万博後のメッセの機能向上や知名度向上が期待されていた。191の国や機関が参加(万博史上最多)することになり、ドイツがヨーロッパのほぼ中央に位置することから、人が集まりやすいと考えられ、目標入場者数もかなり多めに推定された。総入場者数は1800万人を記録したが、約24億マルク(約1200億円)の大赤字を生む悲惨な結末となった。次の万博である2005年日本国際博覧会は、ハノーヴァー万博の課題を引き継ぐ形で計画が進められた。しかし、こちらは成功に終わり、ハノーヴァー万博の失敗があったためか、博覧会国際事務局(BIE)から高く評価された。
テーマ曲はドイツのテクノミュージックグループ・クラフトワークと、ドイツのハードロック・ヘヴィメタルバンド・スコーピオンズが担当した。