胸部外科学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(胸部外科から転送)
テンプレート:出典の明記 胸部外科学(きょうぶげかがく、英:Thoracic surgery)は、外科学の一分野。
広義においては、以下の分野を含む概念である(この意味では英:Cardiothoracic surgeryに相当する)。詳細は各項目の記述を参照。
- 心臓外科学(Cardiac surgery)
- 呼吸器外科学(Chest surgery)
- 食道外科学(Esophageal surgery)
狭義においては呼吸器外科学と同義。
欧米では旧来より胸部心臓外科学(Cardiothoracic surgery)と称される分野の一つであり、心臓を扱う心臓外科学(Cardiac surgery)と、胸郭を扱う胸部外科学(Thoracic surgery)という分野に分けられている。
日本においては胸郭・呼吸器系を扱う分野は呼吸器外科学と称されており、心臓外科学は血管外科学と統合されて心臓血管外科学とされることが多いが、大学病院など施設によっては心臓外科と呼吸器外科を合わせて胸部外科(または胸部心臓外科)としている所もある。日本胸部外科学会では、胸部外科は大きく分けて心臓血管外科、呼吸器外科、食道外科から構成されると定義している[1]。