ホライモリ
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ホライモリ(Proteus anguinus)は、両生綱有尾目ホライモリ科ホライモリ属に分類される有尾類。現生種では本種のみでホライモリ属を構成する。
分布
イタリア、クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ[1][2][a 1]。フランスへ移入[1][a 1]。
形態
全長20-30センチメートル[1]。幼形成熟する[1]。胴体は円筒形[1]。体側面に入る皺(肋条)は左右に25-27本ずつ[1]。色素がなく体色は白いが[2]、灰色や黄色、ピンクがかる個体もいる[1]。明所で飼育された個体は色素ができるため、体色が青灰色になる[1]。
眼は皮下に埋もれる[1]。外鰓はサーモンピンク[1]。指は3本、趾は2本[1]。
幼生には眼があるが非常に小型で、瞼もない[1]。
生態
夏季の水温9-10℃、冬季の水温5-6℃の鍾乳洞内の水中や地下にある水たまりなどに生息する[1]。
12-70個の卵を石の下などに産む[1][2]。環境が悪いと体内で1-2個の卵のみが孵化・成長し、幼体を産むこともある[1][2]。生後10年で性成熟する[1]。
人間との関係
水質汚染、ペット用や標本用の乱獲などにより生息数が減少している[1][2]。
参考文献
関連項目
外部リンク
テンプレート:Link GA- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 1.12 1.13 1.14 1.15 1.16 1.17 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社、2000年、128、236頁。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 深田祝監修 T.R.ハリディ、K.アドラー編 『動物大百科12 両生・爬虫類』、平凡社、1986年、32、34、36頁。
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